26w3d ウテメリンについて
26w1dで妊婦健診を受診、
子宮頸管長19mmで切迫早産と診断され
現在入院3日目です٩( 'ω' )و
今日は張り止めとして処方された「ウテメリン」について。
ウテメリンは子宮収縮を抑制する働きのあるお薬ですが、
日本と同じ先進国であるEUでは現在
使用禁止されています。
アメリカでは
承認さえされていません。
でも日本では妊娠中の張り止めといえば「ウテメリン 」。
この副作用は
💊動悸、息切れ
💊手が震える
💊頭痛
💊吐き気
💊血糖値が上がる
など…
実際私もウテメリンを飲むと
心拍120まで上がり、手が震え始めます。
夜は夕食後1錠、寝る前1錠で計2錠飲みますので
翌朝は頭が痛くて起き上がれないことも。
吐き気も強く出るので食欲はありませんでした。
副作用はもちろんですが
欧州で使用禁止された理由はもっと怖いです( ;∀;)
💊胎児の心筋懐死が報告
💊5歳になった時の喘息誘発率高が報告
💊妊婦のショック死の死亡例あり
「ウテメリン」は商品名で、これは
「塩酸リトドリン」というβ2刺激薬の一種。
本来は喘息の薬です。
喘息では収縮した気管支を拡張するためにβ2刺激薬を使用していますが、
β2刺激薬の中でも
その作用が比較的子宮だけに限られるという名目で厚労省が早産治療薬として認めたのが
「塩酸リトドリン」です。
そしてこれが「ウテメリン」という商品名で発売されているのですね。
早産の治療薬は国によって承認されている薬が異なります。
日本では「塩酸リトドリン」と
「硫酸マグネシウム」の2種類のみ。
この「硫酸マグネシウム」も
「塩酸リトドリン」よりも強い心臓毒性などの副作用があることが知られています。
世界中で使われている薬理学の教科書には
子宮の収縮を抑制する方法として
6種類の薬があると書いているようですが
早産治療薬として効果があって副作用も少ない薬
と科学的根拠を示された薬はなく、
各国でその選択や位置づけは異なっているようです。
つまり、
早産治療には、ベストな薬がない
といえます。
にもかかわらず、「ほかに選択肢がない」「保険適用になっているから」という理由で、
塩酸リトドリンは
多くの産科で使用されています。
下記のように話す産科医も。
↓ ↓ ↓ ↓
「切迫早産に対する緊急処置としては有効なので、この薬がないと産科医は困る。
ただし、子宮収縮抑制薬であって、予防薬ではない。
最後の切り札という位置づけで、安易に投与するべきものではないだろう。
そのため、本来はおなかの張りの強い人に入院して点滴で投与するものであって、
外来で予防的に内服薬を長期間処方するのは好ましくない」
* * * *
私が初めてウテメリンを処方されたのは妊婦健診の時でした。
21週でお腹の張りが増え始めたものの
子宮頸管長は41mm ありました。
「張り始めたら安静にしてね」と言われましたが
立ち仕事の多いワーキングマザーにそんなことは不可能です(*^^*)笑
「41mmあれば大丈夫かな〜」と思い、
いつもと同じ生活をしていたところ
2週間後の健診では35mmまで短くなってしまいました( ;∀;)
この時点でウテメリンが処方!
その後も動けないほどのお腹の痛みが数回あったものの
病院へ電話すると「ウテメリンで対応」とのことだったので
そういうものなのかな、と思っていました。
でもこれは「予防的処方」だったのですね。
ウテメリン処方されるくらいなら
「絶対安静」と言って欲しかったです。
そうしたら
26w1d で子宮頸管19mm
母体緊急搬送の可能性ありとまでは
言われなかったのではないかと思います> <
そして、入院すればウテメリン漬けです。
早い段階で自宅安静と言ってもらえていれば
自分の置かれた状況を理解して
もう少しお腹の赤ちゃんと向き合えたのかなと思います。。
ですので!私は全妊婦さんに
妊婦さんが周りにいる人に
声を大にして伝えたい。
ウテメリンより絶対安静。
お腹張ってると思ったら絶対安静。
おかしいと思ったら絶対安静。
絶対安静安静にするだけで
切迫早産はかなり予防できると思います。
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