読書会のススメ
はじめに
今回の記事は、特に天理教の方にオススメする稿本天理教教祖伝の読書会についての記事です。
「こうやったらいいよ」という方法論ももちろん書いてゆきますが、
◼️読書会の始め方
◼️読書会の運営の仕方
だけではなく、
◼️教えに基づく読書会のあり方
◼️読書会を運営する上でのマインドセット
などの、運営や参加する上での心構えもなるべく丁寧に書いていきます。
また、
◼️こんな嬉しいことがあった
◼️こんなことが期待できる
などの、始めるにあたって先を楽しめるようなことも、具体的な体験談をもとに書いていきます。
この記事の無料部分を読むだけでも、どうやって読書会を運営できるのか、心構えをどうしたらいいのか、どのような信仰的成人が期待できるのか、参加者のみなさんがどのように変化されるのかが、わかる記事となっています。
さらに詳しく知りたい!と思われる方や、応援します!という方は、是非有料部分もお買い求めください!笑(商魂)
こんなあなたにオススメ!
読書会のススメは、下記のようなかたにオススメします!ちょっと気になった方は、ぜひ読んでみてください!
たとえば…
こういった思いを持っておられて、模索しているかたには、とても役に立つ内容になっています。また、
といった悩みを持っておられる方も、最初の一歩が踏み出せる内容となっています。また、始めるのと同じだけ、続けてゆく工夫も大切です。始め方だけでなくて、上手に運営してゆくためのアイデアも書かれてありますので、無料部分だけでも楽しんでいただけたらと思います!
意識するところがわかると、コツがわかってきます。コツがつかめるようになると、意識せずともできるようになります。自転車が乗れるようになると、なにも意識せずに運転できるのと同じように。本記事を読むことで、なるべく早くコツがつかめるよう工夫してあります。
◎読書会をはじめる前に準備しておくこと(書籍編)
新しいことをはじめるにあたっては、必要なことを準備しておくことが大切です。この章では、具体的に準備しておくものや、準備しておきたいマインドセットなどを書いていきます。
準備しておく本
この記事で紹介する書籍は、現在天理教道友社で販売されているものばかりです。一般人が手に入れられないような本は紹介していません。道友社Web Storeからも購入することができますし、おやさと書店でも購入できます。また、Amazonでも売っています。
①の稿本天理教教祖伝は、そのための読書会なので必須です!笑
②の逸話篇も準備しましょう。稿本天理教教祖伝のはしがきに
このように書かれてあります。
こういった性質をもっている関係上、月日のやしろとしてのお姿をかなり正確に遺されている書物です。
しかしその性格上、理を明らかにすることに重きを置いているため、寄り集まった人たちのと具体的なエピソードが、若干少ないように感じることも事実です。
その部分を補ってあまりあるのが、②の逸話篇です。①は、月日のやしろに定まられるところから書き出してあり、その後生い立ち、道すがらと続いてゆきます。しかし②は、ほぼ時系列で書かれてあります。①を主体として読み進めながら、適宜②のエピソードを加えて読んでゆくと、月日のやしろとしての理を浮かび上がらせつつ、ひながたの親としてのお姿も炙り出されてゆきます。
①②に関しては、参加者全員マストです。
③のひながた紀行に関しては、全員マストではないです。一人でいいので準備できたら最高です。教祖110年祭のお打ち出しがあった年に出版された本で、当時の天理教の教学者4人が、知恵を突き合わせて書かれた珠玉の内容です。
①②が教科書、③は参考書です。当時の時代背景がかなり詳しく考察されていて、教祖伝を読んでいるだけでは知り得ない風習や語句の意味が深められていますので、教祖伝の理解を促進する副読本として準備しましょう。
③も全員が準備できればいいのですが、最初からあれやこれやと準備物品が増えると、はじめるハードルが高くなりますので、無理に用意しなくても結構です。
①②に関しては、お道の信仰者はすでに持っている可能性が高いので、準備するハードルはそれほど高くありません。③は、やっているうちに欲しくなった人が各自購入したらいいと思います。
準備しておくとより理解が深まる本
この章で紹介する書籍は、なくても結構です。あれば、ご在世時代の雰囲気が炙り出されますが、準備のハードルがあがりそうなら、ここは飛ばしてください。
簡単に紹介します
④は、稿本天理教教祖伝を出版するにあたって開かれた講習会の記録の抜粋。10日間にわたる二代真柱様のお仕込みを中心に構成されていいて、教祖伝にどのような思いが込められているかが書かれてあります。
⑤は、おやさまの玄孫である中山慶一先生が、天理時報とみちのともに連載されたものに加筆訂正された名著が復刊したもの。教祖伝研究に長年従事された、中山家の血筋ならではの深い内容となっています。
⑥は、みちのだいに5回にわたって掲載されたものに加筆し出版された本です。おやさまがお示し下されたひながたを、できるだけたくさんの人たちに伝え、陽気ぐらしの世を実現したいという著者の思いがあふれている書物です。著者は二代真柱さまのご子女で、御分家へ嫁がれた方です。
何度も言いますが、スタート地点で無理に準備する必要はありません。教会や家庭にもしあれば、目を通してみてもいいでしょう。使えそうなら使ってもいいですが、最初からあれもこれもとやりすぎてしまうと、はじめられなくなりますので。あくまでも参考に載せました。慣れてきて軌道にのってきてからでも、全然遅くはありません。
◎読書会をはじめる前に準備しておくこと(ハード編)
さて、準備する本がわかりました。本だけあってもはじめられませんので、ハード面で準備するものを書いてゆきます。
参加者について
実は、参加者がいないとはじめられません。当然ですが笑
さて、3人以上と書きましたが、実際にはふたりでもできないことはないです。ただ3人いたほうが、読み進め考察を深めてゆくのに、深さがまったくといっていいほど違ってきます。ですので、思い当たる人がふたり以上いるのがベスト。どうしても一人しか思い当たらない場合は、ふたりで開催してみましょう。できれば3人以上がいいですね。
一点注意しておきたいことがあります。それは、無理に参加者を増やそうとしないことです。
どうせやるなら一人でも多くの人に!って思う人もおられるかもしれませんが。その考え、大きな落とし穴となるかも…。
賑やかになることはいいことです。しかし、あまり参加に前向きでない人を誘いすぎると、読書会の雰囲気がそこまでよくならなかったり、考察が深くなりにくかったり。ですので、特に最初は多くても10人以内で開催するのがベストです。
おやさまも、「狭いのが楽しみ」と教えられました。数に囚われないようにすると、質が上がってゆきます。質が上がると、自ずから誘いたくなる場となります。自然と人を呼びたくなる場を作る。この意識を大切に、最初は狭くはじめましょう。
開催場所について
開催場所は、ふた通りあります。リアルに集まってする場合と、オンラインを利用する場合とです。
オンラインサービスについて
どのサービスを使うかですが、以下にいくつか参考例を載せておきます。
その他Google meetなどもありますが、使いやすさを考慮すると、zoomが一番です。上記のふたつを軸に、どの媒体を使うかを考えましょう。
zoomもLINEミーティングも、パソコンでもスマホでも参加することができます。なので、耳だけ参加も可能ですし、画面で見ているものをシェアしやすかったりと、なにかと使い勝手がいいです。
zoomは、有料版ならばなにかと揃っている。LINEは、とにかくユーザーが多いので手軽にはじめられる。どちらもメリットはありますので、一度使ってみてどんな感じかを肌で感じてみましょう。
◎読書会をはじめる前に準備しておくこと(マインドセット編)
読書会をはじめる前に心しておきたいことポイントを書いてゆきます。
準備編で書いてきたことに留意しつつ準備を進めてゆくと、安心して読書会をはじめることができます。
本、場所、マインドセット。準備するハードルは高くなく、その気にさえなれば、すぐにでも準備できます。また、参加者の人数を絞ることも、スタートのハードルは下がります。軽やかに準備を進めてゆきましょう。
◎読書会に期待できること
この記事で書いている読書会は、勉強会ではありません。どこまでも読書会です。準備編で書いてきたように、まず準備にそれほどの労力がかからないことが大きなメリット。勉強会となると、それなりの資料を作ったり集めたりが必要となります。しかし読書会です。しかも、課題図書があらかじめ決められてるパターンの読書会。さらには、課題図書を持っている可能性が高い人たちを対象に開く。かなりハードルが低いです。
さらに期待できることは、参加者の変化です。自分を含めて、参加している人たちの心がポジティブに変化してゆくのが、この読書会の素晴らしいところ。どのような変化があったのかを、具体例を用いて書いてゆきます。
主催者の変化
私自身が、オンラインで知り合った人たちが集まる読書会に参加者として参加していますが、その中に、私が誘った方が参加しておられ、自教会でも開催されるようになりました。
その辺の詳しい経緯はこちら。
私は最初、求めている人が集まっているから読書会は成り立つと思い込んでいました。ですので、実際に教会で開催されると聞いたときはびっくりし、開催しつつ上手に運営されている姿にさらに驚くこととなりました。
これを見ていて、求めている人だから成り立つという思い込みは霧散し、「自分が所属している教会でもできるのではないか?」と思うように。
で、ちょうどいいタイミングがやってきましたので、思い切って3人に声をかけて、開催することになりました。
開催しだしてなにがおもしろいかというと、教会内でおやさまの話が自然と出てくるようになったことです。つまり、天理教の教会内でひながたの話に花が咲くことになったんです。
あまりに当たり前かもしれませんが、よくよく振り返ってみると、業務の話はしていても、おやさまのお話を語り合うことは少なかった。それが、メンバーが顔を合わせると、自然と読書会の内容を語り合っていて、前回しゃべっていたけど疑問に思ったことなどが口をついて出てくる。こんなに幸せでたのしいことはないんですよね。
私がいない場所でも、ひながたの話になっていたことを耳にし、なんともいえないおもしろさも味わいました。
さらに、私は狭く深めようとしていたので、参加者を増やすことはまったく考えていなかったのですが、参加者の方が「この人誘ってもいいですか?」と聞いてこられました。ひながたを学ぶには最高の場所だと感じておられ、ちょうど教えを求めている人がいるから、とのことでした。
私は、直轄信者だけで、というルールを決めていたのですが、ちょうどそのルールの範囲内の人。はからずも、ともにひながたを求める仲間が増えたんです。これもおもしろい変化です。
天理教の教会で、おやさまのひながたを語り合う。当たり前のようで、実は当たり前ではないかもしれない。私の周りでは、当たり前ではなかった姿が見えてきたとき、なんともいえないうれしい気分になれました。
参加者の変化
参加者の変化も顕著に現れてきます。以下、耳にした変化を列挙していきます。
参加者にも主催者にも、両方にとって非常にポジティブな変化が見られるようになっています。
これは、どの読書会でも同じような変化がみられています。
読書会を主催する、また参加することで、
自分がたすかっている実感を得られる
陽気ぐらしができるようになる
積極的に教えを求めるようになる
ひながたの話に花が咲く
このような変化が期待できるのが、教祖伝の読書会なのです。
また、開催するハードルも
必要な本は稿本天理教教祖伝と稿本天理教教祖伝逸話篇の二冊のみ
ひながた紀行は一冊あればいい
オンラインでも開催できる
当日までに準備することは特にない
と、かなり低いです。これは、やらない手はないのでは?と思いますが、いかがでしょうか?
◎すすめ方
具体的なすすめ方は、輪読形式がベスト。ある程度の区切りまでを誰かが読んで、ほかの人は聞く。そして、感想を語り合う。
勉強会と違うのは、教える人がいないところ。教えるとなると、参加者の人よりも多くの知識が要りますし、それなりの資料の準備も必要。でも輪読形式だと、本以外に準備する必要は特にありません。みんなで読んで感想を伝え合う。そして、また次の人に読んでもらう。これの繰り返しで、ひながたが深まってゆくのです。
主催者の役割は、ファシリテーターです。
誰に読んでもらうか指名する
区切りで読むのを止める
感想を言ってもらうようにうながす
この役割をしていくだけ。あくまでもタイムキーパーであり、進行役であるだけです。開催にまでこぎつけたら、あとは参加者のみなさんと楽しくひながたを語り合う。自分が教えるのではなく、同じ参加者として一緒に楽しめるのが、この読書会の魅力です。
◎やり出してからの不安
ここまでは、始める前の問題について書いてきました。さて始めたのはいいけど、どうやって継続してゆくのか。この不安も当然出てきます。特に継続してゆくための工夫は必須です。
継続するために
この不安を解消する手立てを以下に書いてゆきます。
学校教育の影響を強く受けている私たちは、知識をまなぶことに重きをおいてしまいがちです。こうなると自分もしんどくなるリスクが出てきます。あくまでも読んだ感想をシェアし合う場です。
参加者が発言しやすいように。自分だったらどんば場所が居心地いいかな?というのをイメージしてみましょう。そんな場を作るように心がけさえすれば、また来たいと思えるような場になってゆきます。
と、ここまで読んでいただいただけで、十分に読書会がはじめられる内容となっているはずです笑ぜひ、勇気を持って開催してみましょう。驚くほど深遠なひながたの世界に、みんなで行けることでしょう。
さて、ここからは、より具体的なすすめ方について書いてゆきます。
自分自身が参加者として、また主催者として経験したことから気づいたことや学んだことをまとめてあります。
もっと具体的な方法を知りたい、気を付けるポイントを教えてほしい、著者を応援したいと思われる方は、是非購入していただいて、読んでみてください!
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