好きなゲーム音楽をプレイリストでまとめてみました その2

前回に引き続き、好きなゲーム音楽を書いていきます。

前回も書きましたが、僕は音楽の専門知識はまるでないので専門的な解説などは出来ません。個人の感想の範囲です。悪しからず。

㊷ティナのテーマ(FF6) ★★★★★

悲しき宿命を背負った主人公のテーマ。切なさの中にも芯の強さを感じる曲です。物語の前半のフィールド曲。

㊸永遠に、レイチェル(FF6) ★★★★★★

冒険家の男の、元恋人を想う愛のテーマ。叙情的な旋律に幼いながら涙しました。

㊹スラム・シャッフル(FF6) ★★★★★

雨が絶えず降り続ける夜のスラムの怪しく危険な雰囲気が漂う一曲。行き倒れた人々、嘘つきばかりがうろつく路地、襲い来る悪漢などデンジャーさはまさにスラム。FF7のスラムはもっと危険なムードだった気がします。FF6で描いたスラムの在り方からさらに追及した結果かも?

㊺セッツァーのテーマ(FF6) ★★★★★★

飛空艇のテーマでもある。夢とロマン、スリルとサスペンスに生きる男のテーマです。彼はギャンブルを技にして戦う(ダーツ投げたりサイコロ投げたりスロット回したり)ので飛空艇の中にもカジノがあります……筋金入りですね!!

㊻リルムのテーマ(FF6) ★★★★★★★

絵描きの少女のテーマ。優しさの中に純真さを感じる曲です。楽器も、アジアの楽器? 独特な音色ですね。

㊼幻獣界(FF6) ★★★★★★★

幻獣と接触している時などに流れる。これぞ幻想……ファンタジーな雰囲気に浸りきれる曲です。

㊽魔列車(FF6) ★★★★★★★

死者の魂を霊界へと運ぶ魔の列車。そんなおとぎ話の世界にでも迷い込んんだようなシチュエーションでの曲。全体に静かで妖しい雰囲気がありますが、時折強く盛り上がるあたりが、悪霊も乗っているのだということをよく表しています。

㊾アリア(FF6) ★★★★★★★★

SFCのRPGの作中で、なんとオペラを演じて表現するという旧スクウェアのチャレンジ精神に脱帽。オペラの劇中でヒロインが愛する人を想い歌い上げます。
……ちなみに『RPGで演劇を表現してもいいんだ!!』と思った僕は、ずっと後に自作ゲームで演劇イベントを作りました。大変だったけど、作った甲斐はあった……のか???

㊿死闘(FF6) ★★★★★★★★★

作中でスケール、力ともに巨大なボスと闘う時に初めて流れます。敵の存在感もあり初めて聴いた時はただただ圧倒されました。

51仲間を求めて(FF6) ★★★★★★★★★

世界が一度巨悪に蹂躙され、絶望から立ち上がりつつ、文字通り仲間を求めて飛空艇を駆るシーンで流れます。どんな逆境にも立ち向かって見せる!! という強い意志を感じます。希望を求めて生きる為の不屈の意志。

52妖星乱舞(FF6) ★★★★★★★★★★

ラストバトル曲。敵が4段構成になっていて、楽曲自体も4楽章あり、サントラでの尺は何と17分半以上!! パイプオルガンの音が天から雷の如く降り注ぎ、乱舞する激しいメロディ。とてつもなく強大な原理の力に立ち向かっている感覚に幼いながらも鳥肌……きっと後にも先にも植松伸夫さんの全力の一曲だと思います。

53クロノ・トリガー(クロノトリガー) ★★★★★★★

『平成で最も優れたRPG』に選ばれた作品のメインテーマ。世界の命運をかけて時空を超える壮大な冒険活劇を文句なしに表現しています。

54みどりの思い出(クロノトリガー) ★★★★★★★★

どこか物悲しいながらもセンチメンタルな旋律が心の琴線に触れる……。悠久の時の流れや歴史のようなものを想起させます。

55風の憧憬(クロノトリガー) ★★★★★★

中世時代のフィールド曲。郷愁を感じる叙情的な一曲です。

56樹海の神秘(クロノトリガー) ★★★★★★

森の中を進む、タイトル通り神秘的でとても幻想的な曲です。同時に、森に潜む魔物などの不気味な息遣いを感じます。

57マノリア修道院(クロノトリガー) ★★★★★★★★

教会で流れる。曲自体の長さは僅か8秒程度のものをループしているのですが、ひと聴きで神聖でおこぞかな感覚になります。思わず祈りを捧げたくなりますね。

58時の最果て(クロノトリガー) ★★★★★★★★

冒険がある程度進むと、主人公たちの拠点とでもいうべき場所に辿り着き流れます。途方もない時の流れを経た後の、どこか空虚でくたびれ切った哀愁を感じます。

59錯乱の旋律(クロノトリガー) ★★★★★

魔王の居城、魑魅魍魎が巣食う暗いダンジョンの静寂と不気味さ、不安を呼び起こすような曲……魔や狂気が潜んでいるという感じにどこか惹かれます。

60魔王決戦(クロノトリガー) ★★★★★★★★★★

タイトル通り魔王との決戦! 普通魔王との戦いと言えば最後の決戦。でもこの作品ではそれに留まらない壮烈さを感じます。ひたすらカッコイイ!! の一言。

61歌う山(クロノトリガー) ★★★★★★★★★★

SFCの原作では未使用曲。のちの移植版などでは使用されたんでしょうか?(未確認) ややラピュタの『君をのせて』にメロディが似ている。
恐らく、主人公の仲間たちがある悲願を叶える為に登った山での重要なイベントに使う予定だったと思われます。ひたすら悲壮感が降り注ぐ曲。原作で使わなかったのはもったいなかったのでは……。

62時の回廊(クロノトリガー) ★★★★★★★★★★

古代時代、天上の国で流れるフィールド曲。これも幻想の世界に浸れるファンタジックな音楽……ただ聴くためだけに何時間と古代をうろうろしてたのも良い思い出です。

63サラのテーマ(クロノトリガー) ★★★★★★★★★

タイトル通り サラという物語のキーマンの曲。作中で流れる回数は少ないですが、これも幻想的であり、サラの優しさ、憂い、儚さを感じる印象に残る曲です。のちの彼女の運命は……続編のクロノクロスも読み解くとまさに流転の運命。

64黒の夢(クロノトリガー) ★★★★★★★★★★

この作品では厳密なラストダンジョンは存在せず、なんなら物語の途中でいきなりラスボスに戦いを挑むことも出来るのですが、強いて言うならこれがラストダンジョンの曲。敵の巣食う不気味な浮遊城ですが、どこか夜のバーにでも入り浸っているような、冷たく渇いた雰囲気で、妙に落ち着きます。

65世界変革の時(クロノトリガー) ★★★★★★★★★★

ラスボス第二形態のバトル曲です。壮大なタイトル通り、世界の命運を決する激しい戦いの第二幕です。強大な力を持つ相手に、戦っててひたすら『苦しい!!』という主人公たちの苦戦ぶり、せめぎあいが伝わります。

66カエルのテーマ(クロノトリガー) ★★★★★★★

王家に仕える勇者とも言うべき仲間のテーマ。ひたすら勇壮でカッコイイ曲です! さすが世界一カッコイイ両生類!!
そして勇壮な曲ではありますが、彼なりの過去への悔恨や満たされぬ想いがある本編では、誰もが彼に共感するでしょう。

67夢魔(ロマンシングサガ3) ★★★★★★

夢魔、という曲名通り夢の中を彷徨うダンジョン曲なのですが、とても幻想的な中にきらきらと輝くようなイメージの高音が鳴っているせいか、タイトルに反し何だか頭がハッキリしてくる曲ですw
リマスター版では暗闇の迷宮でも流れますね。
過去に想いを残したままの人の心、在りし日の後悔や『もしこうだったら!!』という過去への『もしも』希望と幻想。それでこんなにきらきらとした美しい曲調なのでしょうか……。

68水晶の廃墟(ロマンシングサガ3) ★★★★★

文字通り水晶があちこちに光り輝く廃墟の曲。廃墟というよりは遺跡のような感じで、あまり退廃的な印象は受けません。貴重なお宝と共に強力な魔物も巣食っています。

69四魔貴族バトル1(ロマンシングサガ3) ★★★★★★★★★★

世界を救う障害となる宿敵。その『影』との戦いです。とてつもなく強大な魔を相手にしているのにふさわしい熱い曲です。

70四魔貴族バトル2(ロマンシングサガ3) ★★★★★★★★★★

こちらはラストダンジョンにいる真の四魔貴族との戦い。作曲の伊藤賢治さんもこの曲には苦戦したらしく、なんとイントロだけで2分超え、イントロだけの作曲に2か月を要したそうです。
その労力に相応しく、強敵との戦いをひたすら熱く盛り上げます。

71ポドールイ(ロマンシングサガ3) ★★★★★★★★★

選んだ主人公によっては序盤に立ち寄る雪国の曲。叙情的で繊細なメロディはプレイヤーを夜の雪の街の幻想へと誘います。美しい曲ですが、そのすぐ近くには強力な吸血鬼が巣食う城がある……というのが、どこか虚ろげな雰囲気に繋がっているのでしょうか。

72術戦車バトル(ロマンシングサガ3) ★★★★★★

マッドサイエンティストが誤って暴走させてしまった魔力を帯びた戦車を、主人公たちも同じタイプのプロトタイプに乗って並走しながら戦うというスリリングな戦闘曲です。実際のレースゲームなどを参考にしたとか。戦車に戦車で体当たりしたり、戦闘不能になった仲間は無残に道に落ちてリタイアしていくのが実に緊張感があります。ライダーズハイ!!

73聖王廟(ロマンシングサガ3) ★★★★★★★

かつて世界を救いし聖人のお墓です。とても静かでおこぞかな雰囲気が場にピシィッと張りつめていますが、ただお墓参りの為でなく、中には聖王が設けた世界に危機が迫る時の為の試練があり、乗り越えた先に貴重な宝があります。

74サラのテーマ(ロマンシングサガ3) ★★★★★★★

こちらはクロノトリガーではなくロマサガ3のサラのテーマ。主人公に選ぶと街中で流れます。
彼女の慈愛に満ちた、でもどこか悲しげな優しいメロディです。彼女の途方もなく大きく悲しい宿命あればこそでしょう。

75更に闘う者達(FF7) ★★★★

プラットフォームがPSに移行できたから作曲できたのか、冒頭からバリバリのエレキギターが利いているボス曲。
僕はFF7をそこまでやりこんでないうえに、リメイクもまだ未プレイです。原作をやりこむか、リメイク1作目の完全版(今年6月発売だとか)をやるか……迷ってます。うむむ。

76J‐E‐N‐O‐V‐A(FF7) ★★★★★★

ジェノバ。この名を冠した敵と、それに蝕まれた敵とのバトルで流れます。最初のイントロのシンセ音が特徴的ですね。この曲が流れる敵はもれなく強敵……。

77再臨・片翼の天使(FF7AC) ★★★★★★★★★★

FF7の宿敵といえば片翼の天使! その中でも本編から2年後を描いたアドベントチルドレンの再臨・片翼の天使が一番好きです(厳密にはACは映像作品でゲームではないのですが一応)。シンフォニックメタルの曲調と禍々しい歌詞が激しい迫力となってバトルの緊張感を存分に高めます。

78戦え!アルカイザー(サガフロンティア) ★★★★★★★

タイトル通り、正義のヒーロー・アルカイザーのテーマ。アルティマニアシリーズに先駆けたスタジオベント作によるハイクオリティな攻略本・解体真書シリーズの中で『ほぼ趣味』の領域まで掘り下げたサガフロンティア裏解体真書というものがありまして、そこにはこの曲の楽譜も載ってます。
ゲームを遊んでいた当初は「おお、ヒーローのテーマか……」と受け取っていたのですが、一時期この楽譜から編曲し歌詞も付けたボーカル曲が同人サークルによって作られ、ニコニコ動画の歌ってみた動画でちょっとしたブームになりました。(ちなみに裏解体真書では作曲の伊藤賢治さんが「好きに歌詞を付けて歌ってくれていい」と述べているので……まあ著作権的にはグレーゾーンの白寄りですかね?)
ファンによってヒーローソングへと進化したこの曲もまた正統派に熱くてカッコイイんですよ!!

79闘機場(サガフロンティア) ★★★★★★★★

メカ同士を戦わせる文字通り『闘機場』の曲ですが、他のシーンでも結構使われています。曲のテンポは速いですが、これもオシャレなバーで夜に佇んでいるようなムードがあります。昔はどうだったか記憶が定かでないですが、やっぱり歳を取るとオトナな雰囲気の曲にも惹かれていきますw

80Battle#3(サガフロンティア) ★★★★★★★★

バトル曲に定評のあるサガシリーズ。これはバトルの中でも悲愴な宿命を背負った2人のバトルのイメージが強いですね。バトルもそうですが、サガフロンティアは数あるサガシリーズでも最もド派手で、最も活気がある作品な気がします。

81Hey!Fuse(サガフロンティア) ★★★★

ゲーム内の世界警察。その中の捜査官のテーマです。名前はヒューズ。作中ではそこまで目立ちませんが、「クレイジーヒューズ」と揶揄されるほどのなかなかの不良警官ぶりですよ? いかにクレイジーかは裏解体真書の小説、そして今年4月15日に配信予定のリマスター版を鑑賞すればよく分かるかと……。何故なら、彼は元々選択式の主人公で8人目の主人公になる予定だったのです! 残念ながら当時は予算や制作期間、データ容量などプラットフォームのスペック的問題などで没シナリオとなったのですが、24年経ってスペック的問題が解消され、より完全な姿でサガフロンティアを、そして主人公としてのヒューズを見られることは非常に感慨深いですね。
解体真書、裏解体真書を読んでも「開発陣としては本当はこうしたかったんだけど……」と同じような理由で没にせざるを得なかったシナリオや設定、制作上のミスなどが散見されたので、年月を経てようやく完全に補完される。これはファンとして喜ばしい!!
欲を言えばリマスター版の宣伝動画内でヒューズの声を諏訪部順一さんが当てていたので、「まさかフルボイスか!?」と期待しましたが、すぐに「ゲーム内にボイスは付きません」とテロップが。声のイメージというのはキャラの魅力に大きく影響してしまうので無難なプランなのでしょうね。ボイスなし。そこは個人的に残念!!(長く語り過ぎちゃいましたネ……)

82Battle#4(サガフロンティア) ★★★★★★★★

これもバトル曲のひとつ。実は発売当時のCMにこの曲が使われていて、主に10代の男性から反響があったそうです。「あのカッコイイ曲はタイトル何!?」とか。作曲の伊藤さんとしては別にひねって答える必要もなかったので「Battle#4ですが……」となんともそっけない返答になってしまったそうですw
何気に、そのCMの冒頭で主人公のひとりの台詞「ぶっ潰してやる!!」を唐沢寿明さんがアフレコしていました。意外、それは熱血派俳優!!

83Battle#5(サガフロンティア) ★★★

このバトル曲だけは使われた機会が少なく、特定の敵のテーマみたいになってます。激情を無茶苦茶にぶん回してる感じがして好きです。この曲かけながら絶対リラックスできないw

84Last Battle‐Asellus‐(サガフロンティア) ★★★★★★★★★★

「そうだ。主人公はそれぞれ趣が大きく異なる7人の主人公だからラスボス曲も7曲作ろう」「馬鹿野郎、殺す気か」
そんなやりとりが開発陣にあったそうですw そしてその通りになりました。これはアセルスという主人公のラスボス曲。イントロから壮大なタカラヅカのような曲調で入ったかと思えば、チェンバロの耽美でエロティックさすら感じる旋律。
アセルス編とブルー編はサガシリーズで初めて女性のシナリオライターを起用したそうです。そしてお二人のシナリオはとっても残酷でダーク……w
特にアセルス編は女性が憧れるような、ひたすら耽美な要素が満載な、とっても危ない世界です……耽美過ぎてクラクラ。リマスター版ではどうなってしまうのやら。ちなみにそのライターさんはのちにこのサガフロンティアでの設定を活かした劇作家などにもチャレンジされたそうです。

85Last Battle‐T260G‐(サガフロンティア) ★★★★★★★★★★

こちらはメカの主人公のラスボス曲です。テクノサウンドで人工的な印象ですが、不思議と物凄い没入感です。伊藤さんはテクノサウンドをほとんど作ったことが無かったので勉強しながら作曲したそうですが……ウソだろ???
戦闘中のサイバー空間独特の演出も相まって曲のイメージアップに繋がってます。

86マジックキングダム(サガフロンティア) ★★★★★★★★

ブルー編のラストダンジョンの手前の国の曲。強力なモンスターによって破壊し尽くされた中で流れるこの曲は悲愴感や神仏への祈り、怒りや慈悲など、あまりの光景に主人公の混沌とした胸のうちが伝わるようです……。

サガフロンティアまで書き終えたところで、その2を終わりにしようかと思います……また編集ミスが出たりしないだろうな? 現に2曲ほど飛ばすところだった……。

次回はその3。近いうちに書きます。そろそろPS2ぐらいにはプラットフォームが移るでしょうか? 次回もお楽しみに~。

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