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【外に目を向けて、新たな自分の可能性を掘り起こす】牡牛座下弦の月_20240728

皆さま、こんにちは。

自分を知り、宇宙からの応援を受けて、自分の人生の波に乗って、夢をかなえていく、占星術師の齊藤寛子です。


7/2811:52牡牛座下弦の月を迎えます。

テーマは「外に目を向けて、新たな自分の可能性を掘り起こす」です。




1.山羊座満月②からの振返り

山羊座満月②(2024/7/21)から1週間が経過しました。

蟹座太陽と山羊座月の満月に対して、牡牛座天王星と魚座海王星がそれぞれ調停の配置を取り、クレイドルが出来上がっていました。

天王星が太陽にセクスタイル(60度)で、創造性を発揮させるために、枠を飛び越えさせるエネルギーで援護してくれていましたし、月に対してはトライン(120度)で、私生活の中に新規性や奇抜さが自然と違和感なく入り込むことで古い習慣も手放すことができました。

また、海王星が太陽にトライン(120度)で、太陽にビジョンを与えることで、理想を描きイメージしたものを実現しようとする力が生まれましたし、月に対してはセクスタイル(60度)で、夢やファンタジーの世界から良い影響を与えてくれたことで、大いなる存在に守られている安心感を得られこともできたかと思います。

蟹座が大切にする心や安定が守られる仕組みを自分の人生に取り入れるのに、これ以上の援護射撃はなかったように思います。

また、山羊座29度と言えば、2024/9/2~11/20まで、冥王星が最後に山羊座に滞在するときの度数です。

ここで、何を残し、何を手放すかをしっかり決めないと、11/20以降、冥王星が本格的に水瓶座入りした時に、スタートダッシュで躓いてしまいますから、これからの自分の人生にとって本当に残さなければいけないものは何かを真剣に考えて、しっかり戦略を練る必要がありました。



月相のサイクル

トランジットの月は約1ヶ月かけてホロスコープを1周しますが、今回は4分の3を経過した、下弦の月のタイミングになりますので、山羊座満月で一度形になったことを見直し、不要なものを手放しするタイミングです。

牡牛座は、愛と美の星「金星」をルーラーに持つサイン。

自分の心や身体が心地よいと思うものを身の回りに置き、今足りないものがあれば、それを獲得するために粘り強く取り組んでいきます。

これまでは、世間の常識や人の目を気にして、自分の心の中では「ちょっと違うかも」と思っていても、周りに合わせた選択をしてしまっていた方も多いかもしれません。

しかし、新しくやってくる水瓶座冥王星時代は超個性の時代。世間的な肩書ではなく、あなた個人が何者なのか?ということを厳しく問われます。これまでのような正解は転がっていないですし、自分が「どう感じ、どう行動するか」それだけが頼りです。

本来自分が生まれ持ってきた感覚を呼び覚まし、身の回りに置くもの一つ一つを大切に選んでいくことで、誰も変わりのできない自分らしい人生の物語を紡いでいくことができるのだと思います。

  • 新月:心の中にある願望を意識化する

  • 新月期間:新月の目標に向かい、一直線で実行する

  • 上弦の月:決断を下し、行動に移す

  • 上弦の月期間:新月の目標に向けて軌道修正し、完成を目指す

  • 満月:物事が完成し、結実する

  • 満月期間:客観的な視点で、完成後の見直しを行う

  • 下弦の月:不要なものを見直し、手放す

  • 下弦の月期間:内省し、社会のために貢献する



2.2024年牡牛座下弦の月図

下弦の月図

牡牛座♉/月(7ハウス)は獅子座♌/太陽(9ハウス)&水瓶座♒/冥王星(3ハウス)とで不動宮のTスクエアを形成し、しかも3天体のいずれもDSC-MC-IC軸上に位置しており、その葛藤を具体的に実感することが起こりそうな緊張感の漂う星配置です。
ただし、獅子座♌/太陽-水瓶座♒/冥王星ラインには双子座♊/火星(8ハウス)が調停に入り、牡牛座♉/月には乙女座♍/水星(10ハウス)がトライン(120度)の調和角にあり、その葛藤も納得のいく形で落としどころを見つけることができる救いもあります。


太陽が目的、月が手段と考えると、

獅子座♌/太陽は、自分の内側から来る喜びや楽しさにしたがって生きることで、個性や本質を表現し、ドラマチックな人生を送ることを目指します。

一方、牡牛座♉/月は、安心と安全な環境を築き、その中で五感を使って、この地球上の美味しいもの・楽しいこと・肉体を持っているからこそできる喜びを味わい尽くすことで、太陽の目的を達成しようとします。


いずれも、「過去から未来まで」の長期的な視点で安定維持を求める「不動宮」であると同時に、人生を思い切り楽しむ天才という点が共通しています。


獅子座♌/太陽の真向かいには、水瓶座♒/冥王星がドンと立ちふさがっており、大きなことを成し遂げるだけの影響力を持つ可能性もあれば、逆に限界を超えて潰れる可能性もあるときです。

向上心を持って、今より上を目指し、「もっと素敵になろう」「もっと素晴らしいことをしよう」という思いを抱くことは人間の成長にとって大事なことですが、牡牛座♉/月から突き付けられる現実と、自分の理想とのギャップを前に、今の自分を不十分と強く感じてしまいやすくもあります。

それが悪く出ると、「自分はまだまだ」という気持ちから、自信のなさをひた隠しにして、それを補うために、外側を飾り立てて、実体よりも素晴らしく見えるように背伸びしたり、実力以上の地位や立場を追い求めたくなってしまうかもしれません。

しかし、そういった行動は、私たちの真の魅力やこれから発展していく魅力までも潰してしまうことでしょう。

どんなに粗削りで、発展途上であったとしても、今のありのままの自分を認め、真実の自分を表現し続ける強さを持つこと、今できる精一杯のことに真摯に取り組んでいくことが、どんな強風にも揺るがない、確固たる自信につながっていきます。

そうやって、今目の前のことに真摯に取り組む姿は多くの人を惹きつけ、愛と喜びにあふれた人生を送ることができるようになります。

牡牛座下弦の月の1週間前に、火星は牡牛座から双子座に移動し、今回、獅子座♌/太陽-水瓶座♒/冥王星ラインに対して、調停の配置を取っていますが、火星が牡牛座に滞在していた約6週間の間、私たちは自分が手にしたいもののために、忍耐強く自らの能力開発に取り組んできました。

そして、火星が双子座入りした今は、さらなる成長のために積極的に外と交流し、新しい世界を知ることで、改めて自分の個性・強みにも気付くことができるはずです。


一方、現実的で着実にゴールを目指す、牡牛座♉/月には頭脳な明晰な乙女座♍/水星がサポートに入っていますから、目の前の出来事を冷静に見つめ、何をすべきで、何をすべきでないか理知的に取捨選択することで、本当に大事なことのために、自分のエネルギーを注ぐことができるでしょう。



サビアンシンボル

さて、今回の牡牛座下弦の月のサビアンシンボルを見てみると・・・

💎獅子座♌/太陽は獅子座6度「時代遅れの女と最先端の少女」

❤一つのテーマに集中して取り組む
❤コントラストが生む物語を紡ぐ
❤真夏の明暗がはっきりした鮮明な色のようなコントラストの視野で世界を見る


💎牡牛座♉/月は牡牛座6度「渓谷にかけられる建設中の橋」

❤他者とつながることで自分を知る
❤自分の好みを発達させ、センスを磨いていく
❤自分に足りないものを素直に受け入れ補う


自分が何を要求されているかに敏感になり、要求されている役割を果たそうとする6度の天体は、相手や環境と深く結びつきながら、無意識のうちに変化へと向かっていきます。

永遠と思われたものも、一歩新しい環境に踏み出せば、時代の流行など当てのならないものがあり、放置しておけば時代遅れに陥ってしまいます。

しかし、それは絶望的な状況ではなく、他者や新しい環境に目を向け、それらと深く結びつくことで、自分の潜在的な資質を拡大させていく可能性を秘めています。

そうやって、その環境に合ったものを見つけ出すことで、自分がブラッシュアップされ、一皮むけた魅力的な自分に生まれ変わることでしょう。


これまでのやり方が通用しないときこそ、新しい自分に生まれ変わるためのチャンスが眠っています。

外に目を向けて、コンフォートゾーンを一歩出て、新たな自分の可能性を掘り起こしていきましょう🌈



それでは、素敵な下弦の月をお迎えください♡





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