自分が人生の主体であり信念を貫き通せる人生
韓国の人気ドラマ「梨泰院クラス」で、主人公の男がある場面で回想するシーンで語った言葉です。
全文は、
僕と仲間が誰にも脅かされないよう
自分の言葉や行動に力がほしい
不当なことや権力者に振り回されたくない
自分が人生の主体であり
信念を貫き通せる人生
それが目標です。
です。最近の韓国映画は、感動純愛ストーリーや歴史もの、時空ファンタジーものとは少し違う方向性の作品が増えました。ズバリ世界進出を意識した作品です。昨年、アカデミー賞を獲った「パラサイト(半地下の家族)」などが良い例です。
「梨泰院クラス」も”人と信頼”を話の中心に置きながら、多様性や愛と復讐の形を複雑に編み込んだストーリー展開になっています。
冒頭の言葉は主人公とその仲間が、ライバルたちからひどい仕打ちを受ける中で、「俺はこんな世界を作りたいんだ!」と心で静かに語った言葉です。
自己啓発大好きな人にも響く言葉ですが、ビジネスで結果を出しているリーダーには、違う意味で共感できることがあるのではないでしょうか?権力と金がモノ言う世界で生きる中で、自分が望むように生きるためのリトマス紙とするのは何なのかを考えるヒントもあります。
ミスが続き、料理の味もうまくない調理担当の社員は自信をなくしています。彼(彼女、理由は割愛)が居酒屋の社長である主人公と話すシーン。他のメンバーも含め、その社員は首を切られると思いきや、彼は言い放ちました。「給料を二倍出すから二倍努力しろ!」
なかなかシビれました。
他にもいくつかの名言がありましたので、ご参考までに。
「罰は受ける。でも正しいことをしたと信じているから謝らない。それが僕の信念で、父の教えだ。」
「自分で自分の価値を下げるな。俺の価値は俺が決める。俺の人生はこれからだ。必ず成功してやる。」
「今1回、最後に1回、もう1回。その一瞬は楽になる。だけど繰り返すうち、人は変わる。」
「真の強さとは人から生まれる。みんなの信頼が俺を強くしてくれる。俺はもっと強くなる。」
でもまぁ、くれぐれも弱い自分を慰めるための処方箋に使わないようにしましょう。ケインズ曰く、”Cool head, but warm heart. です。
「自分が人生の主体であり信念を貫き通せる人生」を送るためには、業界や自社の常識を乗り越える発想と行動を繰り返すのみです。