【政治】国会で安全保障についてどこで担当しているの?
今回もウクライナ情勢を国内の側面から理解するため,日本の国会において安全保障について担当しているところはどこなのかについて取り上げたいと思います。
今回のウクライナに対するロシアの侵攻の問題から,日本においても安全保障の問題が俎上にあります。
こうした安全保障について日本の国会ではどこが担当しているのでしょうか。
まず国会は国の唯一の立法機関ということでその位置付けの根拠規定は日本国憲法にあります。
そして日本国憲法に基づいて定められているのが国会法です。
見てみると以下の規定があります。
要するに,衆議院の常任委員会に安全保障委員会があり,ここで担当していることになります。
参議院の常任委員会にはこれはありません。
なぜかを考えると,衆議院議員は任期4年で解散があり,参議院議員は任期6年で解散がない,ということからして,より民意に近いのは衆議院議員であるとされていますが,ここからすると国の安全保障に関わることはより民意に近い衆議院議員に担当させたい,ということでしょうか。いやしかしそれでも参議院議員にも担当させてもいい気がしますが国会法ではこうなっています。
そして安全保障委委員会では決議案を含めた議案等を審査するということになっています。
今回はここまでとします。読んでいただきありがとうございました。
この記事が気に入ったらサポートをしてみませんか?