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【目の前の状況をしっかりと見据え、真の調和を築く】天秤座上弦の月_20240714

皆さま、こんにちは。

自分を知り、宇宙からの応援を受けて、自分の人生の波に乗って、夢をかなえていく、占星術師の齊藤寛子です。


7/147:49天秤座上弦の月を迎えます。

テーマは「目の前の状況をしっかりと見据え、真の調和を築く」です。


1.蟹座新月からの振返り

蟹座新月(2024/7/6)から1週間が経過しました。

蟹座金星が蟹座新月(太陽&月)に緩く重なり、牡牛座火星と魚座土星とで小三角形が出来上がる、安定した星配置でした。

蟹座シーズンもちょうどピークに到達したところで、信頼できる家族や仲間から良い刺激を受けながら、目標を実現させるために、継続的にエネルギッシュに取り組めていることと思います。



月相のサイクル

トランジットの月は約1ヶ月かけてホロスコープを1周しますが、今回はその4分の1を経過するポイントにありますので、蟹座新月に立てた目標を達成するために、自分に足りないものを見つめて、それを補充していくタイミングです。

新月の目標に向かって行動に移した結果として、何かしらの障害に遭遇し、前に進まないことがあるのであれば、その障害と立ち向かい、取り除いていく必要があります。

特に、今回は愛と美の星「金星」をルーラーに持つ、天秤座での上弦の月ですから、色んな人の声に耳を傾け、客観的な視点を大切にしながら、完成品の調和的な美しさにとことんこだわることで、蟹座新月に掲げた目標も叶いやすくなることと思います。

  • 新月:心の中にある願望を意識化する

  • 新月期間:新月の目標に向かい、一直線で実行する

  • 上弦の月:決断を下し、行動に移す

  • 上弦の月期間:新月の目標に向けて軌道修正し、完成を目指す

  • 満月:物事が完成し、結実する

  • 満月期間:客観的な視点で、完成後の見直しを行う

  • 下弦の月:不要なものを見直し、手放す

  • 下弦の月期間:内省し、社会のために貢献する



2.2024年天秤座上弦の月

上弦の月図

天秤座♎/月(2ハウス)は蟹座♋/太陽(11ハウス)とスクエア(90度)の緊張角にありますが、天秤座♎/月は獅子座♌/水星(12ハウス)とはセクスタイル(60度)、蟹座♋/太陽は魚座♓/土星(7ハウス)とトライン(120度)で、公私の活動ともにその緊張感を和らげてくれる星配置になっています。


太陽が目的、月が手段と考えると、

蟹座♋/太陽は、心と心で共感して他者とつながり、強い絆を作ることで、心の拠り所となる安心できる環境を築き、またその中で大切な人に愛情を注ぎ、人を育むことを目指します。

一方、天秤座♎/月は、人と協調・協力したり、バランスを取りながら、自己を表現し、創造性を発揮することで、太陽の目的を達成しようとします。


どちらも二支二分の季節の始まりにあり、物事をスタートさせていく「活動宮」であるという点に加え、水と風のエレメントのため、ともに人とくっつく性質を持つ「Moist」に分類されます。


蟹座は感情を共有できる家族や仲間など小さな共同体の一員となり、自分や仲間の安心安全を第一に精力的に活動していきます。母性的な愛情を発揮し、家族や仲間を守っていきますが、自分たちの価値観に合わないものを一切排除してしまったり、カニの甲羅の中だけにとどまってしまうと、その集団の発展性が衰えてしまい、結果としてみんなの安心安全を守ることができなくなってしまう恐れがあります。

それは水が美しさを保つには常に流れ続けることが必要で、どこかに留まってしまっては淀んで濁ってしまうのと似ています。

だからこそ、自分が属する共同体をより繁栄させるためには、カニの甲羅の外に一歩出て、積極的に社会と関わっていくことが欠かせません。


そして、そんな時に役立つのが天秤座の客観性や対人スキル。

感情で人と繋がろうとする蟹座に対して、天秤座は一定の距離を保ちながら、知性で人と繋がろうとします。社会には様々なタイプの人がいますから、まずは自分の感情抜きに相手を観察する冷静な姿勢が必要です。そうやって冷静に人や物を見るからこそ、物事の本質が見えてきて、何を一番大切にしなければいけないのか、いずれかに肩入れすることなく意見を聞くからこそ、より良い解決策も見出せます。

そんな外でのやり取りの中で、蟹座で培われた共感力があれば、いつどこに行っても、新しい場所で新しい仲間や新しい居場所を見つけ、新しい共同体を作ることもできるのです。


これまでの価値観にとどまらず、広い外の世界にも目を向けることで、自身の所属する場所をより発展的にしていくことが、この天秤座上弦の月のテーマと言えますが、天秤座♎/月にはアピール力抜群の獅子座♌/水星のサポートがあり、堂々と自分の意見も主張することで他の人を惹きつけることができると思いますし、蟹座♋/太陽には奉仕精神にあふれる魚座♓/土星のバックアップがついていますから、相手を大きな愛で包むことで、より長期的な安心感や絆を感じられる居場所を作っていけることと思います。



サビアンシンボル

さて、今回の天秤座上弦の月のサビアンシンボルを見てみると・・・

💎蟹座♋/太陽は蟹座23度「文学界の集まり」

❤人々の心の拠り所になるような優しさを持つ
❤気の合う仲間と過ごせる居場所を見出し、文化や趣味や仕事を楽しむ
❤幅広い知識と正確な判断力を持って、仲間から頼りにされる

💎天秤座♎/月は天秤座23度「おんどり」

❤物事の背後に流れる潮流を読み取る優れた察知能力を持つ
❤流行やムーブメントを巻き起こす
❤大勢の人に目覚めの合図を送る


どのサインも23度は21度の突進力と22度の足場を固める作用の両方を臨機応変に使用して目的を叶えていく度数です。

蟹座であれば、仲間や家族のリーダーとしてみんなをまとめて率いる場合もあれば、仲間を愛情深くそっと見守るなど、その場に適した愛情を注ぐことで、周囲の人は安らぎや安心感を抱くことができます。

また、天秤座であれば、どのような人とでも苦手意識を持つことなく交流したり、他者が気付かないような細かいところに配慮して社交するなど、誰に対しても自然な親切心を持って接することができます。


天秤座を象徴する天秤の秤のように、どちらか一方に偏るのではなく、しっかり目の前の状況を見極めて、状況に応じて適切に対応するには目の前の出来事や人の気持ちを冷静に見つめる目が必要です。


広い世界に目を向けながら、目の前の状況をしっかりと見据え、真の調和を築いていきましょう♡



それでは、素敵な上弦の月をお迎えください♡




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