メルマガで結果を出すのに欠かせない3つの視点
お正月の三が日にやった仕事は、「メルマガを1本書く」だけだった。それでも、1回1万円越えのセミナーに申し込みが12 件あった。
メルマガはオワコン?なんて言われることもあるが、上手くやればメルマガの威力はまだまだ強いのだ。
メルマガをやっているけどいまいち結果につながらない、という人は多い。どうすればメルマガで成果が出るのか?3つの視点で考えてみた。
1.自社の商品・サービスを紹介したい人は、どこにいるか?(顧客)
まずは、当たり前だが、自社(や自分)の商品・サービスを買ってほしい人が、メルマガを読む人か?という視点が重要。
「メールアドレスって何ですか?」という人に、メルマガを告知しても登録してもらえる可能性はほぼないだろう。
自社のターゲット層が、ふだんからどんなメディアをよく見るかを知っておくことが大事。そのうえで、SNSだけでなく、メルマガやLINE公式アカウントのように、わざわざ登録しないといけない(=こちらから、プッシュできる)メディアを使うこと。
TwitterやfacebookやInstagramで自分を知ってもらい、noteやブログや動画でファンになってもらう、その先に「わざわざ登録して」こちらからの情報が欲しい!と思ってくれる人を増やしていく。そんな流れを作ることが大事なのです。
(画像は拙著『売れ続けるネット文章講座』より)
「メルマガとLINE公式、どっちをやればいいですか?」という質問をよく受けるが、答えは明確で、自社(自分)の商品・サービスの潜在顧客が、メルマガを読む人か、LINEに登録してくれる人か、どちらかを見極めること。
ふだんから、メルマガを読むという習慣がある人に対しては、メルマガはまだまだ強力な集客ツールなのです。
2.メルマガは、入り口と出口が重要(設計)
どんなに頑張って書いたって、存在を知っている人がいなければ、届かない。
メルマガで成果を上げるには、読者を増やすことが重要です。といっても、私もメルマガ読者は、2400人ほどでそんなに多くはありません。(5年ほど続けていてこの数字なので、多いとは言えない)
重要なのは、いかに数を増やすかではなく、「本当に自社(自分)に興味を持っている人にだけ登録してもらう」こと。
キャンペーンなどをやって一時的に読者を増やしても、自社商品に興味のない人ばかりだと、成果が出るはずもなく、その後のメルマガが読まれることもなく迷惑メールフォルダに入ってしまう……そんなパターンがよくあります。
自社に興味のある人に、メルマガを知ってもらう。そのためにできることは、SNSやブログ、noteなどに「メルマガをやっている」ことを明記すること。
ただ単に「メルマガやっています」で登録者が増えるのは、よっぽどの有名人だけなので、「誰にどんな風に役立つメルマガか」をしっかり書いたうえで、読者が喜んで登録してくれる流れを作るのです。メルマガのタイトルも重要になってきます。タイトルだけで、「読みたい」となるメルマガもあるのです。
ちなみに私の場合、メルマガを登録する際に「どこで知りましたか?」という質問項目を設けています。
facebook、Twitter、note、音声配信、知人の紹介、依頼されて登壇した研修やセミナー、著書、その他のメディア出演 など
自分を知ってもらう入り口を、どれだけ持てるか?
そして、メルマガで「成果を上げる」には、出口も重要です。そのメルマガを読んだ人に、次にどうしてほしいのか?
私の場合は、メルマガを読んだ人には、体験セミナーに参加したり、オンラインサロンに入ってほしい。それが「出口」です。
次のステップを考えずに、ただひたすら「お役立ち情報を発信!」だけでは、書いても書いてもメルマガで「成果」は上がりません。
3.口コミされるメルマガを書く(内容)
かといって、「セミナーの案内」「新商品発売のお知らせ」「お得なキャンペーン情報」ばかりのメルマガだと、商売気が強すぎる。売ろうとしているんだな、と見え見えです。
また、タイトルが魅力的でクリックしたら「それを知りたければこちらのセミナーへ」とか、「ここから先は有料情報でーす!」みたいなノリだと、読者は醒めます。
メルマガ自体が面白いこと。こんなに教えてくれるんだ、この人の情報をいつもチェックしておきたいな、と思われること。
そのうえで、単なる「お役立ち」ではなく、人柄が伝わること。人間性で選ばれること。
目標は、「この人のメルマガ面白いよ」と、メルマガそのものを口コミされることです。
「どこまで書いていいんですか?」という質問もよくされます。自分の持っているノウハウや情報を、どこまでメルマガで開示するのか?
私は、すべて書いていいと思っています。「やり方」はすべて書いていい。だけど、人は(多くの場合)やり方を教わっただけではできないのです。
自分の場合はどうだろう?
一人ではできないから一緒に考えてほしいな
そう思う人が、セミナーに来てくれたり、商品やサービスを購入してくれたりする。
そして、「この人が作るものなら欲しい」「教わるならこの人がいいな」と人間性で選ばれるから、メルマガから商品サービスの購入につながる。
単なる「お役立ち情報」を書くだけでは、「便利な人」で終わりです。
人間性が伝わり、そのうえで読者の役に立つ。メルマガの文章は、そうありたいものです。
人間性が伝わる文章の書き方は、こちら『売れ続けるネット文章講座』に詳しく書いています。
さわらぎ寛子のメルマガ「自分を売り出す言葉のチカラ」