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3年生でぬるっと始めた就活の話

夏休みに入り、朝早くから電車に乗る学生が減るので電車も空いてるかなと思いきや、いつも通り満員電車だった。改めて社会を動かす人間の多さに驚きと尊敬の念を抱く毎日である。

さて、この頃よく見かけるのが電車はもちろん会社や道端で、真夏にもかかわらずフォーマルな格好してどこか慣れない表情をしながら歩く同年代の人達である。
新卒一年目よりさらにフレッシュさや若さを感じたので、あれはインターンに向かう大学3年生だと思っている。今回はそんな「働くこと」を少しずつ意識し始めた当時大学3年生だった自分のインターンの感想、そしてその後の就活を思い出して書く。
ちなみにこの間電車で見かけたインターン帰りと思しき学生二人に席を譲ったところ、その後漏れ聞こえた会話で「私たちと仲間だねあの人」と言っていたので僕もまだ雰囲気は学生らしい。修行が足りない。。


久々にフラペチーノ飲んだけどめちゃくちゃ美味しかった

実は私が初めてインターンに行ったのは大学2年の時だ。大学が提携している企業に授業としてインターンが展開されており、私は市役所を選んだ。特に深い意味は無かったのだが、この機会にしか市役所で働くなんてできないと思い、興味本位で参加した。
職場の方々がみんな優しく、年齢関係なくチームで得意不得意を補っている感じがとても伝わってきたのだが、どこか自分にとっては刺激が足りなかった。この時公務員は自分には合わないかな、という判断が出来ただけでも、意味のある行動だったと思う。

さて、本格的なインターンは3年の夏からだ。
就活サイトで興味のある企業を探す。
ここでまず就活生が痛感するのが、
「インターンも余裕で落ちる」ということだ。
就活を始める前、インターンは基本的にみんなが参加できるものだと思っていたのだが、今思えば本選考よりも厳しい選考を行っている企業がほとんどだと思う。ここで気落ちしてしまう人も多いと思うので、心に余裕を持って欲しい。インターンとは宝くじ、落ちて当たり前なのだ。

3年生の夏はインターンの他、ゼミ活動とオープンキャンパススタッフとしての活動が忙しかった。そのため実際はインターンに参加した企業は3社ほどだ。忙しい中インターンの選考に時間をかけることが出来なかったので、先着順で参加出来るインターンに絞って活動した。
内定のために自分を売るぞ!という気持ちで参加したかどうかは覚えていないが、結果から言うとこの時期に内定を意識する必要はないと僕は思っている。就活の早期化やスケジュールの早さに焦る人が多いと思う。しかし、インターンの本質は「いかに自分と合う業界や働き方を見つけられるか」だと考えている。僕はここをあまり意識していなかったせいで、この後の冬に業界選びや働きがいの決定を、エントリーシートの提出や面接と同時並行してパンクした苦い思い出がある。自分の将来を決めるために、まずは視野を広くして色んな業界を感じて欲しい。
ちなみに大学の授業や活動とインターン、どちらを優先すべきか悩む人も少なくないと思う。僕としては、大学8割インターン2割くらいでいいんじゃないかと思う。大学での学び「ガクチカ」はどの企業の選考にも使えるが、インターンで例えば得た力や身についたことをほかの企業の選考で話せるかと言うと微妙だろう。業界や働き方の参考にするくらいのはいいが、大学での学びに力を入れた方が、結果的に良い御縁に恵まれるのではないかなと思う。


これはインターン帰りに友達と涼んだところ

結局3年の夏に参加したインターンの企業は、3社中2社はその後選考を受け、内定を貰い、辞退した。その時はいいと思った会社でも、就活を進めて色んな企業を見ると、案外それよりいい企業はたくさんある。同時に、インターンの選考に落ちまくって本選考でも序盤に書類で落とされても、就活を進めていくところっと内定を貰えたりもする。

要は、就活は巡り合わせなのだと思う。
そのめぐり合わせは運とも言えるし、ある程度自分で業界や働き方を絞ると、当たりくじを引く活率は高くなると思う。
冬の就活の話は中身も濃炒めまた気が向いたら書こうかなと思うが、最後に1つ、いちばん重要だなと思ったことがある。

就活の話を共有できる友達や先輩をつくることだ。

周りと比較され、自分の弱みが明らかになり、メール1つで縁が切れる就職活動を1人で抱え込むと世界に自分が居なくても良いのではないかと自己肯定感が著しく下がってしまう。周りはみんな敵、と思わず、悩みも、小さな喜びでも(例えば説明会に一番乗りしたとか)周りと共有しながら、団体戦で社会への扉を叩いてほしい。
これまで自分が歩んできた道を信じて、あなたにしかない生き方を武器に前進できますように。
頑張れ、就活生。


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