虹は本当に七色なのか?~色彩研究2 in LIVE A FOCUS@ひ録:わらの手
色彩研究、カラーレンズの効果を取り上げる前に、
虹の話をしたいと思います。
ところで、カラーレンズのアドバイザーは女性が多いようです。
アリアーテ トレスのカラーセミナーも講師は女性です。
山崎貴子さん、橋本美奈子さん、
寺内美咲さん、中澤美奈子さん。
全員女性です。
管理人は男性ですが、講師はともかく男性もカラーアドバイス
できるようになれば、それは女性のお客様に対する強みになる
と思うのです。
それはさておき、虹は本当に七色でしょうか?
これは、1976年から1998年まで使われた
アップル社の虹色ロゴです。
今は単色のロゴになっていますが、
かつてはこの虹色のロゴが使われていました。
このアップル社の虹色ロゴには
いろいろな逸話があるのですが、
話が逸れるので、興味のある方は
グーグル等で検索してみてください。
このロゴは、よく見ると六色です。
上から緑、黄、橙、赤、紫、青。
藍色がありません。
一世を風靡したアップル社のAPPLEⅡは、
カラー出力のできるパソコンでした。
その出力できるカラーが六色でなので、
このロゴも六色になったと言う説があります。
実は管理人は、虹の七色を見分けることができません。
長い間、個人的な疾患?と思っていました。
ところが、2014年(平成26年)6月23日(月)の
朝日新聞夕刊から、あるコラムが連載を始めました。
タイトルは「虹をたどって」でした。
連載3回目にその記事はありました。
ニュートンはプリズムを使って
太陽の白色光を分光させました。
その著書「光学」には、当初光は五色に
分けられると書いてあったというのです。
その後、諸説あるものの七色になったというのです。
そして、当初七色と言っていたアメリカでは、
六色とも言うようになりました。
その契機となった、1941年出版の教科書
「雲と雨と雪」にはこういう記述があります。
『虹を描くには六色が必要です。
虹は七色と説明を受けた人も
いるかもしれませんが、
藍と紫はとても見分けが
難しいので、あえて分けたい
理由がなければ、分ける必要は
ありません』
APPLEⅡでは、そもそも藍色を出力する必要性を
感じていなかったのではないでしょうか?
ところで、高中正義の名盤「虹伝説」は、
イタリア人画家ウル・デ・リコが描いた絵本
「The Rainbow Goblins」に触発されて
制作されました。
この絵本を見ると、
虹は見事に七色に
描き分けられています。
イタリア人には、虹の七色が見分けられるのです。
それとも、ウル・デ・リコが画家だからでしょうか?
どちらにしても、六色しか見分けられないのは、
管理人の個人的な疾患ではなかったのです。
めでたし、めでたし(笑)。
注)以降、管理人のRGB設定の不足やお使いになっているデバイスや
ディスプレーによって表示色に相違が出ると思います。
ご容赦願います。
以上「虹は本当に七色なのか?」