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クッキーづくり

ある日の夜、もう寝ようかという時間に長女が「パパ、明日クッキー作りたい」と言ってきました。

「いいよ。明日はパパおうちのお仕事(在宅勤務)だから、お昼休みに材料買いにいって準備しておくよ。幼稚園から帰ってきたら作ろう」

そう約束してその日は就寝しました。

そして翌朝、起きてくるやいなや「パパ、今日クッキー作るから忘れないでね」と長女。そうとう期待してるみたい。

忘れないとは思ったけど、万が一忘れたらダメージが大きすぎます。その場でスマホを取りにいってリマインダーを起動。お昼休みの時間に「クッキーの材料」をセットしておきます。

これで大丈夫。

お昼休みに準備

お昼休みになると同時にスーパーへダッシュ。通常の買い物のついでにクッキーミックスと卵を購入。薄力粉にグラニュー糖を混ぜて作ってもよいのですが、今日は限られたお昼休みの時間内に生地を作っておかなければなりません。

計量の時間を短縮するため、今回は迷わずミックスを選択。

帰ってから急いでプレーンとココア2種類の生地を作り、冷蔵庫に入れておきます。クッキーミックスのおかげでバター以外の材料を計量せずにすみました。

結局時間がなくなりお昼ごはんをかき込むことになってしまいましたが、無事に準備が終わったことだしまあいいでしょう。

いざ、クッキーづくり

夕方、仕事終わりの妻と一緒に子どもたちが帰宅。

帰ってくるなり「パパ、クッキー作るよ!」とはりきっている双子。朝まではこの件に反応をしめさなかった次女も乗り気です。

忘れずに準備しておいてよかったー。

冷蔵庫から生地を出して半分に切り、それぞれ伸ばしてあげます。双子は手を洗って自分たちでクッキーの型を準備。

双子が型を抜いている間にオーブンを余熱しておき、型抜きがおわったクッキーをオーブンに入れて待ちます。

15分後、クッキーが焼き上がりました。長女が抜いた型のクッキーは長女のお皿に、次女の分は次女のお皿に取り分けます。ここはクレームの対象になりやすいところなのでぬかりなく。

子どもたちが寝た後に残った生地でクッキーを焼きながら、お昼休みバタバタだったけど準備しておいてよかったな。

…なんて思っていたのですが、不意に1週間ぐらい前のできごとを思い出しました。

1週間前になにがあった?

1週間ぐらい前でしょうか。夕ご飯を食べ終わったぐらいの時間に、長女が「今からクッキー作りたい!」と言い出しました。

あいにく家に材料はなく、これから買いに行くにはちょっと遅い時間。

「材料がないから今日はできないよ。また今度ね」

といったところで簡単に納得してくれるわけもなく、「やだ!今から作って!」と怒り出します。

「いきなり言われても材料ないし、今から買いにはいけないよ。もし作りたいんだったら、もうちょっと前に言ってほしいな」

その後も怒ったり泣いたりすねたりしていましたが、結局その日はそのまま終了。

何気ないやり取りからいろいろ学んでいるのかも

今思い返してみるとひょっとしてこれ、1週間前にいきなり「クッキー作りたい」と言ってダメだったことから学んで、今回は前日の夜に言ってくれたのかな?

そのときはいじけて全然納得してくれていなかったように見えたけど、長女は長女なりに言われたことを消化して、今日はいきなり言ってダメだったから次は早めに言おう。とか思っているのかも。

もちろん全然違う可能性もありますが、そういうことにしておこう。

何が心にひっかかるかわからないから、子どもたちにかける言葉には気をつけないとな。残ったクッキーをつまみながらそんなことを考えました。

おしまい

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