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龍頭図(ドラコニックチャート)

皆さま、こんにちは。

自分を知り、宇宙からの応援を受けて、自分の人生の波に乗って、夢をかなえていく、占星術師の齊藤寛子です。


本日(2024/7/24)、ソーラーリターン(太陽回帰)を迎えることもあり、魂のチャートと呼ばれる「龍頭図(ドラコニックチャート)」を見直しておこうと思います。


※ぜひこちらの記事もご参照ください。




1.龍頭図(ドラコニックチャート)

(1)龍頭図とは?

龍頭図は、魂の最も根源的な衝動・動機・願望を表すと言われており、出生図の代替物ではなく、それを補足するものとして、より高いエネルギーと目的に注意を向けさせてくれます。

通常の出生図には個人の状況や進化が描き出されますが、龍頭図では魂がその体験に何をもたらし、何を授かり、何を楽しみ、何に耐えなければならないかが示されており、隠れた魂の志やパターンを読み解くことができます。


(2)龍頭図の出し方

出生図のドラゴンヘッドを牡羊座0度に固定します。

ドラゴンヘッド(ノースノード)は黄道(太陽の通り道)と白道(月の通り道)の交点、牡羊座0度の春分点は黄道と天の赤道の交点であり、2つの重要な接点がダブルで重なるポイントが本来の完全なサインであるという考え方に基づくものです。

例えば、下図は私の出生図(N)ですが、ドラゴンヘッドは蠍座28度台にあります。
*ドラゴンヘッドはTrue(揺らぎを考慮)を用いています。

N:出生図

このドラゴンヘッドを牡羊座0度に持っていった、龍頭図(D)は下図の通りです。

D:龍頭図

天体の位置は変わらず、サインだけが約120度回転しているのが分かります。


2.龍頭図天体

龍頭図の天体(D天体)の意味するところと、私のD天体の特徴を順に見ていきたいと思います。
D天体の意味は、Patric Godden氏のD天体&Dサインに関するキーフレーズを参考にさせて頂いています。

(1)D太陽:射手座2度台(9ハウス)

D太陽のスピリットはすべての天体と共鳴し、すべての命・すべての光を一つにします。それは生命力がN太陽に関連していることと似ていますが、D太陽ではより深く感じられ、私たちのより高い使命の指標となります。

また、私の場合、D太陽が射手座なので、源から「第三の目」へとつながる叡智や真実の明晰さを追い求めることがより高い使命の指標になります。
N射手座が愛する肉体的・精神的な事由が拡大し、無限の真理と叡智を追求する努力がD射手座ではさらに拡大します。

私が占星術に巡り合って、はまっていったのも無限の真理と叡智を追求するためだったのだと思います。

ちなみに、サビアンシンボルは+1度して、
射手座3度「チェスをする2人の男」~知恵を働かせ、戦略を考え、対戦していく。自分の頭の中にいる対戦相手とぶつかり合って上昇する。

対戦というのはいまいちピンと来ないのですが、色んな占星術家の方の考え方を取り入れられるのは、柔軟宮の射手座だからなのだと思います。


(2)D月:双子座24度台(4ハウス)

N月は私たちがどのように物事に反応するか、安全や保障にかかわる要素を示しますが、過去の魂の経験を示すとも言われていますが、D月は魂が今世で経験することを選んだあらゆる経験を示し、その経験は輪廻転生するすべての人生に役立ちます。

また、私の場合、D月が双子座なので、無限の知性と知識を持っています。N双子座の場合は、多くの情報を収集することに関心があり、コミュニケーション・物事をつなげること・忙しさに関心がありますが、D双子座の場合はすべての情報がすでに無限の知性とつながっているので、コミュニケーションの必要がなく、完全な静寂があるという点が異なります。

無限の知性とつながっているのかはわかりませんが、自分に必要な情報は必要なタイミングで必ず入ってくる、という何の根拠もない確信のようなものはあります。

ちなみに、サビアンシンボルは+1度して、
双子座25度「パームの枝を刈る男」~仮説を作り、無駄な知性を自分で刈り取っていく

D双子座が示す、「忙しなく情報収集しなくてもいい」という所に通じるものがあるような気がします。
今はまだ全くできている気がしませんが、人生を終えるまでに、これまで学んできたことをシンプルにまとめられたらいいなと思っています。


(3)D水星:蠍座24度台(9ハウス)

N水星は私たちがどのように考え、どのようにコミュニケーションをとるかを表しますが、D水星の原理は意識的な思考を超えて、身体で感じるような知性レベルまで上昇し、魂が人間の知性の限界を超えようとしていることを示唆しています。

また、私の場合、D水星が蠍座なので、人生の謎を知ろうとする衝動を持ち、魂を理解し、錬金術に造詣が深くなり、形成と再生を追求することで、N蠍座より深いレベルに到達します。

D太陽の射手座とも関連しますが、人生の謎を知る一つの術が占星術なのだと思います。

ちなみに、サビアンシンボルは+1度して、
蠍座25度「X線」~何かを考えるときに、原因は何かということを徹底して考える、原因から結果までを常に意識する

私は何か出来事が起こったときに、ほぼほぼ毎回その時のチャートをチェックしますが、どの天体のエネルギーに反応したのだろう?と検証せずにはいられません。それが正解かはわかりませんが、自分の中で納得できる答えを求めてしまう所があります。


(4)D金星:山羊座10度台(10ハウス)

源から来る無限の愛は地球に住む私たち人間にとってあまりに大きく対処することができないため、D金星はすべてを受け入れる愛を人間が対処できる範囲に縮小してくれています。N金星は「美」を象徴し、喜びをもたらしたり、私たちが何をどのように愛しているかを示していましたが、D金星は魂が現世で取り組んでいる、完全な愛の源の一部を示していると言えます。

また、私の場合、D金星が山羊座なので、多次元のジグソーパズルが組み合わされるようにすべての秩序・方向・構造を知っており、魂と通じて地上に生命を与えることになります。
N山羊座は物理的な構造と組織に関連していますが、D山羊座では肉体や生命の構造を含むように拡張されています。

私は公認会計士として20年以上、経済や物質的なものに深く関わってきましたが、それだけではすべてを受け入れることができず、占星術に何か救いを求め、理屈だけでは解明できない人の性(さが)のようなものを理解しようとしているのかもしれません。

ちなみに、サビアンシンボルは+1度して、
山羊座11度「キジの大きな群れ」~少数の優れた人たちを集め、少数精鋭の組織を作り出す

別に私が少数の優れた人間ということではないのですが、私のブログ記事が決して読みやすく書いていないのは、ある種それを意図している所があって、多くの人が読みやすいようにしてしまうと、自分とエネルギーの合わない人を引き寄せてしまって、結果、自分が疲弊することになることを避けるためでもあります。多くの人に好かれることは凄いことだとは思いますが、残念ながら、私には色んなエネルギーを受け入れる器はないので、私と波長の合う方にちゃんと届いて、より良い関係性が築ければいいなと思っています。


(5)D火星:乙女座17度台(7ハウス)

D火星は物事を考察します。
N火星は個人的な欲望や衝動を追求しますが、D火星は源の力と関連して無我の境地にあり、「オール・イズ・ワン」の視点から、すべての人の欲望や衝動を追求するため、ステージが一つ上のレベルにあると言えます。

また、私の場合、D火星が乙女座なので、進化し続ける源の完璧さに向かって努力する魂として表れ、N乙女座の人間的な完全性を目指す姿より一段上のレベルを目指しています。

昨年6月には「ワクチン被害者の慰霊のデモ行進」に参加したり、今年5月には「WHOから命を守る国民運動」「日本列島100万人プロジェクト」に参加しましたが、それは自分の人権を守るという現実的な視点と同時に、この戦いは人類の魂の進化のための戦いなのだという俯瞰的な視点から突き動かされているように思います。

ちなみに、サビアンシンボルは+1度して、
乙女座18度「ウィジャ盤」~無意識の力を小出しに使えるような方法を考える

無意識の力を使っているのかは分かりませんが、日々出会う様々な現象を宇宙からのメッセージとして受け取るようにしています。


(6)D木星:獅子座25度台(6ハウス)

木星は社会天体ですが、D木星は社会の枠組みを逸脱し、その意識はどんどん上昇し、スピリットである太陽の近くまで上っていきます。N木星は開運・拡大・自己啓発に関連付けられ、それが人生への信頼に関係しますが、D木星では魂が無限の知恵と真理のためにいかに努力しているかを示しています。

また、私の場合は、D木星が獅子座なので、N獅子座のような自己承認を超えて、自分が他者を祝福したり、承認する立場に立つことになります。

ちなみに、サビアンシンボルは+1度して、
獅子座26度「虹」~自分自身の使命が天から来た啓示によってはっきりわかる

使命がはっきりわかるかと言えば微妙ですが、何かに導かれるように自ら行動していくことには、自分の欲を超えた大きな役目があるのだと思っています。


(7)D土星:蠍座24度台(9ハウス)

N土星は再構築や制限に関連付けられますが、D土星は魂が今生で取り組むべき課題を選択することを示唆しており、そこには魂が自分自身をどう判断するかということ以外に判断できるものはなく、自分の中の閻魔様のような存在です。

また、私の場合、D土星が蠍座なので、人生の謎を知ろうとする衝動を持ち、魂を理解し、錬金術に造詣が深くなり、形成と再生を追求することで、N蠍座より深いレベルに到達します。

ちなみに、サビアンシンボルは+1度して、
蠍座25度「X線」~何かを考えるときに、原因は何かということを徹底して考える、原因から結果までを常に意識する

私の場合は、水星と土星がぴったり合なので、身体レベルで感じる知性がカルマの解消にも関わっているということになります。

昨年5月に宮古島で初めて天の川を見た後、「アプリだけ見て満足していてはだめだ」と思ったのも、D水星&土星の影響を受けて、星から降り注がれるエネルギーを身体で感じて、それを伝えていきたいと思ったのかもしれません。


(8)D天王星:水瓶座29度台(12ハウス)

N天王星は突然の出来事・独創性・人道的な理想を示しますが、D天王星は精神の絶対的な資質を人間が対処できるレベルまで引き下げ、内なる真実に近づき、魂が現世で到達したい絶対的な源の真実の一部を示しています。

また、私の場合、D天王星が水瓶座なので、人智を超えた源の真理の光について人々が理解しようとするのを助ける衝動を持ち、N水瓶座が真実を見出そうとするより深いレベルに到達しようとします。

人々の理解を助けるという意味では、こうやってブログ等で占星術のことを発信しているのもそのためなのかもしれません。

ちなみに、サビアンシンボルは+1度して、
水瓶座30度「アーダスの咲いている野原」~「人類みな兄弟」として、どんな人とも親しめる

D金星での記述のように、私には誰とでも親しめる度量はありませんが、価値観は違っても、その人の人権を侵害するような行為は違うと思うので、人として平等に当たり前の人権を持つことに対する意識は強いと思います。


(9)D海王星:牡羊座10度台(2ハウス)

N海王星は幻想・想像力・無常観・境界線を越えることに関連付けられますが、D海王星は身体的寿命という制限を超越し、魂がいかに無限かつ永遠の源と一体になろうと努力しているかを示しています。

また、私の場合、D海王星が牡羊座なので、大いなる自己に到達するための純粋な衝動に基づき、生命の源流へ一点集中する傾向があり、N牡羊座の直接的なアプローチに、より焦点を当てていくことになります。

「身体的寿命という制限を超越し」という点に関しては、「自分の死後にも役立つものを何か残して死んでいきたい」という漠然とした想いがあります。

ちなみに、サビアンシンボルは+1度して、
牡羊座11度「国の支配者」~牡羊座の新しい考え方を持って、自分が属している環境に対して革命を起こそうと行動する

革命を起こそうとしている訳ではありませんが、既に機能していない古い慣習等に縛られていることに対しては反発しがちだと思います。


(10)D冥王星:水瓶座8度台(11ハウス)

N冥王星は変化変容や終わりと始まりに関連付けられ、物理的なレベルではトラウマとなる可能性がありますが、D冥王星は進化する完璧さの中に、絶対的な静寂があり、魂がいかにして源の愛と叡智に関連したパワーに到達しようとしているかを示しています。

また、私の場合、D冥王星が水瓶座なので、人智を超えた源の真理の光について人々が理解しようとするのを助ける衝動を持ち、N水瓶座が真実を見出そうとするより深いレベルに到達しようとします。

私の場合、D天王星も同じサインで、よりD水瓶座的な要素を強く持ち合わせているということになります。

ちなみに、サビアンシンボルは+1度して、
水瓶座9度「鷹に変化する旗」~実感を伴う観察は客観的でないと考え、非個人的・非実感的なものを大切にする

これはちょっと思い当たることがなく、これからさらに魂が進化したときに理解できるのかもしれません。



3.二重円(出生図×龍頭図)

出生図は今回の人生での物理的なテーマを示しており、具体的な状況を表す人生のルートマップです。魂の本質的な強い衝動や真の動機は龍頭図に示されているので、出生図と龍頭図を重ねてみることで、輪廻転生を繰り返す魂的な視点から、今世のテーマがどのように関わっているのかを知ることができます。

特に、D天体がN天体・アングルと重なるポイントは、魂が降り立つ場所で、今世のテーマと魂のテーマがどう繋がっているかを知る上で、重要なカギを握っています。

二重円(内側:出生図(N)、外側:龍頭図(D))

(1)D射手座♐/太陽(1ハウス)×N獅子座♌/太陽(9ハウス)120度

私の場合、出生図から龍頭図を作る際、約120度回転するので、太陽がどちらも火のサインで親和性があり、今世のテーマと魂のテーマの質が似ています。

また、射手座なので、第3の目を開き、より深い叡智に向かっていこうとしているようです。


(2)D双子座♊/月×N双子座♊/ヴァーテックス(8ハウス)0度

上図では表示されていませんが、N双子座♊/ヴァーテックス(Vt)がD双子座♊/月と1度違いの所にあります。

Vtは今世で周囲の人から求められるライフワーク的な場所、社会で求められる人間関係のポイントになりますから、過去世でたくさん情報収集をしてきて、色々知っているD双子座♊/月が8ハウスという深い人間関係の中で叡智や情報をより深いレベルで活かしていこうとしていることが分かります。

私は出生図では双子座に天体が1つもないのですが、この場所はヘリオセントリックの水星があったり、父親の天王星があったり、4年以上通っている整体師さんのドラゴンヘッドがあったり、30年以上ファンを続けているマッキーの月があったり…と、目には見えないエネルギーを強く感じる場所でもあります。


(3)D蠍座♏/水星&土星×N蠍座♏/ドラゴンヘッド(1ハウス)0度

D蠍座なので、より深い研究をしようと思っていますし、ドラゴンヘッドも人とのご縁のポイントで今世の課題になる所ですから、人との深い繋がりの中で深い研究を進めていこうとしているのだと思います。


2.(4)D金星の所で、「少数精鋭の組織」といったことが出てきましたが、魂的に、今世では人と濃く深くつながることで、より深い叡智を追い求めようとしているのだな、ということが腹落ちしました。

ソラリタで太陽が新しく生まれ変わる前に確認ができて良かったです(^^♪


最後までお読み下さいまして、ありがとうございます♥

隠れた魂の志やパターンを読み解くヒントにして頂けたら幸いです(^^♪





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