ミッドポイント講座(仕事編)の振り返り~トランジット天体により刺激されるポイント
皆さま、こんにちは。
自分を知り、宇宙からの応援を受けて、自分の人生の波に乗って、夢をかなえていく、占星コンサルタントの齊藤寛子です。
3月末に、すず先生の「ミッドポイント講座(仕事編)」に参加させて頂き、サンプルリーディングして頂いたので、講座の振り返りを残しておきたいと思います。
1.ミッドポイントとは?
ミッドポイントはその名の通り、天体(感受点)と天体(感受点)の真ん中のポイント。
別名、ハーフサム。
上図は私の出生図ですが、私の場合、獅子座♌/太陽-天秤座♎/冥王星-射手座♐/海王星で緩く小三角形ができているので、太陽と海王星のミッドポイントはその二等辺三角形の頂点になる冥王星付近にあることがパッと見で判断できます。
正確には天秤座5度台が太陽/海王星のミッドポイントになり、0度に位置するポイントのほか、90度(蟹座5度、山羊座5度)、180度(牡羊座5度)、45度(獅子座20度、蠍座20度)、135度(牡牛座20度、水瓶座20度)の計8つのポイントが太陽と海王星の2天体のエネルギーが混じり合うポイントになります。
上記の例では、太陽/海王星のミッドポイントに冥王星がフォーカルポイント(焦点)として関与していますが、何の天体や感受点もないミッドポイントもあります。
そこをシナストリー(相性)であったり、トランジットで刺激されると、そこに天体はないのに、2つの天体のエネルギーが融合する効果が生まれます。
どのポイントで刺激を受けやすいかは持って生まれた出生図によって様々なので、シナストリーであれば、多くの人が天体を乗っけてくるポイント、トランジットであれば、過去ポイントを刺激された時期の出来事を振り返ることで、自分のツボを知ることができますし、それを上手くチャンスに転換していくことも可能です。
2.ミッドポイントの出し方
ASTRO.COMでミッドポイント表を出力することができます。
①「Extended Chart Selection」で「Natal Chart」を出力するときに、Chart drawing styleの項目で「Keller Style(with midpoints)」を選び、「Show the chart」ボタンを押下します。
②チャートの上に表示されている「PDF Additional tables」をクリックします。
③出力されたPDFの2枚目に45度のミッドポイントの一覧が載っています。
3.トランジットの影響
今回、サンプルリーディングでは、トランジットの影響を読んで頂きました。
講座のあった2023/3/31現在の外惑星の位置は
・木星:牡羊座18度台(Midpoint:活動宮18度、柔軟宮3度)
・土星:魚座2度台(Midpoint:柔軟宮2度、活動宮17度)
・天王星:牡牛座16度台(Midopoint:不動宮16度、活動宮1度)
・海王星:魚座25度台(Midpoint:柔軟宮25度、不動宮10度)
・冥王星:水瓶座0度(Midpoint:不動宮0度、柔軟宮15度)
でした。
①トランジット木星(T木星):Midpoint 18度
ミッドポイント表より、18度前後を抜粋したものが上図です。
【業病軸:海王星/ドラゴンヘッド】
18度台には、金星/ドラゴンヘッドのミッドポイントと海王星/ドラゴンヘッドのミッドポイントがあります。
石川源洸先生が複数あるミッドポイントの中でも、影響のある40個を選び、そのミッドポイントに命名されたのが40軸で、金星/ドラゴンヘッドのミッドポイントには特に名称がつけられていません。
海王星/ドラゴンヘッドのミッドポイントは「業病軸」という名前が付けられていますが、境界線がない人間関係や占い・スピリチュアルの輪(海王星っぽい人が集まってくる)に関係します。
T木星は5/17には牡牛座入りするくらいスピーディーに動いていきますので、影響としては数日ですが、3月下旬に占星術の講座を幾つも申し込んでいたのは、もしかするとこの影響だったのかもしれません。
【飛躍軸:太陽/冥王星】
T木星は4/1~4/5まで牡羊座19度台を通過していましたが、19度台には太陽/冥王星のミッドポイントがあります。
T木星が太陽/冥王星のミッドポイントに刺激を与え、無名な所から一気に社会的に認知されよう、周知されよう、レベルアップしていこうという時期に来ていることを示しています。
ちょうどこの期間に、占星術用のロゴの打ち合わせをしたのですが、ロゴのイメージはできていたものの、肩書はまだ決められずにいました。
これまでは、「占星術を愛する♡会計士」と名乗っていて、「このままでいいのかな?」という迷いがあったのですが、占星術の仕事をする上で肩書に「会計士」と入れること自体が言い訳や逃げ道にしかなっていないんだなと気付き、「占星コンサルタント」と名乗り、それに恥じない実力を付けるべく努力を続けよう、と腹をくくりました。
ちなみに、先日、手相のメール鑑定を受けた際に、「てっぺん狙いの情熱線が出ています」と鑑定して頂いたのですが、「そこそこでいい」にはならないことが手相にも現れていました。
【活気軸:水星/木星】
私の出生図では、牡羊座♈/木星を頂点とした、牡羊座♈/木星-乙女座♍/金星‐射手座♐/海王星と、射手座♐/海王星を頂点とした、射手座♐/海王星-牡羊座♈/木星-蟹座♋/水星&土星の2つのトールハンマー(神の拳)の複合アスペクトがあるため、ミッドポイント表の23度~24度付近にN天体もミッドポイントも集中しています。
その中のミッドポイントの一つが水星/木星の活気軸です。
T木星が水星/木星のミッドポイントに影響するのが4月下旬ですが、影響力のある言葉や情報を取り込んでいく時期になるようです。
トランジットとは関係ないですが、3年以上通っている整体師さんの太陽が双子座8度台なので、水星/木星の活気軸に見事に乗っかっていました。
施術前に足湯に浸かりながら1時間くらい話をするのですが、それによって自分の考えが整理されたり、新たな視点がもたらされる恩恵を受けています。
【太陽/ジュノー】
10天体やアングルではないですが、太陽/ジュノー(小惑星)のミッドポイントが23度台にあります。
権利と義務の小惑星ジュノーは「正妻の星」とも呼ばれますが、人から突っ込まれないように、きちんとしておこうとする部分でもあり、自分の権利が侵害されそうなときには突っ込む力を持っている部分です。
後述しますが、ジュノー絡みのミッドポイントは冥王星の所でも出てくるので、ジュノーの使い方がカギになりそうです。
【失恋軸:金星/海王星】
もともと、乙女座♍/金星と射手座♐/海王星がタイトにスクエア(90度)なので、境界線の甘さを持っており、お人好しで周りからの迷惑を受けやすいといった性質を持っています。
このポイントをT木星が4月下旬に通過していきます。
特に、私はジュピターリターン(木星回帰)で、自分の新しい可能性が広がるタイミングとも重なり、ミッドポイントの波及効果も大きくなりそうです。
境界線が甘いという性質を持ちながらも、自分をバージョンアップさせ、よりたくさんの人たちと繋がるには、どういった社会的なアプローチがいいかを考えながら、世界を広げていくと良いとのことでした。
②トランジット土星(T土星):Midpoint 17度
【飛躍軸:太陽/冥王星】
3/31に土星は魚座2度台でしたが、その後逆行もあり、2023年中は魚座0度台~7度台まで動くため、ミッドポイントの15度台~22度台までT土星が絡んでくることになります。
そして、T土星が魚座4度台にある、4月中旬&下旬、8月中旬に太陽/冥王星のミッドポイントの飛躍軸に刺激が与えられます。
4月の頭にT木星がこの飛躍軸に刺激を与えていましたが、今度はT土星が刺激を与えてきます。
木星は楽観的にチャンスを広げていこうとしますが、土星は長く続く形にするために努力や忍耐を求めてきます。「広げて固める」素晴らしいコンビネーションです!!
③トランジット天王星(T天王星):Midpoint 1度
【恋愛軸:金星/天王星】
【愛情軸:太陽/金星】
3/31に天王星は牡牛座16度台で、N牡牛座♉/火星がT天王星の支配下にあったので、いらないものをバッサリ捨てていくようなタイミングにありました。
実際、もう難しいなという人間関係は終了しましたし、アメブロから素早くnoteに切り替えることになったのも、この星の影響下にあったからかもしれません。
なお、天王星は2023年4月以降、牡牛座16度台~牡牛座23度台まで動くので、ミッドポイントとしては1度~7度くらいまでT天王星の影響が及びます。
T天王星が牡牛座18度台にある、4月下旬~5月上旬には金星/天王星の恋愛軸が刺激され、T天王星が牡牛座19度台にある、5月中旬~下旬、12月中旬~下旬には、太陽/金星の愛情軸が天王星に刺激されるので、突発的な恋愛の可能性があるとのことですが、どうなるか楽しみです。
④トランジット海王星(T海王星):Midpoint 40度
【人格軸:太陽/MC】
3/31に海王星は魚座25度台で、ミッドポイントとしては40度台にありましたので、太陽/MCの人格軸がT海王星に刺激されていました。
4月上旬までT海王星が魚座25度台にあり、その頃は上述のように、ロゴやら肩書きについて考えていた時期で、太陽という人生の方向性、MCという社会的な看板を考えていたことも偶然ではなかったのだと、星が示してくれています。
ちなみに、2023年のソーラーリターン図(ソラリタ図)では、MCに海王星が合なので、高い理想を掲げて邁進することになるのか、はたまた目指すべき方向性が見えなくなってしまうのか、分かりませんが、2023年は自分の社会的看板に海王星が強い影響を及ぼすのは間違いなさそうです。
【ASC】
【太陽/月】
T海王星が27度台にある、5月中旬~8月下旬までは、ミッドポイントが42度台となるので、ASC-DSC軸や太陽/月のミッドポイントを刺激します。
太陽/月のミッドポイントは石川先生の40軸に含まれていないのですが、公の顔である太陽とプライベートの顔である月のエネルギーが交わるポイントはあらゆる人間関係に影響を及ぼしますし、ASC-DSC軸は対人関係軸ですから、対人関係に海王星の影響が及びそうです。
上述のT木星とT海王星と、いずれも拡大天体がダブルで関わるだけに、対人関係において、いまの自分のキャパを超えていくときなのかもしれません。
⑤トランジット冥王星(T冥王星):Midpoint 30度
【ジュノー/ASC】
【火星/ジュノー】
【太陽】
【ジュノー/MC】
3/23にT冥王星が水瓶座入りし、私の獅子座♌/太陽に対し1度違いのオポジション(180度)にあります。
すず先生曰く、「猫として育ってきたけど、実はライオンだったので、ライオン味を出していく」ような感じで、裏のキャリアや新たな可能性、封印をかけていたものがポンと出てくる時期とのことで、怖さ半分、楽しみ半分の複雑な心情です。
もともと、N獅子座♌/太陽はN天秤座♎/冥王星とオーブ5度のトライン(120度)なのですが、過去を振り返ると、スクエア(90度)となった小2の時に放映されていた「スチュワーデス物語」が私の職業観に強く影響を与えました。
また、トライン(120度)になったのが大学1年生の時で、親の束縛から解放され、地元新潟から東京に出てきて、会計士を目指すための準備(簿記の勉強)をしていました。
そして、とうとうオポジション(180度)にやってきて、どんな潜在的な可能性を発揮していけるのかを考えると、ワクワクします。
なお、ミッドポイント表を見ると、太陽の前後にはジュノー絡みのミッドポイントが複数並んでいますので、その際に、何かの管理者や責任者として、どこからも突っ込まれないようにしっかり脇を固めることが重要になるようです。
すず先生がジュノーのミッドポイントを取り上げた時に、すごく象徴的だな、と思ったのは、2023年のソラリタ図のASCがネイタルのジュノーと1度違いにあり、ソラリタのジュノーもASCの3度違いに位置していることでした。
さらに言うと、私の出生前の新月がネイタルのジュノーと同じ蟹座16度台で起こっていて、木星/冥王星の成功軸や父親の蟹座♋/火星も蟹座15度台にあったりと、何だかやけにジュノーのあるポイントが強調されているので、これまであまり気にしてきませんでしたが、「封印を解く」という意味でも、何か特別な意味を持っているのかもしれません。
【水星/ASC】
ミッドポイント表では、太陽が31度台で32度台にある水星/ASCの軸のフォーカルポイント(焦点)になっています。
水星/ASCは40軸の中に入っていませんが、知的なキャラクターやメッセンジャー役として、社会的に認知されるという意味合いがあるとのことでした。
確かに、出生図上、9ハウスに3天体のステリウムなので、知的向上心は高いと思いますし、自分が学んだことを人に伝えたいのでブログも書いていますし、オンラインサロンも主宰しています。
また、知性の星「水星」に土星&木星という社会天体やトラサタの天王星がアスペクトを組んでおり、個人的な日常生活を超えた部分で、水星を使っているのだろうと思います。
そこに、T冥王星が刺激を与えてくるので、徹底的に向き合う時期になりそうです。
こちらは、3年程前に、獅子と太陽の2つのモチーフで作ってもらった、オリジナルのハンコですが、この獅子のように、勇敢に星を掴みに行きたいと思います。
長文となりましたが、最後までお読み下さいまして、ありがとうございました。
すず先生の次回の講座のテーマが「複合アスペクト」ということで、今から楽しみです(^^♪
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