ポテト＆チップス

場面1：幸恵の部屋（休日）

（窓から陽が差し込む明るい部屋。ソファに座って雑誌を読んでいる幸恵。そこに、保が笑顔で現れる。）

保：こんにちは！

幸恵：保くん、こんにちは！

保：何かしてる？

幸恵：雑誌見てる。結婚のこととか。

保：（驚いて）結婚？

幸恵：うん。だって、私たちもう付き合って3年になるし、そろそろ考えないとね。

保：（照れながら）そうだな…

場面2：キッチン

（幸恵が料理の本を開き、真剣な表情でレシピを見ている。）

幸恵：嫁の三大条件って、何だと思う？

保：え？

幸恵：だって、結婚するなら料理くらいは上手じゃないとダメでしょ？

保：そうだな…でも、別に料理ができなくてもいいんじゃない？

幸恵：ダメよ！　 やっぱり、料理はできなきゃ！

場面3：料理番組

（二人はテレビの前に座り、料理番組を見ている。今日はポテトチップスを作る回だ。）

幸恵：これ、作ってみようよ！

保：え、自分で？

幸恵：うん！　やってやろうじゃないの！

場面4：キッチン（料理中）

（幸恵はエプロンをして、真剣にポテトチップスを作っている。油がはねたり、焦がしたりしながらも、楽しそうに料理をしている。）

保：（出来上がったポテトチップスを一口食べて）うん、美味しい！

幸恵：よかった！

保：でも、ちょっと焦げちゃったね。

幸恵：えー！

場面5：リビング

（ソファに座り、ポテトチップスを食べながら話す。）

幸恵：どう？　合格点？

保：合格点！　でも、もっと練習が必要かな。

幸恵：えー！

保：（笑って）冗談だよ。本当に美味しい。結婚しても、僕が作ってあげるから。

幸恵：え？

保：結婚しよう。

幸恵：うん、結婚しよう。