自分を信じる瞬間
世の中が謎のニュースに包まれ、騙術のように気色悪い支持がSNSやメディアに溢れ返る中で、貴重な、ありがたい体験をした。
そう、「まやかし」。
しかし私の周りはみな欺瞞の中にいて、まさかフェイクとは思わず「ウソでしょ…」「こんなに物騒だなんて怖い…」「そんな…」という人ばかりなのに驚いた。
いや、それに警笛を鳴らしている人ばかりを見聞きしている私がいわゆる変人なのだろう。
まぁ私のそんな思いや感情はあまり面には出さないのでいたしかたないし、こんな内容を自由に会話できない空気なのはわかっているから私も話さないのだけれど。
ただ、最近かなり信頼し好意さえいだいていた相手もやはりまやかしの中にいて、信頼も、好意も、その人の言葉一つで一気に冷めてしまった。
そして自分の、人の見る目の無さを呪ったり。
今までの経緯や感情は何だったのだろうと考えたり。
結局、自分を信じるしかないんだと思った瞬間だった。
そしてこんな経験は、過去に何度もしてきたんだった。
それに私が相手を失望させたり一気に冷めさせたりしたことも多々あったのだろうな、と若い頃の言動を改めて反省する、
7月の夜更け。