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「経済力学」~熱力学経済論が人々の経済の理解度を大きく上昇させるその理由~その6

 §5. 日本銀行の黒田東彦総裁は果たして本当に有能な仕事をしたのであろうか?

 日銀の黒田総裁の大きな失態は、数多くあるが、決して褒められる仕事は、私は、全くしていないと、私は、思わざるを得ない。

 まず、日銀の黒田東彦総裁の失態は、金利をまったく上げてこなかったために、潜在的インフレをまったく抑制してこなかったことで、潜在的インフレを見逃し、国際協調が失われてから、すぐに、日本経済にスタグフレーションを引き起こしたこと、また、マイナス金利の導入により、日本経済を逆流させ、日本国民自体が、大きな金銭的損失を被ったことであろう。つまり、私たちの給料さえ、どんどん下がっていくような状況を作り出したのは、日銀の黒田東彦総裁本人の仕業なのである。

 そして、また、異次元緩和により金(ゴールド)の価格の高騰を招いたが、金を全く買わない人でも、金の高騰による、お金の価値自体の下落により、多大な金銭的損失を被っているのだ。なぜならば、現在の金の価格は、10年前の約3倍にまで高騰しているとすれば、私達の収入は、約3分の1に目減りしていることになるからである。

 そして、その目減りした私達の収入は、一体、どこに消えたのかと言えば、日銀が、国債の購入に充てたり、また、ETFやJ-REITに投資を行い、その目減りした分の私達の収入を、国の借金の形に差し出し、ETFや不動産投資信託の購入を通して、ただ、国や、富裕層の人間や、上場企業に対して、すべてを、献上してきたことになるのだ。

 そのような、ろくな仕事もできない、日銀の黒田総裁は、私は経済的にも全くの無能であったと思わざるを得ない。それだけでは決して済まず、とんでもない失体をしでかしたとしか言いようがないのだ。

 それは、お金が仕事をすることで、経済というお金の流れは、成長していくのであり、しかしながら、この三十年余りの間、日銀が、ゼロ金利、マイナス金利と異次元緩和の導入により、お金のする仕事を、抑制してきた結果が、今日の日本経済が衰退してきた、大きな理由になったのである。

 そして、そのような、日本経済を衰退させてきた張本人が、決して有能であるはずがないというのが、私の出す答えである。

 日本がこれまで30年余りの間ずっと苦しみ続けてきた、デフレ状態は、日銀が自ら作り出していたという事実を、ここで述べたいと思う。

 日銀がバブル崩壊後すぐに導入したゼロ金利政策、そして続けて行ったマイナス金利政策によって、この30年余りの間の日本のデフレ状態は作り出されていたのである。

 それは、なぜならば、お金のする仕事がゼロの状態、そしてお金のする仕事がマイナスの状態を、ずーっと、この30年間に渡って、日銀が継続してきたためである。つまり、お金の価値が全くない、ゼロの状態、また、お金の価値がゼロ以下のマイナスの状態を、日銀がずーっとこの30年間に渡って継続してきた結果が、今日まで、日本がデフレ状態を脱せなかった原因であったのである。そして金利をゼロ、ゼロ以下の状態を続けてきた結果、お金のする仕事もどんどん減っていき、その結果、日本は、デフレ不況に陥って、デフレ不況から全く脱することができなかったのである。

 つまり、お金の価値が高いために、デフレが起こっていたのではないのである。お金の価値が全くないために、物価が下がってデフレ状態を引き起こしていたというのが本当の事実なのである。

 なぜならば、今のようにモノが溢れた時代において、お金の価値が低すぎたために、モノを売るためには、それ以上に価格を下げなければ売れないためである。日本がこれまで苦しみ続けてきたデフレ状態は、そのようにして起こり得たデフレ状態であったのである。そして、お金の価値が高い時のデフレよりも、お金の価値が低くして起こるデフレの方がよっぽど致命的なデフレなのだ。

 つまり、お金がする仕事量は、金利が左右しているのである。お金自体が全く仕事をしないのであるから、物価も下がり、労働者の給料も減り続けていったのである。つまり、私たち国民の収入をどんどん奪っていったのは、日銀の仕業であったことになるのだ!!

つまり、日銀の仕業によって、私たちの生活はどんどん貧困化していったのである!!  

 そのうえ、日本政府が、消費税をどんどん増税していった結果、日本経済がマイナス成長に陥り、どんどん衰退していったのである。

 このような、あまりにも簡単な、デフレから脱せなかった事実を、これまで、全くわからないふりをして、行い続けてきた、日本の大臣たちや、歴代の日銀総裁職に就いてきた人間たちが、自らは、高給をせしめてきた事実を、日本国民はどのようにとらえなければならないのか?

 こんな、本当にろくでもない仕事しか、全くしていないのに、この日本で、最も給料の高い職業であるという事実に、日本国民は、心底まで、怒りを覚えるに違いないと思う。

 そして、このような、心底までおかしな日本の現実に対して、この現実を、日本国民は、必ずや、変えなければならないのではないだろうか?と、私は思わざるを得ないのだ!!

 さらに言えば、日銀の黒田東彦総裁が行ってきた仕事と言えば、はっきり言ってただの老害でしかなかったのである。

 日銀の黒田総裁が、日本経済に導入したマイナス金利と異次元緩和についてだが、この二つの金融政策ほど、日本経済にも、私達の懐にも、マイナスをもたらしたことはないと言えるほどの愚策であったのだ!!

 まず、日銀の黒田総裁が行った、マイナス金利政策によって日本の経済がデフレ状態から全く立ち直ることができずにいたという事実について述べるが、マイナス金利という政策によって、日本円の価値はマイナスにされたことになる。つまり、日本円の価値はゼロ以下になったということなのである。

 お金には自己増殖機能という機能があることは皆さんもお判りだと思うが、銀行に預けておけば、お金自体が仕事をして、本来であれば、増えていくのであるが、この日銀が行い続けてきた、ゼロ金利、マイナス金利政策によって、お金が全く増えない状況になったのである。つまり、これは、お金のする仕事が抑制されていたということになるのだ。

 それによって、お金のする仕事は、交換でしか得られない状況を作り出したことによって、お金(日本円)の価値が激減していたために、物の値段をそれ以上に下げなければ、全く売れない状況になり、デフレ状態が全く改善できない状況を、日本銀行自らが、作り出していたのである。

 そしてそのことに、全く気づくことなしに、日銀の黒田総裁は、ただ見過ごして、物価が上昇するまで、長年に渡って、ずーっと、ただ、待ちぼうけしていた状態であったことになる。

 つまり、日銀の黒田総裁は、はっきり言って、経済を見る力も、判断力も全く足りない、ただの、木偶の坊でしかなかったということなのである。

 そして、異次元緩和についても、私は、きちんと述べるが、異次元緩和によって、金の価格が高騰したことは、皆さんもご存じであると思う。

 異次元緩和により、金(ゴールド)の価格の高騰を招いたが、金を全く買わない人でも、金の高騰による、お金の価値自体の下落により、多大な金銭的損失を被っているのである。なぜならば、現在の金の価格は、10年前の約3倍にまで高騰しているとすれば、私達の収入は、約3分の1にまで、目減りしていることになるからである。

 そして、その目減りした私達の収入は、一体、どこに消えたのかと言えば、日銀が全て、国債の購入に充てたり、ETFやJ-REITに投資を行い、その目減りした分の私達の収入を、国や、富裕層の人間や、上場企業に対して、ただ、献上してきたことになるのだ。

 この事実は、明らかに、日本の中央銀行である日銀と日本政府が、日本国民を騙し続け、私達、日本国民の本来の収入を奪い、その、国民から奪ったお金すべてを、国の借金の形に充て、不動産投資信託やETFの購入を通して、国や上場企業や富裕層に対して、ただ、資金の横流ししてきただけであるという、日本の国の主導者自らが行った、国家犯罪行為であったことになる。

 つまり、安倍晋三元首相は、アベノミクスによって、このような、明らかな国家犯罪行為を主導して行った、犯罪者であったということになろう。 

 そして、かの国務大臣の経験者である、竹中平蔵氏は「若者には、貧乏になる自由がある」「貧乏人が金持ちの足を引っ張るな」などと、平気で言ってのけていた背景には、このような国家主導者達による、明らかな、国家犯罪行為が、あったことになるのである!!

 

 そして、私達は、公務員の違法行為に対しては、国家賠償を請求できるのである。

 つまり、この国家犯罪の責任は、すべて、今の与党にある。

 私達、日本国民の損害金額は、これまで、日銀が、国債の購入や、ETFやJ-REITにつぎ込んだ、莫大な金額に等しいため、日銀が、これまで、国債の購入、ETFやJ-REITにつぎ込んだ金額をすべて、日本国民全員で、日本の国に対して、請求できる権利が、我々、日本国民にはあるのだ!!

 そしてその請求の方法については、2通りの方法があると思う。裁判によるか、請願によるかの2通りである。

 私は、国と争うまでもなく、国への請願による国家賠償請求が、最も効果的な方法であると思う。

 しかし、国がこのような国民に対する罪を認めざるを得ない状況を、世論によって作り出すことが必要不可欠ではあると思う。

 


 ここから先は、経済力学エントロピーについて述べることにしたい。


 経済力学エントロピーを次のように表せる。

⊿edS = ⊿WM / G

[⊿edS:経済力学エントロピー,
   ⊿WM:お金のする仕事量の変化,
     G:お金の絶対的価値ゴールド]

 この経済力学エントロピーの定義式において、右辺の分母である G:お金の絶対的価値ゴールドの値が高騰した場合は、お金を経済で流すエネルギーである経済力学エントロピー⊿edS自体が、減ってしまうことが、この定義式から理解できると思う。

 そして、お金の価値は、お金のする仕事量 / G であるため、お金のする仕事が一定であれば、お金の価値自体も減ってしまうことになるのである。


 つまり、金利もゼロ以下の状態で、お金のする仕事が極端に減っているところに、さらに追い打ちをかけて、異次元緩和というお金の価値をさらに減らす行為に出たために、日本経済でお金を経済において流すエネルギーである経済力学エントロピー自体も非常に小さくなり、日本経済が経ちいかなくなった原因を、またもや、日銀自らが、作り出したと言えるのである。

 このような、心底まで、日本経済が経ちいかなくなる原因を、日本銀行自らが作り出していた事実が露呈されたことになるが、このような日本経済において、日本経済が経ちいかなくなるような原因を作り出していた張本人が、日本で、最も高い給料を、むさぼり続けていたことになるとは、これまで、だれも気付かなかったことであろう。

 しかし、それが現実なのである。

 このような現実を知って、日本国民が怒りに燃えるようでなければ、私は、絶対にならないと思うが、このような心底まで、経済的に無能な仕事しかできなかった、日銀の黒田東彦総裁に対する、はなむけの言葉など、決していらないと、私は、思わざるを得ない。なぜならば、黒田総裁自身は、日本国民全体から罵声を浴びせられて当然と思えるような仕事しか、実際にしていないからだ。

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ひーろまっつん(松尾浩一)
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