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真情を吐露できていますか?

最近はなかなか遠出も出来ないので、週末に軽くトレッキングをしてきました。西吾野駅から高山不動尊を経て、関八州見晴台へ行き、吾野駅まで下りるコースです。この辺りは、歩きやすい低山がたくさんあり、気分転換にはもってこいです。

山を歩くと、五感が研ぎ澄まされます。

普段、見落としてしまう景色に気付くこともあるし、どの道を歩くか、自分で判断しなければいけません。山にはいろんな動物、植物がいます。雨が降り、土を作り、植物を育て、生き物が生活しています。一つの小さな世界、生態系システムができあがっています。それらは、人工のものではなく、すべて自然に作られたもの。


何百年、何千年と続き、変化してきたそのシステムから見れば、人間の営みがいかに小さなものか。そんなことを感じる時間でした。

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先日、コーチングをしている最中に、感情が高ぶって思わず涙を流した方(Aさん)がいました。

本人としては、少し恥ずかしかったようですが、私はとても嬉しかったです。Aさんの心に溜まっていた蟠りが溶けたからです。会社経営者であるAさんからは、


「やはり自分の弱さを見せることは、時には必要だと感じました。自分の気持ちを吐露することで、悲しみや喪失感がスッと和らぎました。


今まで、人に相談できなかったのは、相談するのが恥ずかしかったのと、相談したらそれが相手の悪口となってしまうと思い気が引けていたからです。


でも、よく考えてみると、自分の弱さをさらけ出すことができてなかっただけだった、と気づきました。新しい自分に出会うために、自分の弱さやダメなところをユーモアを交えて話せるようになりたいです。」


とおっしゃいました。Aさんは、このセッションで大きく変化しました。今まで弱みをみせられなかった理由を、自分自身の言葉で再定義することができたのです。

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従来のSNSに加え、zoomなどでのオンライン会議が増えたことで、対面でのコミュニケーションが極端に減りました。画面越しでの会話は相手の表情が読み取りにくかったり、画面に映る自分の顔を気にしたりします。


そうすると、無意識に注意が散漫になったり、自分の考えが届きにくくなることがあります。オンライン上での対話では、いつでも出入り自由だったり、「ながら」でできる気軽さや便利さがありますが、集中して話をする、話を聴くことは難しいでしょう。


どちらも使いようですが、大切なことは、

  • 自分の言葉を尽くす

  • 考えを届けきる

  • 相手の話を丁寧に聴く


ことを意識する環境を持っておくことだと思います。

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溜まっている気持ちを出し切り、新たに入ってくる気持ちを素直に受け止める。

「出しきれば、入ってくる。」


というのは、自分の考えをアウトプットし、新たな学びのインプットにもつながりますが、人の呼吸でも同じ事が言えますね。


「息をふぅ~っと吐く。」


と新鮮な空気が入ってきます。


人は、お母さんのお腹から生まれてきて、すぐに「オギャー」と泣きます。息を吐くんです。そして、死ぬときは、呼吸が止まり、息を引き取ります。


面白いですよね。


息を吐けば、自然と新しい空気が入ってきます。

話を聞いてもらう、言葉にして書くというのも自分の心を開放するには良い方法です。


出せば、入ってくるものがあります。

出し切らないから溜まっているんです。


山の中では自然と頭と心が新鮮になったのもそのためです。もし、あなたがビジネスやキャリアで出し切れていない悩みがあるのであれば、真情を吐露してみませんか?

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