【ミッドポイント検証】2024年9月振り返り
皆さま、こんにちは。
宮古島の占星術師/齊藤寛子です。
2023年に引き続き、2024年もしばらくトランジット外惑星(T外惑星)が接触したミッドポイントを振り返って検証しています。
1.ミッドポイント(MP)の出し方
有料にはなりますが、ARIで三重円を作成し、ハーフサム表示を選択すると、下記のようにセカンダリープログレッション天体(P天体)やソーラーアーク天体(SA天体)まで含めて表示してくれます。
日付は9月のほぼ真ん中に当たる、9/15で出力しています。
2.2024年9月のT外惑星の動きとMP
(1)T冥王星:水瓶座0度台→山羊座29度台
T冥王星は2024年9月を通して逆行中で、水瓶座0度~山羊座29度台を移動しました。
オーブ±1度で見ると、MP28度~31度までがT冥王星が接触するポイントとなりますが、量が多くなってしまうので、MP29~30度台だけ取り上げると、以下の5つが該当します。
✓P土星
✓太陽/天王星
✓P/SA天王星
✓月/冥王星
逆行で冥王星が山羊座に戻ったことで、蟹座29度にあるP土星とがっつりオポジション(180度)になりました。社会的な課題や達成するべきことが数多くやってくるときで、やらなければいけないことが色々あるのに思ったように進んでいかないもどかしさを感じました。
8月同様、太陽/天王星のMPに冥王星が接触しており、改革することへ強烈に取り組んだり、物事をやり直すことに対して情熱を注いだり、突然の運命的な出来事や身体的苦痛・拘束などを経験する可能性がありました。色々見直したいことがあるのですが、一気に片づけることはできないもどかしさを感じるばかりです。
こちらも8月同様ですが、月/冥王星のMPは強烈な感情・熱狂性・徹底性を表したり、極端な野心・衝動・情緒不安・嫉妬や自惚れから起こる情緒的爆発のような意味を持ちますが、そこに冥王星が関わっているので、極限に至るまで軸の機能を増加させ、制御不能になる場合もありました。私は車の運転をしないので、宮古島での移動も多くは徒歩なのですが、炎天下の中1時間半くらい歩いて買い物に行ったことは知人にびっくりされました。
最後、P天王星が冥王星とスクエア(90度)、SA天王星が冥王星とセミスクエア(45度)になっていました。自分らしいと思ってやってきたことで失敗や挫折を味わい、方針転換をせざるを得なくなったり、突然、自己認識を大きく覆されるような体験をしたり、環境や仕事などが急激に変わるときでしたが、9/5の宮古島移住で環境が大きく変わりましたので、星通りでした。
(2)T海王星:魚座29度台→28度台
T海王星は9月を通して逆行中で、魚座29度台~28度台を移動しました。
オーブ±1度で見ると、MP42度~44度までがT海王星が接触するポイントとなりますが、量が多くなってしまうので、MP43度~MP44度台だけ取り上げると、以下の2つが該当します。
✓天王星/ドラゴンヘッド
✓火星/ASC
天王星/ドラゴンヘッドのMPは新しい交際の始まりや人ともに分かち合う新しい経験の喜びに関係しますが、そこに海王星が接触しているので、そのこと自体が曖昧になり、解決方法が見えにくくなるときでした。
N牡牛座♉/ドラゴンテイル(7ハウス)にT牡牛座♉/天王星が乗っかっていたり、チャートルーラーのN天秤座♎/冥王星(11ハウス)にT天秤座♎/ドラゴンテイルが乗っかっていたりと、ご縁が切り替わるタイミングも重なっていますが、宮古島に来たばかりというのもありますし、私が月4ハウスで出不精なのもあり、すぐには新しい人間関係を構築するのが難しいといったことがあったと思います。
また、8月に引き続きですが、火星/ASCのMPに海王星が接触していて、エネルギーが欠乏したり、エネルギーの使い方を誤る可能性がありました。また、他者を裏切ったり、逆に裏切られる経験をしたり、人生における安定した地位を維持することが困難になる出来事が起こるリスクもありました。
決算サポート業務は終了したので、過酷な状況からは解放されましたが、その反動が続いているのか、思ったように動けないことにもどかしさを感じています。
(3)T天王星:牡牛座25度台~26度台
T天王星は2024/9/2に逆行を開始し、9月の間で、牡牛座27度台~26度台を移動しました。
オーブ±1度で見ると、MP10度~13度までがT天王星が接触するポイントとなりますが、量が多くなってしまうので、MP11~12度台だけチェックすると、以下の4つが該当します。
✓P金星
✓月/ドラゴンヘッド
✓金星/火星(愛欲軸)
✓火星/海王星(死病軸)
8月同様、P獅子座♌/金星がT牡牛座♉/天王星とスクエア(90度)にありましたが、金星×天王星が象徴する、愛の芽生えやドラマチックな愛の経験、人気、愛のトラブルといったことは特にありませんでした。
こちらも8月同様、月/ドラゴンヘッドのMPに天王星が接触していました。月/ドラゴンヘッドは他人との精神的な繋がりを意味し、天王星はそこに客観性・俯瞰性や突然の変化をもたらしますが、突然という訳ではないものの、宮古島への移住により所属する団体が切り替わった等が該当します。
9月に新たに、金星/火星のMP(愛欲軸)に天王星が接触しました。突然のひとめぼれと言うのか分かりませんが、引っ越し後の机は昇降式のものにしようと事前に考えていたものの、東京での最終日、羽田空港そばのホテルに泊まった時に丸テーブルとソファがとても居心地が良かったこともあり、方針転換で、新居では丸テーブルとソファを購入し、愛用中です。今まで、仕事の机といえば、長方形のイメージだったのですが、四角にこだわる必要がない、というのは新たな気付きでした。
最後、火星/海王星のMP(死病軸)に天王星が接触しており、抵抗力の著しい低下が突然起こる状況にありましたが、思った以上に引っ越しにエネルギーを使ったのか、何だかずっと疲れが取れない状態が続いています。
(4)T土星:魚座16度台→14度台
T土星は9月を通して逆行中で、魚座16度台~14度台を移動しました。
オーブ±1度で見ると、MP28度~32度までがT土星が接触するポイントとなりますが、量が多くなってしまうので、MP29度~31度台だけ取り上げると、以下の8つが該当します。
✓P土星
✓太陽/天王星
✓P/SA天王星
✓月/冥王星
✓P火星
✓N太陽
✓P月
P土星は蟹座29度、N太陽は獅子座1度にあり、T土星とセスキースクエア(225度)の角度にあったので、ストレスやトラブルに対処が必要なときでした。移住に当たっては色々な手続きを踏まなければいけなかったり、お金が次から次へと出ていく一方で、かなりストレスフルなときでした。
P天王星は蠍座1度にあり、T土星とセスキーコードレート(135度)にあったので、好調な中にストレスや問題の種を発見しやすいときでした。9月は念願の宮古島への移住も実現できましたが、自分がやりたいと思っていたことを全部こなすのはなかなか大変で、自分の読みの甘さを実感することにもなりました。
また、P火星は双子座16度、P月&SA天王星は射手座14度にあり、T土星と柔軟宮のTスクエア状態でした(P太陽も乙女座18度台にあるので、緩くは柔軟宮のグランドクロス状態)。これまでも引っ越しは何度か経験してきていますが、「こんなに大変だったかな?」と思うほど疲れました。また、遠方ということで引っ越しの荷物が届くのに時間がかかったり、家具等も着いてから考えようと思って事前に準備していなかったので、2週間くらい段ボール箱を机代わりにして腰が痛くなるなど、まともな生活ができるまでに随分苦労しました。
太陽/天王星のMPに土星が接触するときは、社会的な失策や失脚、抑圧と制限、孤立無援、災難、病気、障害、離別などが起こりやすいときですが、宮古島への移住でこれまで東京でお世話になっていた方々とお別れしなければならなかったことが該当するかと思います。
最後、月/冥王星のMPに土星が接触するときは、情緒が抑圧されたり損傷されたり、過重な負担を強いられたりしやすいときですが、抑圧されたとまでは言えないものの、通常の生活モードに入るまでがなかなかしんどいときでした。
宮古島への移住というおめでたい月の割には、至る所で土星がかなり効いていて、疲労感がいっぱいの月になりましたが、こうやって検証して原因が分かると、その疲労感も多少ながら解消することができました♡
最後までお読みいただき、ありがとうございました♡
MPの活用法に関して、皆さまの参考になれば幸いです(^^♪