CMスピーク・ラークの元ネタ~MEMO乱打M13 in LIVE A FOCUS@ひ録:わらの手
久しぶりに「荒野の七人」(監督:ジョン・スタージェス、
John Sturges、日本公開1961年)を観直したら、ナイフ使いの
ジェームズ・コバーン(James Coburn)があまりにもカッコ良い、
と再確認。
そこで思い出した。
昔、コバーンは、煙草のラークのCMに出演していた。
怪しげなドアをノックすると、上の小窓が開く。
「スピーク・ラーク(Speak Lark)」と告げるとドアが開いて、
中に入る事ができる。
このCMを見た時、なるほどと思ったのだが、今回思い出して検索しても、自分が当時思ったような内容の記事は見つからなかった。
「スピーク・ラーク」は「スピーク・ロウ」のもじり、地口なのだ。
英語で書けば"Speak Lark"は"Speak Low"のもじり、地口。
じゃあ、スピーク・ロウは何かと言えば、アメリカ禁酒法時代のもぐり酒場
(スピーク・イージー:Speak Easy)に入る時の合言葉だ。
つまり、まだ禁煙法(日本なら受動喫煙防止条例)がない時代に、
やがて禁酒法のような時代が来る。その時はこそこそと、煙草の吸える
バーに合言葉を言って入るようになるぞ!
てな事を予言しているようなCMに思えない事もない。
(実際、近い状況にはなっているが・・・)
もう一度書いておく。
スピーク・ラークの元ネタは、禁酒法時代の合言葉、スピーク・ロウだ。
付記)
今回、思い出した事。
「スピーク・ロウ」と言う名のお店は結構あった。
最初に、この店名を知ったのは「週刊プレイボーイ」か
「平凡パンチ」の記事だった。
今は亡き映画評論家、映画ファンの伊藤勝男さんが経営していた
ジャズ・バーも「スピーク・ロウ」だった。
そこで、これも今は亡き原田芳雄が、長い足を持て余しながら、
カウンターでバーボンを呑んでいる。
そう言う記事だった。
妙に記憶に残っていたが、このnoteの初出の時は書き忘れた。
以上「スピーク・ラークの元ネタ」
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