【ミッドポイント検証】会計士2次試験の論文試験初日
皆さま、こんにちは。
自分を知り、宇宙からの応援を受けて、自分の人生の波に乗って、夢をかなえていく、占星コンサルタントの齊藤寛子です。
8/6(日)、今年も日本占星術カンファレンスが開催されました。
朝8時半の開会式からスタートして、途中休憩もありながら、ほぼ終日。
夜9時からの懇親会は深夜0時を過ぎるほど、占星術にどっぷり浸かった幸せな1日でした。
そして、この日はちょうど78年前に広島に原爆が投下された日。
78年前の悲劇を思うと、丸1日を占星術の学びに捧げられることがどんなに幸せで有難いことなのか、感謝しかありませんし、もう二度とあんな悲劇を繰り返させない、と強く願います。
7名の先生方の内、IKKA先生のテーマが「ミッドポイント」で、事例として取り上げられた、2016年の大統領選挙のトランプとヒラリーの天体配置を三重円やミッドポイントで考察した内容はとても興味深いものでした。
トランジット天体(T天体)のミッドポイント(MP)への接触については最近、2023年7月のT天体の動きで検証していましたが、私の人生の重大イベントではどうだったのかが気になり、今日は会計士の2次試験の論文試験の初日のMPについて検証してみたいと思います。
私が会計士試験を受験していた当時は会計士の2次試験は1年に1回だけの大勝負で、5月の短答式試験(5科目/3時間)と7月下旬の論文式試験(7科目/各2時間/3日間)の2本立てで、合格発表が10月頭でした。
7月の論文式試験は3日もあるのですが、初日はちょうど自分の誕生日でしたし、最初の科目の簿記の開始時間の9時を検証してみたいと思います。
まずはセカンダリープログレッションとソーラーアークのそれぞれの三重円における天体配置、続いて出生図のMPとT天体等の接触状況を見ていきます。
1.三重円(内:出生図(N)、中:セカンダリープログレッション(P)、外:トランジット(T))
(1)P天体×N天体のアスペクト
N牡羊座♈/木星(6ハウス)×P獅子座♌/太陽(10ハウス)120度
P太陽がN木星とトラインのアスペクトを取るときは、社会的な可能性を大きく拡大することができるときです。
私の場合、N牡羊座♈/木星はN蟹座♋/水星&土星とN天秤座♎/天王星とTスクエアを形成していることもあり、試験の結果を左右する、知性の星「水星」にも影響があったと思われますので、良い形で働いてくれたと思います。
最初の科目の簿記の問題は1問目はそれほど難しくはなかったものの、貸借が合わないという問題の致命的なミスにより足を引っ張られる恐れもありましたが、もともと簿記で点数を稼ぐタイプではなかったので、割り切って次に進めたのが良かったかな、と思っています。
N牡羊座♈/木星(6ハウス)×P山羊座♑/月(3ハウス)90度
P月がN木星とスクエアのアスペクトを取るときは、P月が滞在するサインやハウスのテーマの取り組みを通して、私生活や趣味・仕事などの方向性を変えていくときです。
会計士試験は国家資格なので山羊座に関連しますし、3ハウスは実践的な学びの部屋ですが、論文式試験はこれまで学んできたことのベースを真に理解した上で、その問題の趣旨に合わせて、自分の考えを論理立てて説明することが求められるようなものでしたので、そういった所を無事クリアすることで、会計士としての仕事に就くこともでき、生活も変化していくときとなりました。
(2)N天体×T天体のアスペクト
N乙女座♍/金星(10ハウス)×T射手座♐/冥王星(2ハウス)90度
T冥王星がN金星とアスペクトを取るときは、好きなこと・楽しいこと・芸術・女性性・恋愛などを強烈に意識したり自覚する体験をしやすいときです。
スクエアだと失恋や裏切りなどの過酷な経験をしたり、これまで夢中になっていたものからの心変わりなどが考えられますが、私の場合、N乙女座♍/金星がタイトにN射手座♐/海王星とスクエアなので、このときT冥王星はN海王星にコンジャンクション(0度)でもありました。
アスペクトはコンジャンクションが一番強烈ですから、自分の射手座♐/海王星の理想を追い求めることを強烈に意識し、スクエアとなる金星的な楽しみは後回しになった時期と言えます。
2.三重円(内:出生図(N)、中:ソーラーアーク(SA)、外:トランジット(T))
(1)SA天体×N天体のアスペクト
N獅子座♌/太陽(9ハウス)×SA蠍座♏/冥王星(12ハウス)90度
SA冥王星がN太陽とアスペクトを取るときは、深い所から自分の人生観を半ば強制的に書き換えられるときです。
スクエアなので、努力してきたことでの挫折と大きな方向転換があるときですが、SA冥王星なのでオーブを考えると、影響期間は3年程度。
この前年に試験に落ちたときは、父親に「受かるまで帰ってくるな」と怒鳴られ、東京に出てきて初めてお正月を一人東京で過ごし、試験までの日々は夜寝るときも毎日祈るような気持で過ごしていました。
初心に戻って基礎からしっかり見直したり、今まで嫌いな科目を後回しにして何日も手を付けなかった反省を踏まえ、毎日7科目全科目を必ずやると決めてそれを最後まで徹底して貫きましたので、挫折を乗り越えて、自分の可能性を勝ち取りに行くことができたのかな、と思います。
N水瓶座♒/月(4ハウス)×SA蠍座♏/天王星(1ハウス)90度
SA天王星がN月とアスペクトを取るときは、自分の生活スタイルや暮らしの感覚が驚くような形で大きく変化するときです。
このタイミングではアプライ中で、これからぴったりスクエアになる所でしたから、会計士試験に合格して社会人になり、生活がガラッと変わったことの方が出来事としては大きそうで、そのきっかけとしてこの日の試験も関わっていたということになるかと思います。
N牡牛座♉/火星(7ハウス)×SA牡牛座♉/木星(7ハウス)0度
SA木星がN火星とアスペクトを取るときは、内側から強い闘志が沸き上がってきて、大きな目標に向かって行動していけるときです。
私の場合、ASCが蠍座なので、牡牛座♉/火星がチャートルーラーとなり、自分自身を表します。
そこに、ラッキースターの木星のご加護を受けて、試験に臨むことができたのは本当に運が良かったとしか思えません。
事前の勉強の成果でもありますが、必ず取らなければいけない問題と落としても大丈夫な問題を冷静に判断し、取るべき問題を確実に取りに行くことができたのも、SA木星が普段の自分を出し切れるように守ってくれていた効果と言えそうです。
N牡牛座♉/火星(7ハウス)×SA獅子座♌/土星(9ハウス)90度
SA土星がN火星とアスペクトを取るときは、困難な出来事や士気を下げるようなことが起こりやすいときです。しかし、同時に忍耐力や集中力も高まるときなので、時間をかけて課題を乗り越えることで、素晴らしい成果を得ることもできます。
父親の獅子座♌/土星がこの場所にあるのですが(父親の場合、獅子座♌/冥王星も合なのでさらに強烈)、子供の頃から厳しく育てられてきたことを思うと、この会計士試験への挑戦がそこから卒業するための試験でもあったのかもしれません。
私は親にうるさいことを言われずに自分で自由に決めたい、という気持ちから何か資格を取って、ちゃんと自立しようと思い、会計士を目指しました。
その自由への執着がなければ、あんな大変な試験勉強を乗り越えることは出来なかったですし、このタイミングでこのアスペクトが出来ていることが本当に見事だな、と思います。
また、初めての試験となる、高校受験の頃はP獅子座♌/太陽が牡牛座♉/火星にスクエアのアスペクトを形成していましたが、人生の大事な局面にはチャートルーラーにハードアスペクトが出来上がることで、自分の可能性を最大限に引き上げることができるのかもしれません。
3.ミッドポイント
こちらは、ARIのハーフサム表示で出力した論文試験の初日のミッドポイントの表になります。
頭にPがついているものはセカンダリープログレッション(P)の天体、Dがついているものはソーラーアーク(SA)の天体となります。
(1)T太陽:32.36度
オーブ±1度で見ていくと、接触しているのは以下の5つです。
✓N太陽
✓N冥王星/ドラゴンヘッド
✓N水星/ASC
✓N土星/ASC
✓N木星/ASC
試験の初日が誕生日だったので、N太陽とはコンジャンクションで太陽が生まれ変わるときでした。
冥王星/ドラゴンヘッドのMPはどちらも魂的な繋がりのエネルギーが混じり合うポイントと言えますが、そこにT太陽が接触していることで、必然的にそのようなご縁に導かれていったということなのかもしれません。
また、土星&木星/ASCのMPに関しては、木星と土星は社会天体であり、ASCは世界に見せる顔ですから、この試験が私が社会人として役割を担っていくための重要な通過点であったと考えられます。
「水星」はどの仕事でも重要な天体ですが、特に会計士にとっては知性を武器に仕事にしていくので、水星と世界に見せる顔としてのASCのエネルギーが混じり合うMPにT太陽が接触していたのも興味深い所です。
(2)T木星:19.76度
オーブ±1度で見ていくと、接触しているのは以下の3つです。
✓N金星/ドラゴンヘッド
✓N海王星/ドラゴンヘッド
✓N太陽/冥王星
T太陽でもドラゴンヘッドが関わるMPに接触していましたが、T木星でも出てくるので、宿命的なものの強さを感じます。
太陽/冥王星のMPに関しては、自分の人生目的に徹底的に向き合っていくエネルギーが拡大と発展の星「木星」によりさらに強化され、社会的成功に導かれる力となってくれたと思います。
また、太陽はMCルーラー、冥王星はASCルーラーでもあり、自分自身を社会に打ち出し、認識してもらうための重要な天体ですから、私の人生におけるこの試験の位置づけが非常に大きなことが分かります。
(3)T土星:13.89度
オーブ±1度で見ていくと、接触しているのは以下の5つです。
✓N金星/火星
✓N火星/海王星
✓Nドラゴンヘッド
✓N金星/MC
✓N海王星/MC
T太陽、T木星に続き、T土星でもドラゴンヘッドに関わるMPに接触しているので、よほど宿命的な要素が高いと考えられます。
金星と海王星はもともとタイトにスクエアなので、一緒に考えてしまってよいかなと思いますが、金星&海王星という自分のロマンに対して、情熱的にそれを獲得しようとする火星のエネルギーが融合するポイントに、T土星がプレッシャーをかけています。
アクセルとブレーキを同時に踏んでいるようなネガティブな配置ではありますが、大変な試験を乗り越える必要がありましたから、それは致し方ないのかと思います。
また、金星&海王星に社会的看板のMCのエネルギーが混じり合うポイントでは、「会計士として社会に認められたい」という理想に対して、T土星がプレッシャーをかけてきています。
これもまたその大変な試験を乗り越えることで、社会的な地位を確固たるものにしてくれていますから、厳しさを乗り越えるだけの価値あるものだったと思います。
(4)T天王星:4.52度
オーブ±1度で見ていくと、接触しているのは以下の4つです。
✓N/MC
✓N月/火星
✓N太陽/金星
✓N太陽/海王星
T天王星はN水瓶座♒/ICにコンジャンクション、N獅子座♌/MCにオポジションだったので、自分の社会的看板を変えていくタイミングにありました。
また、金星&海王星のロマンに対して、太陽という自我のエネルギーが混じり合うMPにT天王星が接触することで、これもまた「自立した自分」という理想に向かって、自分を変えていくときだったと考えられます。
(5)T海王星:35.26度
オーブ±1度で見ていくと、接触しているのは以下の4つです。
✓N水星/火星
✓N火星/土星
✓N火星/木星
✓N天王星/ASC
水星と土星はもともとタイトにコンジャンクションなので、水星&土星の勤勉的さや忍耐力・集中力に、火星の情熱の炎が投下されたMPにて、T海王星の理想や集合的無意識のエネルギーが流れ込んでいますから、目に見えない大いなる力に守られていたのかと思います。
また、火星/木星のMPでは、火星の情熱的なエネルギーが拡大発展の星「木星」によって活性化され、そこに木星の比ではないT海王星の拡大のエネルギーが注ぎ込んで、かなりエネルギッシュに3日間の試験を乗り越えることができたと言えそうです。
天王星/ASCのMPでは、ASCという自分の環境を天王星の改革力で変えていくエネルギーに満ちていますが、そこにT海王星が接触することで、そのことに夢を見させられた所があるのかと思います。
(6)T冥王星:25.34度
オーブ±1度で見ていくと、接触しているのは以下の4つです。
✓P月
✓N水星/天王星
✓N土星/天王星
✓N木星/天王星
P月に関しては、自分の気持ちや自分の生活スタイルに関して、T冥王星が根底から完全に書き換えてしまうようなエネルギーとして働いたと言えます。
また、もともと牡羊座♈/木星-蟹座♋/水星&土星-天秤座♎/天王星はTスクエアになっており、知性的な要素に新しいものを取り込んだり、しっかり形にしたり、物事を俯瞰するエネルギーに満ちているのですが、T冥王星がそれらに接触することで、そんな水星の力を最大限に引き出してくれて、難関の試験を突破する力となってくれました。
試験が終わった数日後には、「いま受けても、受かる気がしない」と思えたほど、あの3日間にすべてを出し切った感がありました。
三重円とMPで振り返ってみて見ると、P天体からもSA天体からも強く影響を受けていましたし、MPも試験に一番関連が深い、水星に関わるMPがかなり刺激を受けていたことが確認できました。
次回は、2次試験の合格発表の日を引き続き、検証してみたいと思います。
※MPに関しては、こちらの書籍を参考にさせて頂きました。
長文となりましたが、最後まで、お読みくださいましてありがとうございました♡
人生の重大イベントで影響を受けているMPの軸が分かると、今後のトランジットで影響を受けやすいMPの軸も見つけやすいかと思います。
T天体がMPに接触する際の影響を知るヒントにして頂ければ幸いです。
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