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「アラカン(60歳前後)のアスペクトサイクル講座」の振り返り

皆さま、こんにちは。
宮古島の占星術師/齊藤寛子です。


10月下旬に、こちらの「アラカン(60歳前後)のアスペクトサイクル講座」を受講し、サンプルリーディングして頂いたため、振り返りを残しておこうと思います。


アラカンまではもう少し時間がありますが、予習の意味でサンプルリーディングして頂きました♡


サンプルリーディングの振返りについては、すず先生にコメントを頂いた以外にも、それをきっかけに気付きのあったことについても取り上げています。




1.2回目のプログレス月回帰(54歳頃)

P月回帰②時の三重円
(内側:出生図(N)、緑:セカンダリープログレッション(P)、赤:トランジット(T))

プログレスの月(P月)は約28年でホロスコープを1周して、ネイタルの月(N月)の場所に戻ってきます。
P月回帰は自分の心身のバイオリズムのスタートのタイミングで、すず先生曰く「月経の初日のような感じ」。P月回帰の前後はモヤモヤすることもあり、感情がかき乱されながらも、デトックスして、新たなP月のサイクルをスタートさせていきます。

私のN月はICと4度違いなので、P月がICと合になった4ヶ月後くらいに4ハウスでP新月を迎えることもあり、P月回帰では、自分の居場所や土台作りが大きなテーマになります。

このときT天王星はまだ双子座14度台ですが、半年後には双子座20度台に入り、N月とのトライン(120度)のオーブ圏内にもなるので、自分の居場所の見直し、安定感をどうやって作っていくのかというテーマがとても大事になってきます。

そして、出生図ではまだだいぶ先なのですが、出生図を宮古島にリロケーションすると、ICが水瓶座6度台になり、2027年にはT冥王星がリロケーションチャートのICと合(0度)になるので、その時の出来事から見直しを余儀なくされることもあるのかなぁと推測しています。


2.T海王星×N海王星120度(55歳頃)

T海王星×N海王星120度③時の三重円
(内側:出生図(N)、緑:セカンダリープログレッション(P)、赤:トランジット(T))

2回目のP月回帰とほぼ同時期に、T牡羊座♈/海王星(5ハウス)がN射手座♐/海王星(2ハウス)とトライン(120度)になっています。

T海王星とN海王星がトラインになる時期は宗教やスピリチュアルにはまりやすい時期ですが、40代の中年の危機の時にT海王星×N海王星スクエア(90度)の免疫を付けているので、急な変化や極端な形ではなく、再び興味を持って、自分が続けられる範囲でやっていけるようになります。

私の場合は、海王星の逆行により、2029年4月、2029年10月、2030年2月の計3回T海王星×N海王星トラインが起こりますが、上図は最後3回目のタイミングの三重円です。

2ハウスの海王星はもともと海王星的な才能を両親やご先祖様からギフトとして受け継いでいることを表し、それが5ハウスのT海王星によって自己表現として出していきやすい時期になります。

T海王星が5ハウス入りしたのは2021年で、この時には既に10年近くかけて、5ハウス(創造性・趣味・子供・投機・自己表現・恋愛)の領域を無意識に際限なく拡大してきているはずなので、それが遺憾なく発揮されると良いと思います。


また、このときN乙女座♍/金星(10ハウス)を頂点にして、T水瓶座♒/冥王星(3ハウス)とT牡羊座♈/海王星(5ハウス)が底辺のヨッドが出来上がっています。金星は10ハウスにあり、7ハウスの支配星なので、仕事とパートナーシップのことが連動して、運命的な逃れられないドラマが発生している可能性があります。

なお、三重円には表示していないですが、ソーラーアークの火星(SA火星)が蟹座9度台にあり、T水瓶座♒/冥王星(3ハウス)を頂点にした、SA蟹座♋/火星(8ハウス)とN乙女座♍/金星(10ハウス)が底辺のヨッド、SA蟹座♋/火星(8ハウス)を頂点にした、N射手座♐/海王星(2ハウス)とT水瓶座♒/冥王星(3ハウス)が底辺のヨッドも出来上がっており、ヨッドが同時期に複数出来上がっている点で、色々と調整が必要で、なかなかストレスがたまりやすい時にもなりそうです。


3.T天王星×N天王星120度(56歳頃)

T天王星×N天王星120度③時の三重円
(内側:出生図(N)、緑:セカンダリープログレッション(P)、赤:トランジット(T))

T海王星×N海王星トラインの3年後に、T双子座♊/天王星(8ハウス)がN天秤座♎/天王星(12ハウス)にトライン(120度)になっています。

T天王星がN天王星にトラインになる時期は、これまで社会的な価値観に合わせて生きてきた人も、ここで自分の価値観で動いていかないと、T天王星×N天王星スクエア(90度)となる64歳頃に「自分の人生は何だったんだろう?」と後悔することになります。

28歳頃にT天王星×N天王星トラインの星配置を一度経験しているので、その頃、どんな風に社会の価値観から自分の価値観に脱皮できたかが、何かのヒントになりそうです。

私の場合は、天王星の逆行により、2032年7月、2033年1月、2033年4月の計3回T天王星×N天王星トラインが起こりますが、上図は最後3回目のタイミングの三重円です。

T天王星が8ハウス入りするのは2027年で、そこから約7年かけて8ハウス(遺産・相続・受け取る・伝授・深く入る・霊的)の改革を行っていますが、お金の得方や経済的な観念に大きな変化がやってきそうです。

また、宿命的な役割を表す、ヴァーテックスが8ハウスにあるため、T天王星がヴァーテックスに乗っかってくると、一蓮托生の運命的な関係性がガラッと変わるようなことが考えられ、集合無意識を司る12ハウスのN天王星とトラインなので、無意識レベルの所で深い人間関係に変化が訪れるようです。

なお、このとき、P太陽が乙女座27度台にあり、T天王星とはスクエア(90度)になることから、それは突発的な変化としてやってくる可能性が高いものの、N月とT天王星&N天王星がトラインで風のグランドトラインを形成しているので、結果的には良い形で納まり、それも今後継続していくことができる変化であり、天王星らしく自由を感じられるものに落ち着きそうです。


ちなみに、T天王星8ハウスの経済的な観念の変化として思い当たったのが、最近読んだ「お金のいらない国5」の話でした。

「お金のいらない国」はざっくりと説明すると、各々が自分の好きなことや得意なことを提供して、生活に必要なものはお金を払わずに自由に手にすることができるので、お金儲けのために無駄に大量生産して広告で煽ったり、結果余って大量廃棄することもなく、地球にも優しい社会なのですが、そうなれば、自分が提供しているものでお金を受け取る必要もなくなります。

8ハウスは他者のお金や他者との共有資産を司っていますが、地球上にあるものはそもそも誰のものでもない訳で、動植物含めてそこに住む私たちが、必要な分だけ有難く頂戴しながら循環させていくことができたら、究極地球上の全生物とのつながりの中で、共有資産を分かち合っていく世界が出来上がるなぁ…と妄想が膨らんでいきました。約10年後の私がどんな経済的価値観で生きているのか、楽しみです。


ちなみに、アラカンの星周りとは話がずれますが、今年の4月に牡牛座21度台で木星と天王星が重なりました。
そして、木星×天王星の満月配置が出来上がるのが天王星が双子座、木星が射手座にある時期で、2031年1月、2031年6月、2031年10月の計3回ですが、最後にオポジション(180度)になるのが、双子座/射手座26度台で、ちょうど私のヴァーテックス軸上です。

T双子座♊/天王星×T射手座♐/木星180度(2031/10/31 3:10)

木星×天王星の組み合わせはリスクテイクすることで成長発展していくことを意味していますが、木天合の頃に取ったリスクの結果がこの満月配置の頃に現れてくるのだとすると、私の場合は、宮古島への移住の結果が良くも悪くも明らかになるのかなと思いますし、それは自分が社会から求められる役割に大きく影響してくるのでしょう。
そして、来年7月、天王星が双子座入りした後に心置きなく改革を進められるように、木星が双子座にいるいま、可能性を広げておくことはとても大事だなと思いました。


4.2回目のサターンリターン(58歳頃)

サターンリターン②時の三重円
(内側:出生図(N)、緑:セカンダリープログレッション(P)、赤:トランジット(T))

T天王星×N天王星トラインの翌年に、2回目のサターンリターンを迎えます。

1回目のサターンリターンは28歳頃迎えており、人によって経験することはもちろん異なりますが、結婚・妊娠・出産など社会的イベントに気が紛れていたものの、社会的な枠組みにはまった後の2回目のサターンリターンは、再び自分のあり方を振り返るようなタイミングとなります。

自信を失ったり、落ち込むようなことがやってくる中で、どんな老後を送りたいのかを考えながら、経済的な問題に対処したり、次のステージの基礎を作って、若い人たちのお手本になっていく時期です。なお、色々と大変なことがやってきますが、もう若くはないので、身体を労わることを忘れないようにしておく必要があります。

私の場合は、9ハウスの土星ですし、水星とも合なので、「私は●●を専門的にやっています」と外に打ち出していく時期となります。

この頃、N土星とスクエア(90度)にあるN木星の上にT海王星が乗っかりつつあり、N天王星とはオポジション(180度)なので、変わったビジョンが浮かびやすい時期で、またこの翌年にはT天王星が9ハウス(グレードアップ・外国語・哲学・海外旅行)入りし、ユニーク・マニアックな方向に向かっていく可能性があります。

さらに4年後の2039年にはT天王星も獅子座入りして、N太陽に乗っかるので、その頃にはそのユニークなテーマの研究発表ができていたらいいな、と夢が膨らみます。


5.5回目のジュピターリターン(59歳頃)

ジュピターリターン⑤時の三重円
(内側:出生図(N)、緑:セカンダリープログレッション(P)、赤:トランジット(T))

2回目のサターンリターンの翌年に5回目のジュピターリターンを迎えます。

サターンリターンで現実の世界を見た後、ジュピターリターンでは、自分が思う楽しいこと、木星的な活動(学び・旅など)によって世界を広げていく時期です。

私の場合は6ハウスの木星ということに加えて、P月がN木星にコンジャンクション(0度)になっているので、働き方を見直す時期になりますし、もともと木星がキロンとコンジャンクションなので、ケアやセラピーが仕事になりやすいのですが、その活動を広げていく時期になるようです。

なお、上図ではT土星が逆行で蟹座に戻っていますが、この約2ヶ月後に再びT土星が獅子座入りでN太陽とコンジャンクションになっていることから、肩書きや責任も重くなってきそうです。



正直、今は目の前のことで精いっぱいで、5年以上先のことまでとても考える余裕はないのですが、その先に待ち受けている星周りの心づもりが出来て良かったです。

また、N天王星×T天王星トラインの所で、現在70代後半に入った両親は、「自分が望んでいる人生を送れたのだろうか?」と勝手に心配になりました。なんだかんだ言って、私は好きなように生きてきましたが、両親は家のこと・家族のことで精いっぱいだっただろうことを考えると、宮古島から新潟まで帰省するのは大変になったものの、年に1回はちゃんと帰省しようと心に決めました。


そして、次回11月のテーマは、「起業のタイミング+簡易版エレクショナル講座」とのこと。

私は転職に失敗して、急遽独立することを決めましたが、その時の星配置がどうだったのかを振り返る良い機会になりそうです。



最後までお読みいただき、ありがとうございました♡

アラカンの星周りの影響を知る気付きにして頂けたら、幸いです(^^♪




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