自己肯定感について
私は仕事で、18.19歳くらいの学生と多く関わります。
うちの一番下の子供もそれくらい。
ずっとうちの子しか見てない時はそんなもんと思っていたけど、仕事で学生たちと関わりびっくりしたのは、自己肯定感の低い子がとても多い。
どうしてなんだろうか?
ゆとり教育で順位付けもやめた。
とにかく平等が叫ばれる世の中。
できなくても個性。
否定されることのない世の中なのに…
自己肯定感は、幼少の頃に親にどうやって育てられたか?も大きな影響を与える、と心理学で言われている。
何をしても褒めてもらえないと、当然だけど自己肯定感は生まれない。
しかし、昔より育児についてもいろんな情報が溢れていて、それくらいのことはみんな知ってるはず。
確かにうちの子は、かわいい!かわいい!
お利口!よくやった!と育てた。
自己肯定感に一番良いのは、「大丈夫」「好き」に理由のないことらしい。
これが出来るからお利口。
こういうあなたが好き。
は、だめ。
我が家の「大丈夫」の理由は、「ママの子だから」。
これは何がどうなっても変わらない。
この一言は、本当に私がたくましいので、そう思ってたから出た言葉。
でも、心理学で後からそう学び、わ!あってたやん!って感じ。
とにかく愛に条件を付けないこと。
それを注がれ続けることで子供は自分という存在に自信を持てるようになるという。
学生を見ている中で、もちろん親と話をすることも多い。
もちろん、なぜこんなに我が子に興味ない?と思う親もいるが、ほとんどが優しく、なんなら甘い。
きっとたくさんの愛を注いできただろうに…。
では、なぜ自己肯定感がないんだろう?
私なりの結論は、冒頭に記した順番をつけない、なんでも平等…これが原因ではないのかな?と思う。
順番を付けないということは、劣等感も感じなくても良いけど、優越感も感じない。
出来ないのは個性、というだけあって、誰でもこれは出来ないだけで、他のことは出来る。
勉強出来るけど運動苦手。
運動出来るけどオンチ。とか。
順位がついてる時は、得意なことを認識することで自己肯定感も生まれたのではないかな?
我が家は、褒めて育てたけど「社会の縮図で育てます」が我が家のルールだったので、小遣いも評価性。
親から評価され、基本の小遣いからプラマイされる。兄弟でも平等に比べる。
出来ていないことは指摘もするし、自覚もさせる。
出来ていることは褒め倒す。
それが良かったのかは分からないけど、1人としていじけた子には育っていない。
むしろたくましい。
あなたのこういうところがダメ!といっても、知ってる〜!(笑)くらいたくましい。
親から見ても、こりゃ、社会に出てもたくましいだろうな、と思う。
逆に自己肯定感の低い子は、本当に見ててかわいそうになる。
とにかく自信のない子。
意見が言えない。
周りの目(評価)が気になりすぎる。
周りが引くくらいマウントを取ろうとする子。
いろんな形で表れている。
社会に出た時、大変だろうなーと思う。
子育て真っ最中のパパ、ママにはぜひお願いしたい。
自己肯定感があるのか?ないのか?
子供の幸せに大きく関わるとこの一点、ぜひ意識して育児してほしい。
無条件の愛。
そして、決して優劣が付くことが、悪いことばかりではないと知ってほしいなーと思う。