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もてなしとあしらい~MEMO乱打M11 in LIVE A FOCUS@ひ録:わらの手

2013年9月、国際オリンピック総会で、
滝川クリステルが「お・も・て・な・し」と
発言し、この言葉は一躍世界に知られました。

その年の流行語大賞に選ばれました。
もう10年が経っているのですね。

眼鏡屋も接客業ですから、お客様第一主義とか、
顧客満足主義とか言われるように、やはり「おもてなし」を
基本とする接客をするよう教育を受けるわけです。

しかし、中には困ったお客様もいて、
おもてなしの心で接していても、
こちらが傷ついたり悩まされたりするお客様もいます。

祇園の芸妓で人気のある人は、
「おもてなし」と「あしらい」の上手な人だと聞いた事があります。

そこで思い出したのが、酔っぱらい客のあしらいが上手な人の事です。

管理人は左利き(いわゆるお酒が好きな人)ですが、
酔って眼鏡屋に来る人が好きではありません。
(まあ、好きな人はいないと思いますが)

だから入店したお客様からアルコールのにおいがすると、
若い頃は間 髪を置かず、検査をお断りしてました。

すると、そこで「検査しろ」「いいえ駄目です」の応酬がはじまり、
他のお客様の迷惑になるは、自分自身応対に疲れるはで、
ちっとも良い事はありませんでした。

ある日の夕方、見るからに酔っぱらっている方が来店しました。
応対したのは、偶然その日応援に来ていた他店スタッフでした。

彼は、その酔っぱらいを検査コーナーに導くと、
何のためらいもなく検査を始めたのです。

しばらくすると、度数が出にくいですね、
アルコール入ってませんか、と穏やかに言う声が聞こえ、
また今度、調子の良い時に測りましょう・・・。

すると、その酔っぱらいの人は、
手間掛けて悪かったねぇ、と
頭を下げながら帰って行ったのです。

その間、わずか10分足らず。

管理人は感動しました。
門前払いにせず、まず受け入れ、
その後にやんわりと断る。

多少の手間は掛かるものの、
これこそがあしらいという名のおもてなし、
ではないでしょうか?

酔っぱらって眼鏡屋に来るには、
眼に関し何らかの心配があるのでしょう。

迷惑は迷惑ですが、その心配と眼鏡屋を訪れる抵抗を
酒で紛らわせる心根を受け止める姿勢は、大事だと思いました。

ところで、来日する外国人が増えています。
日本人のおもてなしを期待してくる人も多いと思いますが、
それを良い事に無理難題を言う外国人もいると思います。

あしらいと言う名のおもてなし、も磨いてみる。
そんな必要が増えるような気がします。

※ とは言うものの、おとなしい日本人を舐めている外国人も、
 最近は増えてきているようです。

 新幹線の各車両最後部座席は、特大荷物スペースつき座席に
 なっています。座席のうしろのスペースにトランク等を置くことが
 できるのです。この席の切符を購入する時、セットで予約できます。

 愛称「baggage160(ばげっじ ひゃくろくじゅう)」。
 英語では「バゲッジ ワンシックスティ」。

 我が家は100%、この席を予約しますが、知ってか知らずにか、
 このスペースに荷物を置く外国人が増えてきたように感じます。

 明らかに意図して、荷物を置いた直近の事例。
 大きなトランクを持ったバリッとしたスーツの背の高い黒人が、
 ホームの変な位置に立っていました。まさかと思っていたら、
 先頭の私たち家族の後に横入りしました。そして、隣の席の特大荷物
 スペースに大きなトランクを押し込んだのです。

 しばらくしたら、車掌さんがやってきて、その黒人に注意して、
 トランクを移動させていました。(軽々と荷物棚に乗せました!?)
  
 もしかして、防犯カメラで見ているのか? そのくらい早い対応でした。
 車内放送でも、英語で特大荷物スペースの事を放送しています。
 かってはなかった事だと思います。
 それくらい、事例が増えているのでしょう。
 
 それ以外でも、中国系の女性二人連れが、
 臆面もなく、私たち家族のスペースに置いた事例もあります。
 注意しても、日本語も英語も分からないフリ?をしました。 
 これは、連れ合いが車掌さんを呼びに行きました。

 別の機会では、置かせてやれよ、それがおもてなしだろう!
 そう言う日本人乗客もいました。本末転倒です。

 日本人は優しいけれど、甘くはない。
 
ルールはルールです。
 その点は、強く知らしめる必要があると思います。

 大声で叫ぶ、わめく、横入りする、マナーを守らない。
 日本人が楽しめない日本の観光地など何の意味があるのでしょう。

 When in Japan、do as the Japanese do.

 日本人ひとりひとりが、年一回国内宿泊旅行できれば、
 インバウンドの年間消費額(GDPの2%)など不要なはずです。
 
 そういう日本であって欲しい。

以上「もてなしとあしらい」

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