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自動運航に向けた技術開発

題名の通りです。
進められている技術開発に向けて調べてみました。では、さっそく。

① 他船検出
必須項目ですね!
可視光カメラや赤外線カメラやAISデータなどを駆使して、周囲の船舶を検出します。ここまでは既存の技術でもカバー可能かと思いますが、赤外線カメラでも検出不可能な濃霧中や夜間における他船の検出が現在の取り組むべき課題として、高感度カメラやLIDAR技術が活用されています。

また、位置情報を共有できるアプリの使用も考えられています。
それらを使いGPS機能から、操船が行われるようになるのかもしれません。

②衝突回避
船舶の交通量が多い所、狭い海域など操船が難しい箇所において、その状況における様々なデータを分析し海難事故を誘発しないような航路を取るように造船を行っていく技術です。
これらには、過去のデータとも照らし合わせながら、環境に応じて船がどのような動きをするのかも考慮に入れる必要があるので、ビッグデータの解析も必要となってきます。

③自動離岸着
波や風の向きや強さ、センサー等を使い、自船と岸との正確な位置関係を把握しなければならない。また、アプローチを行うための入港角度、船体の軌跡などをAIが分析し実行していく必要がある。バウスラスターの有無、アヘッドアスターンの切り替えも重要になってくるだろう。それらを機械が全部やれるように、機器のアップデートは進んでいる。

④機関保全
船体の至る箇所にセンサーを設置し、船体各部の応力状態や負荷による疲労具合を可能にする必要がある。異音や熱もそれらを知らせる要因にはなるので、収集可能な情報を駆使できるようにしていく必要がある。
機関各部のデータを収集解析し、その運転状態から機器の限界使用時間や交換時期を推定していく必要がある。つまり、状態基準保全を確立する必要があるということである。

このように、
操船支援、機関保全
の大きく2種類の分野における、技術開発が行われている。
まあ、人間も航海士と機関士の2種類なので当たり前と言えば当たり前であるが。
これらの研究は、各メーカーや海運会社において、それぞれの得意分野を生かしながら行われている。

この様な最新技術に関するような、研究に携われていて自分は幸運だと思う。

研究や投稿内容にアドバイス、指摘等あればお願いします!
明日も何らかを投稿します。


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