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自動運航船 Part2

今回は、自動運航船と自動運転車における特徴や運転環境の違いについてです。
それぞれの、物理特性、運転環境、開発関連の3点において色々と調べてみました。

まず、物理特性に関してです。
車の方が圧倒的に俊敏性が高いです。船は急発進、急停止、急旋回はできません。
それ自体の大きさの差もさることながら、海上と陸上という運転場所の違いが大きいです。
空気と水の抵抗の差であったり、地面と水面の摩擦との差であったりが大きな影響を及ぼしています。

次に運転環境に関してです。
車の方が、周囲に存在する他のモノ(他車、人、建物など)と接近した状態で運転がなされます。
これらは、先ほど述べた俊敏性の部分に起因するのでしょう。船は俊敏性が低い分、あらかじめ周辺物と距離を取っておかなければ有事の際に対応ができなくなります。
車も時に風に流されそうになる時がありますが、船は風や波の影響をモロに受けます。普通に流されます。
それらの影響も考慮した運航や他船との距離感が船の運転には求められてます。

まあ、そもそも論として、指標や規定はあれど海には明確な"道"が無いのも大きな差ですよね。

また車は、故障した際にも支援を受けやすいですが、船は海上のため近くに何もないことが多く孤立してしまうことも多々あります。
車ならばエンジンが止まれば動きませんが、船はエンジンが止まると波に流されます。
大惨事になりかねます。
もちろんそうならないように、錨は下ろしますが…

最後に自動化に向けた開発の概要に関してです。
まず自動車においては、センサーにおける自車周辺における空間認知や危機察知に、GPS技術による位置情報などを組み合わせた高度な自動運転技術を開発することが進められています。
また、事故防止のための運転技術支援も開発されています。

これに対し、船は運行に際し様々な作業分野に分かれており、それら全てを機械で補う必要があります。航海計画、操船、見張り、機関室 管理、貨物管理など分野ごとに安全性効率性の向上を達成するための技術開発が進んでいます。

船と車は共に自動化が進んではいますが、その大きさや運転環境の違いから、それぞれに対応した技術開発が求められています。
しかし、共に求められている技術もあるはずです。各業界が力を合わせいくことで、より良く、より早く自動化が達成できるのでしょう。

具体的な開発内容などに関しては、今後学習していきたいと思います。

研究や投稿内容にアドバイス、指摘等あればお願いします!
明日も何らかを投稿します。

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