一次創作オタクと初めての推しぬい作り|準備編
ご覧いただきありがとうございます。
こちらは一次創作のオタクがいきなり、
推しのぬいぐるみが…欲しい!!!
となって、そのままの勢いでぬいを作った記録になります。
9月から10月にかけて、サボった期間も含めて1ヶ月弱ほどで完成させました。かなりサボった期間が長かったです
推しぬいを作ろうと思っている方や作り始めた方の参考になれば幸いです。
ぬいを作ることにした経緯
あなたの推しぬい作りはどこから?
私は推し活ポーチから!!
2024年9月24日、ディズニーストアで出会ったプーさんの推し活ポーチに一目惚れして購入。
一次創作(オリジナル作品)の推しにぴったりじゃん!となってしまったのが要因でした。
推しはイメージカラーが茶色で、推し活グッズとはあまりご縁がありませんでした。
そんなときにこのポーチと巡り合い、
・茶色系統
・蜜蜂のファスナー(推しのパートナーの名前が蜜蜂関連)
・元々プーさんが好き
で、私の好みに合いすぎていて、特に入れるものも持っていないのに買ってしまったのです。
そして…
ポーチに入る一次創作推しのぬいを作ろう!!
になりました。(飛躍しすぎ)
これまでぬい作りのことなんて全く調べたこともなかったので、本当に突然の思い立ちでした。
なので何から始めたらいいのかさっぱりわからず、とりあえずこんなぬいを作りたいなー、というデザインを練るところから始めました。
デザインを考える
何から始めたらいいの
推しキャラクターはこんな人。
キャラクターの顔立ちの中でも
・眠そうな垂れ目
・目の隈
を特に反映させたかったので、その辺りを考えつつとりあえず描いてみたぬいデザインがこちら。
ぬいというよりはデフォルメしたキャラクターという感じ。
二種類デフォルトの衣装があるのですが、マントやネクタイなど、特徴的なアイテムが作りやすそうな側を選びました。
衣装の個性がわかりやすいことでキャラクターらしさが出たのもあり、結果的にこっちを選んでよかったと思ってます。
細かい装飾は作れなさそうと思って省略しましたが、これでもまだ細かかったことに後から気づきました。初心者だからもっと簡易版で作ろうね。
で、なんかこんなの作りたいなーまでは行ったけど、ぬいに関する知識が全く無いのでこの後何をしたらいいのかわからん。
私にとって人型ぬいのイメージがちびぐるみくらいしかなかったので、髪用の素材はフェルト?だけなのかな…もう少しふわふわにしたいな…とか、この時点ではそんなことをぼんやり考えていました。
とりあえず「推しぬい 作り方」とかで検索してみると、推しぬい初心者のための本を発見!
いちばんやさしい!助かる!!
ということで買いました。これでなんとなくやることがわかる!!
揃えるべき道具なんかも全部載っていたのでとても助かりました。ありがとうございます。
本で紹介されていた5mmボア生地に一目惚れ。
これ…かわいい!良い!!これ使いたい!!
また、作者のぴよぴっこ様が他の本で紹介されていた前髪刺繍がとても可愛くて、これで作りたい!!とデザインが少しずつ定まってきました。
推しに合う布探し
どんなデザインのぬいを作りたいかなんとなくわかってきたので、次は推しのイメージに合う色の布を探していきます。
まずは肌。
推しは白人かつインドア派のキャラクターなので、薄めの肌色が似合うだろうということでさくらミルクのクロスボアを選びました。
悩んだのが髪です。
推しの髪色は文章では「白髪」としているのですが、絵で描くと真っ白ではありません。
もしかしたらホワイト系よりもグレー系の方が合うんでは…?とか思いつつ、何種類かイメージに近い商品の写真を先ほどのぬい絵に載せて比較してみたりしました。
最終的に一番しっくりきたのはこちら。
ホワイトとグレーのいいとこどりだった。
続いて服の生地を探します。
マントは真っ黒すぎない黒で、柔らかめの生地がいいなあ。
ぴったりなのがありました。
肌用の生地の色違いです。清原さんありがとう。
ワイシャツは生地を買う前にセリアさんで完成形を発見したのでそちらを購入。
ネクタイには茶色のリボンを購入しました。
ズボンはしっくりくる生地が通販では見つからず、手芸屋さんで合いそうなはぎれを選びました。
この時点でブーツの部分はどうしよう…と悩んでいます。ブーツに関してはこの後も結構壁にぶつかりました。最終的に諦めたけど!(ネタバレ)
刺繍の色を決めよう
布を決めて購入したので、次はお顔の刺繍に使う糸の色を決めていきます!
ここでは先ほど紹介した推しぬいつくりかたBOOKにめちゃくちゃ助けられました。
ぬい絵の顔部分を刺繍用のデザインに描きかえていきます。
ここでどうしよう?となったのは、キャラクターの顔立ちの特徴に挙げた目の隈の表現。
SNSなんかで推しぬいの画像をたくさん調べたんですが、隈のあるぬいが…驚くほどに…ない!!
どんなデザインにするのが自然なんだ。わからんぞ。
色々模索した結果、「下睫毛の部分を太くして紫色を使う」という形に。
目尻の色を上下で統一させることで違和感を減らしつつ、隈をちゃんと入れることができました。
COSMOさんの刺繍糸の色見本を参照しつつ描いていたので、この時点で刺繍に使いたい色の番号を書き出したりもしています。だいじ。
ようやく型紙を選ぶ
多分この工程、もっとはじめの方にやるやつ。
ここまでデザインを決めて、やっと型紙を見始めました。
ポーチに入れたい!!という目的のおかげで大きさは大体決めてたので、10〜15cmくらいのサイズで探します。
ここで初心者がうわああ!!となったのは、
完成形の写真でかわいい!と思っても、その型紙をどうやって縫い合わせるのか全然わからないこと。
こことここが縫い代で〜ここが縫い止まりで〜みたいなのを見ても、裁縫と長らくご縁のなかった人間にはわからんのだ。難しい。
よっぽど優しく丁寧に縫い方を教えてくださってる型紙がないと…
!!
すごい丁寧に教えてくださってる!!!
そして完成形が可愛い。もちもちしてる。
というわけで、型紙はたきゅーと様のものを使わせていただくことにしました。ありがとうございます!
型紙の形に合わせてぬい絵を修正。
これでデザインが完成!
順調に準備が進んできました。
道具と材料の調達
思ったより量が多い
いよいよぬい作りに使う道具や材料を買っていきます。
買い揃えた写真が、こちら!!!
いやめっちゃある。こんな使うの?
買った場所別に商品を分けてみました。
なんだこれ?と思われそうなものだけ…
・手芸屋さんの手縫糸
ピンク色にしたのは肌と髪の両方の縫い合わせに使う際に一番違和感が少ないと考えたから。
推しの髪には赤みがかった影色をつけることが多く、ピンクはそれっぽく見えそうなので。
・タミヤさんのチーク
頰に乗せるドール用のもの。
・ダイソーさんのメイク/チークブラシ
チークをどのブラシが一番綺麗に乗せれるかわからなかったのでいっぱい買ってきた。
・ダイソーさんのボアクロス/カラークロス
本番にいきなり挑むより練習用を先に作ってみる方がいいと思い購入。
大正解でした。絶対練習用作った方がいいです!!
持ってるものも役に立つ
そのほか、手縫い用の針や糸通し、まち針、手芸用はさみなどは中高生の頃使っていた裁縫セットを使用しました。ちゃんと保管しといてよかった!
布のしわを伸ばすためのアイロンは持っていなかったので、ハンドスチーマーで代用しました。
かんし(綿を詰めるときに使う道具)の代用には綿棒を使いました。
なんで?うまいこと綿入れれたから、まあええか…。
練習用ぬいの制作
制作の理由
ダイソーさんでボアクロスとカラークロスを購入したのにはふたつ理由がありました。
・型紙の縫い合わせを練習しておきたかったから。
・お顔の刺繍のバランスを確認しておきたかったから。
実際に作ってみて、やっといてよかった…!と思ったのは、後者:刺繍のバランスチェックにものすごく役に立ったからです。
実際に立体にしてみるとイメージとかなり違う形になってしまい、大幅に修正を行うことになりました。
早速作ってみる
型紙は印刷後、クリアファイルに写して切り取りました。繰り返し使える!(先人の知恵)
まずはお顔の刺繍を型紙に写していきます。先にデジタルの画像と型紙の大きさを合わせます。
私と同じようにiPadを使用する方へのライフハックなのですが、アクセスガイドという機能を利用すると画面がずれたり動いたりするのを防ぐことができます。
よければ試してみてね!
そして、ここから私がめちゃくちゃお世話になったものがあります。
それは、OPP袋!
フリマサイトの梱包なんかで使うあの袋です。
クリアファイルに刺繍をそのまま書くと修正できなくなるとはいえ、普通の紙だと透けなくて絵が写せない…トレーシングペーパーは持ってないし…
せや!OPP袋使おう!
という思考になったのは謎ですが、透明かつぐしゃぐしゃになりづらく、安価なので気軽に使える、とお試しの型紙にぴったりでした。
袋は破って一枚の用紙の形で使用しました。
型紙が全て出来上がったので、肌と髪の生地を切り取っていきます。
髪の生地、前髪の左右を間違えました。
型紙を写すときは左右表裏合ってるかちゃんと確認しようね!!!※フラグです
生地を全て切り取ったので動画を見つつ縫い合わせていきます。
たきゅーと様の動画では身体から作っていましたが、私はとにかく顔の刺繍のバランスを見たかったので先に頭を作ることにしました。結局練習用は頭しか作りませんでした
完成したものがこちら!
顔刺繍を書いたOPP袋の型紙を合わせてみます。
あれ…?
なんか、思ったよりも横に長いな……
布が引っ張られることで、想像よりも顔が横に伸びていました。
※多分全部の型紙がこうなるわけではないです。型紙によって縫い合わせたときの布の伸び方なんかは異なると思うので、練習用を作って確認してみることをおすすめします!!
気になる部分を修正する
改善点がわかったのでイメージ通りのぬいになるように型紙を修正します。
試作品で気になったのは
・目をもうちょっと小さくして中央に寄せたほうがいい
・髪は全体的にもうちょっと長くてもいい
・後頭部は肌じゃなく髪の素材で作る
の三点。最後のは普通に生地を間違えた特に目の配置は大事なので、左右対称になるようにデジタルの画像から書き換えることにしました。
めっちゃ寄ってない!?と思ったけど、試作品の頭部分に合わせてみたらこれくらいでちょうどよかった。
これをもう一度型紙に合わせてOPP袋に写しなおします。
完成ーー!!これで準備ができました。
次からはいよいよ本番の生地でぬいを作っていきます。
制作編に続く!