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【ミッドポイント検証】2024年7月振り返り

皆さま、こんにちは。

自分を知り、宇宙からの応援を受けて、自分の人生の波に乗って、夢をかなえていく、占星術師の齊藤寛子です。


2023年に引き続き、2024年もしばらくトランジット外惑星(T外惑星)が接触したミッドポイントを振り返って検証しています。



1.ミッドポイント(MP)の出し方

有料にはなりますが、ARIで三重円を作成し、ハーフサム表示を選択すると、下記のようにセカンダリープログレッション天体(P天体)やソーラーアーク天体(SA天体)まで含めて表示してくれます。

日付は7月のほぼ真ん中に当たる、7/15で出力しています。

2.2024年月のT外惑星の動きとMP

(1)T冥王星:水瓶座1度台→0度台

T冥王星は2024年7月を通して逆行中で、水瓶座1度~0度台を移動しました。

オーブ±1度で見ると、MP29度~32度までがT冥王星が接触するポイントとなりますが、量が多くなってしまうので、MP30~31度台だけ取り上げると、以下の5つが該当します。

✓太陽/天王星
✓P/SA天王星
✓月/冥王星
✓P火星
✓N太陽

太陽/天王星のMPに冥王星が接触するときは、改革することへ強烈に取り組んだり、物事をやり直すことに対して情熱を注いだり、突然の運命的な出来事や身体的苦痛・拘束などを経験する可能性があります。身体的拘束ではありませんが、6月の決算サポート業務の状況が過酷で、ここまで追い込まれたのも久々で、よく倒れなかったな…と自分でも感心してしまいます。

月/冥王星のMPは強烈な感情・熱狂性・徹底性を表したり、極端な野心・衝動・情緒不安・嫉妬や自惚れから起こる情緒的爆発のような意味を持ちますが、そこに冥王星が関わっているので、極限に至るまで軸の機能を増加させ、制御不能になる場合もあるということになります。上述のように過酷なスケジュールをこなしていましたので、その通りです。それでも、ブチ切れずにギリギリの所で精神状態を保っていたのは、事前に見ていた「七赤金星」の7月の運勢のYoutube動画で「口は禍の元」と忠告があったおかげです。

また、P蠍座♏/天王星×T水瓶座♒/冥王星90度の底辺にP双子座♊/火星が頂点に位置する、トールハンマーも出来上がっていました。

二重円(内側:出生図、外側:セカンダリープログレッション)

T冥王星×P火星のセスキコードレート(135度)は6月のMPの検証時に認識していましたが、P火星×P天王星のセスキコードレートは全くのノーマークで、7月下旬のすず先生のマイナーアスペクト講座でサンプルリーディングして頂いた時に教えて頂いて認識しました。しかも、2つ合わせて、トールハンマー(90度の2天体を底辺にして、その2天体から135度となる頂点との天体で二等辺三角形が出来上がる)になっていることも・・・。

さらに、今回のの7月のMPの検証で気付きましたが、トールハンマーの頂点のオポジション(180度)にSA射手座♐/天王星が位置しており、オーブ緩めにすると、そこにはP射手座♐/月もいて、カイトに似た状態になっています。

天王星も冥王星もどちらも破壊と再生を伴い、物事を改革していく天体です。思い切った行動により改革していく2天体の葛藤のエネルギーが頂点の火星を通して噴出することで、相手に対して言いすぎてしまったり、攻撃的になってしまうことがありますが、火星の力をうまくコントロールすることで、攻撃的になる衝動が緩和されます。相当ストレスフルな状況にありながら、攻撃的にならなかったのは上述のように七赤金星に対する忠告アドバイスのおかげで、人間性を鍛えるには東洋系の占星術も欠かせないと思っています。
こんな過酷なスケジュールながら、7/14にマッキーのコンサートFinalで那覇に、翌朝は宮古島へ飛んだのですが、その翌日東京に戻るときに、ある願い事の願掛けも兼ねて、炎天下の中、パイナガマビーチから宮古空港まで1時間半歩く、というとんでもないことも成し遂げました。N牡牛座♉/火星が7/2に火星回帰したばかりでしたが、多分、デスクワークだけではその火星を使いきれなかったのだと思います。

そして、果敢な行動により目的を達成したり、性急な行動によるリスクや損害を意味する、火星×天王星の組み合わせが2つも出来上がっていたことから、スピーディーに物事を処理していかなければならなかったんだろうなと思います。

なお、セスキコードレート(135度)はマイナーアスペクトなので、あまり感じないケースも多いのかもしれませんが、私は出生図でダブルトールハンマーを持っているので、トランジットやプログレスでやってきたときにもその影響が強烈だったのだと思います。

出生図

そして、何度か出てきていますが、N獅子座♌/太陽に対して、T水瓶座♒/冥王星がオポジション(180度)になっているので、大きなことを成し遂げるだけの影響力を持つ可能性があるものの、限界を超えて潰れる可能性もあるときですが、この過酷な状況を乗り越えつつあるのも、その先に叶えたいことがあるからで、ここで潰れなくてよかったなと思います。



(2)T海王星:魚座29度台

T海王星は2024/7/2に逆行を開始し、7月を通して、魚座29度台に滞在しました。

オーブ±1度で見ると、MP43度~45度までがT海王星が接触するポイントとなりますが、量が多くなってしまうので、MP44度台だけ取り上げると、以下の1つが該当します。

✓火星/ASC

5月~6月に引き続きですが、火星/ASCのMPに海王星が接触していました。エネルギーが欠乏したり、エネルギーの使い方を誤ることがあります。また、他者を裏切ったり、逆に裏切られる経験をしたり、人生における安定した地位を維持することが困難になる出来事が起こる可能性があります。
上述のように、ここまで過酷な状況になったのは当初お願いしていたことに対応してもらえていなかったり、追加で業務を引き受ける際に聞いていた話とスケジュールが違ったためで、その分を自分の気力と体力でカバーせざるを得なかったからでした。腹は立ちますが、そういう状況に追い込まれることで、自分の眠っていた力も引き出されるのだと思うので、これ以上怒りの感情に持っていかれないように気を付けなければと思います。



(3)T天王星:牡牛座25度台~26度台

2024年7月現在、T天王星は牡牛座25度台~26度台を運行中です。

オーブ±1度で見ると、MP9度~12度までがT天王星が接触するポイントとなりますが、量が多くなってしまうので、MP10~11度台だけチェックすると、以下の5つが該当します。

✓SA月
✓金星/ASC
✓海王星/ASC
✓P金星
✓月/ドラゴンヘッド

SA月、金星/ASCのMP、海王星/ASCのMPは先月に引き続きで、特段新しく何か影響を受けた印象はありません。

P獅子座♌/金星はT牡牛座♉/天王星とスクエア(90度)にありました。愛の芽生えやドラマチックな愛の経験、人気、愛のトラブルといった、金星×天王星の組み合わせが意味することでは特に何もなかったのですが、T蠍座♏/月がT牡牛座♉/天王星にオポジション(180度)になったタイミングで、9月に引っ越したい希望のエリアで物件が出てきて、話が進んでいきました。
その頃は、T牡牛座♉/火星が天王星とコンジャンクション(0度)、そこにはN牡牛座♉/ドラゴンテイル(7ハウス)もあり、さらにはN水瓶座♒/月(4ハウス)も絡んで、不動宮のグランドクロスが出来上がっていました。
物件は4月以降ずっと探していたのですが、なかなか厳しい状況でこのままでは9月の引っ越しは断念しなければいけないギリギリのタイミングに来ていたので、九死に一生を得たような気分でした。

最後、月/ドラゴンヘッドのMPに天王星が接触していましたが、月/ドラゴンヘッドは他人との精神的な繋がりを意味し、天王星は客観性・俯瞰性や突然の変化をもたらしますが、不動産もご縁だと思うので、それが突然やってきたということかと思います。



(4)T土星:魚座19度台→18度台

2024/6/30に逆行を開始したT土星は、2024年7月は6月の移動分を逆移動し、魚座19度台から18度台まで移動しました。

オーブ±1度で見ると、MP32度~35度までがT土星が接触するポイントとなりますが、量が多くなってしまうので、MP33度~34度台だけ取り上げると、以下の2つが該当します。

✓P太陽
✓水星/火星

P太陽、水星/火星のMPはともに、6月同様に土星と接触していました。

太陽×土星に関しては、P乙女座♍/太陽がT魚座♓/土星とオポジション(180度)の他、N獅子座♌/太陽に対してT魚座♓/土星が緩くセスキコードレート(135度)ということもあり、土星の制限や責任感といった要素を強く感じやすい時期にありました。

また、水星/火星のMPに土星が接触するときは、思考が深くなったり、集中力が増したり、神経質になったり、慎重だが鋭い決断ができたり、クールな表現になるときですが、このおかげで集中して大量の業務をこなせたのかもしれません。



なかなかハードな月でしたが、占星術を活用することで、良い意味で星のせいにできたり、大変な状況が解消されそうな時期もあらかじめ知ることができるので、踏ん張りがきいて良いですね。



最後までお読みいただき、ありがとうございました♡

MPの活用法に関して、皆さまの参考になれば幸いです(^^♪






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