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オガワッちゃん
西山・本郷柚巴
小川・与田祐希
保・森本慎太郎
啓一・松村北斗
武史・髙地優吾
場面1:雑貨店内のカフェ(昼)
(大きな雑貨店の一角にある、お洒落なカフェ。明るい陽射しが差し込み、賑わっている。武史、啓一、保の三人がいつもの席に座り、飲み物を飲んでいる。明らかにそわそわしている。)
保:今日もいるかな…
啓一:いるに決まってるだろ。毎日来てるんだから。
武史:(キョロキョロ) …来た! 西山さんだ!
(レジに西山さんが立つ。三人は目を輝かせる。その後、奥から小川さんも出てくる。保は小川さんに釘付け。)
保:(小声で) …やっぱり、オガワッちゃんの方が…
啓一:(保の肩を叩く) まだ言うか。西山さんだって可愛いだろ。
武史:(うっとり) 二人とも、天使ですネー。
(三人は順番に飲み物を取りに行き、レジで西山さんや小川さんと短い会話を交わす。内容は他愛のないものだが、三人は満足げ。)
場面2:カフェ(別の日の昼)
(いつものようにカフェに来た三人。しかし、今日は様子が違う。)
保:あれ…西山さんがいない…?
啓一:本当だ…どうしたんだろう?
(店長が通りかかる。)
啓一:店長、西山さんはどうしたんですか?
店長:ああ、西山さんはね、体調を崩してしまって…しばらくお休みすることになったんだ。
(三人はがっかり。さらに、小川さんもどこか元気がない様子。)
場面3:カフェ(数日後)
(カフェに来た三人。小川さんもいない。)
保:…オガワッちゃんもいない…?
店長:ああ…実は、小川さんも…辞めてしまったんだ。西山さんのことを心配して…色々あったみたいでね…
(三人は大きなショックを受ける。肩を落としてカフェを出る。)
場面4:街中(数週間後)
(街を歩いている三人。元気がない。)
保:…もう、あのカフェに行く意味ないよな…
啓一:本当に…楽しみがなくなっちゃった…
武史:天使がいなくなってしまった…
場面5:スーパーの百均ショップ(3か月後)
(保が一人でスーパーに買い物に来ている。百均ショップの前を通りかかると…)
保:(目を疑う) …え…?
(なんと、小川さんが元気に働いている! 商品の整理をしている。)
保:(駆け寄る) オ、オガワッちゃん!
小川:(驚いた顔) あ、保さん!
保:こんなところで…! 元気だった?
小川:はい! おかげさまで!
保:(感動) 運命感じるよ…!
小川:(きっぱり) 違います。"宿命"デス!
(保は少し戸惑うが、すぐに笑顔になる。)
保:あの…もしよかったら…今度、一緒に出掛けない?
小川:(笑顔で) イイデスヨ!
場面6:回想シーン(カフェでの日々/それぞれの日常)
(短い回想シーンが挿入される。カフェで三人と西山さん、小川さんが楽しそうに話している場面や、三人がそれぞれの日常でどこか物足りなさを感じている場面が描かれる。)
場面7:遊園地/水族館/映画館など(数日後)
(保と小川さんがデートをしている。遊園地でジェットコースターに乗ったり、水族館で魚を見たり、映画館で映画を観たり…二人は楽しそうに過ごしている。)
場面8:スーパーの百均ショップ(後日)
(保が再び百均ショップに来ている。小川さんはレジにいる。)
保:(レジに並びながら) また来ちゃった。
小川:(笑顔で) いらっしゃいませ!
(保が会計を済ませる。)
保:今度、どこか行きたいところある?
小川:(少し考えて) また、ここに来てください。
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