MZDAO(エムズィ・ダオ)は怪しいか

第2次メンバーの募集が開始されたMZDAO(エムズィ・ダオ)について、「なんか胡散臭くない?」と思われている方もいるかもしれません。

かく言う私も、初期メンバーの最初の募集の際は、疑念をぬぐい切れず参加を見送り、その後の追加募集時に、「やっぱり気になるので、あとで後悔しないよう、社会勉強のつもりで数か月だけでも参加してみよう」と考え、9月からメンバーになりました。

それから約1か月間体験し、そこから学ぶことも多かったので、いま皆さんが感じているかもしれない以下のような懸念について、私の率直な考えを綴っていきたいと思います。

(懸念1)MZDAOメンバーが一斉に第2次メンバー募集活動を行っているが、怪しいビジネスをやろうとしているのではないか。
(懸念2)前澤さんは、年間営業利益100億円以上の事業の年内立ち上げを目指しているようだが、一体どんな事業なのか。
(懸念3)毎月の会費500円はどう使われるのか。
(懸念4)本当に20万人以上のメンバーが集まっているのか。
(懸念5)DAO(分散型自律組織)の名称を使うからには、そのような意思決定システムが採用されているのか。

では、早速一問一答形式でいきましょう。(なお、あくまで一個人としての見解です。)

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(懸念1)MZDAOメンバーが一斉に第2次メンバー募集活動を行っているが、怪しい事業をやろうとしているのではないか。

→そのような懸念を抱くのは理解できます。MZDAOでも、第2次募集に際してどのようなやり方が良いのか、風評被害が出る恐れはないか、といったことが議論された結果、いまの第2次募集の形となりました。

もし皆さんもメンバーになって、過去のMZDAO内の議論をご覧になれば、そのことが分かると思います。

事業の内容については次の一問一答をご覧ください。

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(懸念2)前澤さんは、年間営業利益100億円以上の事業の年内立ち上げを目指しているようだが、一体どんな事業なのか。

→いままさに絞り込み中です。どういうことかというと、9月にMZDAO内で、営業利益100億円以上の事業アイデアの募集があり、MZDAOメンバーから、16,648件(!)の提案がありました。

現在、前澤さんが事業提案の読み込みを進めており、この段階で20件程度に絞り込まれる予定です。そのうえで、MZDAOメンバーも参加のうえで新規事業の更なる絞りこみを行い、年内にも事業をスタートさせることを目指しています。

つまり、第2次メンバーになることで、営業利益100億円事業のスタートアップに関与することが可能です。こんな経験、なかなかないですよね。

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(懸念3)毎月の会費500円はどう使われるのか。

→これ、気になりますよね。MZDAOによれば、現在24万人のメンバーがいるということなので、毎月24万人×500円=1億2千万円、年間にして14.4億円の収入がある計算になります。

その使い道は、MZDAOの運営費に充てられているようです。MZDAOは従来の会社の形態を伴わないとはいえ、ネット環境を整えたり、前澤さんとメンバーの間をつなぐ架け橋を担うスタッフさんも少なからずいるものと推測します。

月500円、年間6000円の会費が高いと考えるかは、人それぞれです。私は、MZDAOへの参加は、①1兆円企業を創業した前澤さんから経営ノウハウを盗み取るチャンス、②Web3.0やDAOについて走りながら学ぶチャンス、③MZDAOへの参加を通じて日本を変えることに貢献できれば良い、ということで、自分を成長させるための必要経費であり、もし将来的にビジネスがうまくいって月500円の会費を回収出来たら万々歳、程度に考えてます。(経済的なリターンに大きな期待はしないようにしています。)

もし、月500円の会費を払うことで、何もせずに大きな経済的リターンを得たい、と考えるようでしたら、MZDAOへの参加はやめたほうが良いと思います。なぜなら、たとえ年間営業利益100億円の事業を実現できたとしても、仮にその時のメンバーが100万人であれば、均等割りすると一人当たり年間1万円のリターンです。MZDAOの新規事業が失敗するリスク(その場合はリターンはゼロ)もありますので、1万円はリスクに見合ったリターンとは思えません。(当然、差し引き4000円の利益だけでは生活もできません。)

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(懸念4)本当に20万人以上のメンバーが集まっているのか。

→メンバーがいま何人なのかは、メンバーからは分からない仕組みになっています。(この改善はMZDAOの今後の課題です。)

他方、前澤さんが2~3日に一回のペースで記事を投稿され、それに対してメンバーが一行うコメント(一投稿に対して一回のみ)数が、多いケースではアンケートの回答数が15万件、記事へのコメントが6万件あったので、メンバー全員がアンケートへの回答やコメントを行うわけではないことを勘案すると、実際にかなりの数のメンバーがいると推測されます。

なお、MZDAOに参加されている方(ほぼ皆さん匿名での参加です)は、コメントのやり取りはとてもポジティブで、それでいて三者三様の意見が出て、各自の意見が尊重される雰囲気で、非常に心地良いです。

個人的には、MZDAOのメンバーになって、自分が所属する新しいコミュニティがもう一つ出来たことが、一番良かったことかもしれません。

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(懸念5)DAO(分散型自律組織)の名称を使うからには、そのような意思決定システムが採用されているのか。

→こちらも気になる点だと思います。MZDAOはDAOではないので(少なくても現時点では)、物事を決める際にMZDAOメンバーにより平等に意思決定が行われるわけではありません。

イメージとしては、前澤さんがファシリテートして方向性を提示し、時にはアンケートをとったり記事へのコメントの内容からメンバーの意見をくみ取って方向性を軌道修正しながら、あくまで前澤さんによる意思決定のもとで進んでいきます。

これには色んな意見があると思います。私は、事業提案を絞り込んだうえで実行に移される際には、前澤さんが少なからず自己資金を投じてスタートアップを図るようなので、圧倒的に高いリスクを取る前澤さんが意思決定を主導するのは、まぁそうかなと思っています。

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(まとめ)
まだちょっと怪しさを感じるものの、MZDAO気になるなぁ、という方は、例えば2022年10月から12月の3か月間(すなわち1500円)でリアルなスタートアップイベントに参加するくらいの感覚で、まずはMZDAOのメンバーになってみては如何でしょうか。

その間、16,648件の事業提案から前澤さんが20の新規事業を絞り込み、そこから一つの事業を選定し、年内に事業を立ち上げるところまで関与できますので、スタートアップ当初のワクワクだけ体験し、「自分には合わない」と思えば、いつでも退会することが可能です。

第2次メンバー募集のリンクは以下のとおりです。

最後までお読みいただき、有難うございました!

ひろまさ

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