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35歳会社員が複業に失敗した話
こんにちは。カフェを求めて街をうろついていたのに、気づいたらビールを手にしているそんな午後。控えめに言って最高ですね。
さて、今日はタイトルの通り私が複業に失敗した話を自身の振り返りのために書きたいと思います。
私のキャリアは某大手出版社の広告営業から始まりました。と言っても都会勤務は叶わず、1年目から地方の中小企業に飛び込み営業をするそんな日々。編集者になりたくて出版社(今では、その選択自体がそもそも世間知らずだったなと思いますが)に入ったのにも関わらず、営業をさせられる日々にもんもんとした私は28歳の時、ついに転職を決意。
28歳というのは、誰しも「転職」という言葉が脳裏にちらつくお年頃なのでしょうか。ご多分に漏れず私も、「転職するなら今しかない」というキャリアコンサルタントの方の言葉を真に受けて転職することにしました。転職先は、制作会社。採用広告から始まり、企業のブランディングなどを手掛ける会社でした。
従業員50名ほどの小さな会社ですが、新卒から大手で働いてきた私には、自分たちで自分たちのオフィスを掃除したり、会社の仕組みをいちから整えていくことがとても刺激的で、楽しい日々でした。ただ、制作の仕事は思ったより大変で。営業と違って、ゴールが見えないというのが一番大変だったなと、今振り返ると思います。何がゴールなのかも見えない中、制作ディレクターとして必死に働く日々が続き、ついに4年後、やりたかったクリエイティブの職種を諦めるという決断をしました。
32歳になった私は、今度は自分の「できる仕事」を探し出しました。仕事には「やりたいこと(will)」「できること(can)」「やらなければならないこと(must)」があって、私にとってクリエイティブの仕事はwillであり、canではなかったことを、実体験を持って身に染みて理解していました。
私にとってcanであること、それは営業の仕事に他なりませんでした。あれだけ嫌だと思っていた仕事をもう1度やらなければならないことは私にとって屈辱的な事実でした。しかし、自分で生きていかなければならない以上、仕事を選んでいる場合ではありませんでした。もしかすると他の選択肢があったのかもしれません。でも、その時の自分にとっては、それしかないように思えました。
なかなか本題に行き着きませんが、もう少しお付き合いください。
次回へ続きます。