明度の違いを決めるもの~色彩研究4 in LIVE A FOCUS@ひ録:わらの手
明度と言うのは、その色の持つ明るさ、暗さの度合いです。
その色の持つ白色、灰色、黒色、つまり無彩色の量です。
色立体では、縦軸で表されます。
ちなみに、色立体の一番外側は、
純色と呼ばれます。
明度が高いと白色に近づき、
明度が低いと黒色に近づきます。
明度を決定しているものは何でしょうか?
これは高い明度(ほぼ無色)の透過率曲線です。
ほとんどの波長で高い透過率を示しています。
これは、やや低い明度の透過率曲線です。
透過している波長は同じです。
これは、かなり低い明度の透過率曲線です。
やはり、透過している波長は同じです。
一番の違いは透過量の違いです。
つまり、明度は透過している面積によって決まるのです。
これは有彩色でも同様です。
実際に、New arriateの分光透過率曲線を見てみます。
※ 転居時の混乱で最新のarriate tr3s(アリアーテ トレス)が
見つかりません。見つかり次第、差し替えます。
どのカラーも、濃度が濃くなるほど、
透過量(面積)が減っています。
明度を決めているのは、透過量(面積)なのです。
透過量が多ければ明度は高くなり、
透過量が少なければ明度は低くなります。
ただし、色相によって最高明度は異なります。
波長によって、透過吸収の度合いが違うのです。
イエロー領域が一番透過率が高いのですが、
スペクトルの両端に行くほど、透過率が低くなります。
以上「明度の違いを決めるもの」