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2023年ソーラーリターン振り返り

皆さま、こんにちは。

自分を知り、宇宙からの応援を受けて、自分の人生の波に乗って、夢をかなえていく、占星術師の齊藤寛子です。


少し早いですが、2日後(7/24)には2024年のソーラーリターン(太陽回帰)を迎えることもあり、2023年ソラリタからほぼ1年が経過しましたので、2023年ソラリタ図の振返りをしておきたいと思います。




1.ソーラーリターン図(SR図/太陽回帰図)

トランジットの太陽は1年でホロスコープを1周し、誕生日付近で出生図の太陽の位置に戻ってきます。
その時の天体配置を「ソーラーリターン図(太陽回帰図)」と呼び、ここから1年間のテーマを知ることができます。

下図が2023/7/25に太陽回帰した際のソーラーリターン図(SR図)です。

2023年ソラリタ図

(1)MCサイン:魚座

2023年SR図のMCは水の柔軟宮の魚座でした。
MCサインは10年ごとに3区分が切り替わりますが、私の場合はこの2023年から柔軟宮に切り替わり、柔軟宮の1年目。臨機応変に対応し、次のステージに向けて準備する10年のサイクルがスタートしました。

水のエレメントなので、情緒的・感情・人と人との気持ちの交流・思いやりがテーマでしたが、好きな人もできて、感情の揺れ動きも色々あったので、テーマ通りの1年だったと思います。


(2)半球の強調:北&東に天体が集中

天体配置を見ると、北(下)に5天体、東(左)に6天体あったので、「内面的分野で成功したい」&「自らの動機に従いたい」傾向が強まる1年でした。

この1年間と言えば、往復3,600キロの宮古島に4回も出掛けた割には、それ以外は家にこもっていることも多く、自分のことに意識が向いていることが多かった1年だったと思います。

なお、南北(上下)で見ると、天体数はいずれも5天体なのですが、北(下)には、太陽・月・水星・金星・火星の個人天体5つ、南(上)には木星・土星・天王星・海王星・冥王星の社会天体&世代天体5つということもあり、実際の影響としては個人天体の方が感じやすいため、北(下)に集中と判断しました。


(3)3区分の偏り:なし

3区分の偏りを見ると、いずれも2天体以上ありましたので、不動宮が強いとは言え、どこかが極端に欠けているという状況ではありませんでした。

✓活動宮(2):月、冥王星
✓不動宮(5):太陽、水星、金星、木星、天王星
✓柔軟宮(3):火星、土星、海王星


(4)4区分の偏り:風のエレメントが1つ

4区分の偏りを見ていくと、風のエレメントが1つなので、人生を深刻に考えすぎたり、経験不足が注意すべきテーマとなった1年でした。

✓火(3):太陽、水星、金星
✓地(4):火星、木星、天王星、冥王星
✓風(1):月
✓水(2):土星、海王星

私の人生にとって大きな決断はしたので、人生を深刻に考えてはいたと思いますが、マッキーの曲のおかげもあって、それで落ち込むということはなかったと思います。


(5)ASC:蟹座15度台

①ASCサイン:蟹座

ASCサインが蟹座なので、ざっくりと1年の傾向として、以下のような傾向が想定されました。

✓防衛本能が強まる
✓守りの姿勢に入る
✓家庭的なことに関心を持つ
✓親しい人達とのテリトリーを守ることにエネルギーが向く。また、そういったテリトリー内で、のびのびとした表現力が発揮できる
✓仲間意識が強まる
✓墓、不動産に関する問題が生じる
✓母親、女性に関連した問題が生じる

牡牛座木星期もラストの今年5月くらいから、Youtubeの料理番組にはまって、料理に時間をかけるようになりました。
また、9月に引っ越しを計画していたため、「1日1個断捨離」をスローガンに、コツコツと断捨離を進めて、家の中が随分とすっきりしました。


②出生図上のハウス:9ハウス

2024年SR図のASCポイントは、出生図では9ハウス(グレードアップ・外国語・哲学・海外旅行)に位置していたため、私の意識として、9ハウスのテーマに関心があり、そこにエネルギーが注がれていく1年でした。
もともと出生図で9ハウスステリウムなので、9ハウスは人生における重要なテーマなのですが、昨年8月下旬くらいに「英語の勉強を再開した方がいいかも」と思い立ち、英語に触れる時間が増えました。9月下旬からは海外の占星術家の方のラジオを聞きながら、毎朝1時間ウォーキングをする生活がスタートし、今年3月からは決算サポート業務で海外子会社とのやり取りが始まったので、まるでそれを察知していたかのようです。占星術ではラジオの他、英語のメルマガ等も購読するようになったので、確かに9ハウスに焦点が当たった1年となりました。


③ASCルーラーのアスペクト

ASCが蟹座なので、ルーラーは月で、アスペクトとしては1つのみでした。

✓天秤座♎/月(4ハウス)×獅子座♌/水星(2ハウス)60度

月×水星の組み合わせは旅行なども象徴しますが、これまで出張を除き、年に4回も旅行に行くなんて考えられませんでしたから、それが気楽にできたのもこのアスペクトの影響なのかもしれません。
それはまた、私の生活に対する価値観(4ハウス)や表現力(獅子座♌/水星)にもプラスの影響を与えてくれたと思います。


(6)太陽のハウス:2ハウス(サクシーデントハウス)

5度前ルールを採用し、かつ10年ごとの切り替わりを考えると、1ハウスよりは2ハウスとした方が適切な判断かなと思っています。

若干の例外はあるものの、SR図の太陽のハウス区分(アンギュラー・サクシーデント・カデントハウス)は10年ごとに切り替わりますが、私の場合は2021年からサクシーデントハウス(2・5・8・11ハウス)にあり、2023年はサクシーデントハウスの3年目でした。
SR図の太陽がサクシーデントハウスに在住する10年間はアンギュラーハウス(1・4・7・10ハウス)で始めたことを深化・定着させる期間ですが、アンギュラーハウスの期間には個人事業主になり、占星術に出会っており、いまはそれを深化・定着させる過程にあります。


(7)N月のSR図でのハウス:8ハウス

出生図の月(N月)が入るSR図のハウスがその年の課題になりますが、私の場合は、N月が水瓶座23度台にあるので、2023年SR図では8ハウス(遺産・相続・受け取る・伝授・深く入る・霊的)に位置していました。

上述のように、この1年間で4回も宮古島を訪れるほど、1つのことに深くはまった1年で、それは私の生活に対する意識も変え、自然との調和を感じられる瞬間が増えました。


※ソラリタ図については、こちらの記事で詳しくまとめていますので、ぜひご参照ください。



2.T太陽から見るKey Day

(1)T太陽がSR天体と接触する日

T太陽がSR天体と重なったときにはその天体&ハウスに関係する出来事が起こることが多いので、実際の所を振り返って検証してみたいと思います。
(T:トランジット)

①2023/8/17:SR獅子座♌/水星(2ハウス)
②2023/8/22:SR獅子座♌/金星(2ハウス)
③2023/9/1:SR乙女座♍/火星(3ハウス)
④2023/9/22:SR乙女座♍/IC(4ハウス)
⑤2023/10/12:SR天秤座♎/月(4ハウス)
⑥2024/1/6:SR山羊座♑/DSC(7ハウス)
⑦2024/1/20:SR山羊座♑/冥王星(7ハウス)
⑧2024/2/25:SR魚座♓/土星(9ハウス)
⑨2024/3/18:SR魚座♓/海王星(9ハウス)
⑩2024/3/19:SR魚座♓/MC(10ハウス)
⑪2024/5/3:SR牡牛座♉/木星(11ハウス)
⑫2024/5/13:SR牡牛座♉/天王星(11ハウス)
⑬2024/7/7:SR蟹座♋/ASC(1ハウス)


①2023/8/17:SR獅子座♌/水星(2ハウス)
②2023/8/22:SR獅子座♌/金星(2ハウス)
日付はちゃんと覚えていないのですが、昨年8月下旬に「英語の勉強を再開した方が良いかも?」と思い立ち、とはいえ、昔のTOEICのような勉強はしたくなくて、昔好きだったアメリカのドラマ「FRIENDS」をYoutubeで見始めました。


④2023/9/22:SR乙女座♍/IC(4ハウス)
特段ICに関わる出来事でもないのですが、この日はコンタクトレンズの定期健診で眼科に出掛けました。これまで通っていた所は「マイナ保険証が必要」とあったので、渋谷駅付近の眼科に新しく行ったのですが、検診で初めて、自分が老眼になっていることを知らされて驚きました。
高校生の頃から眼鏡をかけ始め、大学1年からはずっとコンタクトが必要で、裸眼の視力も0.1以下ですから、老眼になる自分がイメージできていませんでした。確かに渡された書類を少し遠ざけて読んでいたのですが、指摘されるまで自分がそんなことをしていることにも気付きませんでした。

ちなみに、この日の太陽のサビアンシンボルは
乙女座29度「読んでいる書類から秘密の知識を得る男」~直感力で前に進むための推進力を生み出す

秘密の知識でも何でもないですが、サビアンがこの状況をうまく表現してくれています。


⑤2023/10/12:SR天秤座♎/月(4ハウス)
この頃は、9月決算のサポート業務で忙しかったのですが、対人関係でイライラすることが続く時期でした。月の感情が揺さぶられる中、自分の心の安定を確保するのがテーマだったと言えます。


⑥2024/1/6:SR山羊座♑/DSC(7ハウス)
この日は4月に予定していた宮古島行きの飛行機やホテルを予約して、宮古島のカメラマンさんに待ち合わせ場所をご連絡した日でしたが、カメラマンさんのドラゴンヘッドがDSCとぴったり同じ度数です。
他にも9月にお願いしたいことがあったので、日程を仮押さえしてもらったことで、昨年11月以来考えていたことが一歩前に進んだときでした。


⑧2024/2/25:SR魚座♓/土星(9ハウス)
この少し前が、水瓶座♒/金星&火星が水瓶座♒/冥王星とコンジャンクション(0度)で感情が大いに揺さぶられた時期だったのですが、この日の前日に好きな人からメッセージが返ってきて、自分が心配していたことが杞憂(取り越し苦労)だったと分かって安心しました。


⑨2024/3/18:SR魚座♓/海王星(9ハウス)
⑩2024/3/19:SR魚座♓/MC(10ハウス)
前日の3/17に新しく、「新月/満月講座」をスタートしました。
3/18にはT水瓶座♒/冥王星(ASCルーラー)がN獅子座♌/太陽(MCルーラー)とぴったりオポジション(180度)になったのですが、自分が外に打ち出していくイメージを切り替えていくタイミングだったのかもしれません。


⑪2024/5/3:SR牡牛座♉/木星(11ハウス)
この日は、監査法人時代の同期の友人と1年半以上ぶりにランチしました。SR木星が出生図のDSCと同じ度数にあり、友人の太陽は私のASCと合なので、何だか出来すぎなぐらいピッタリのタイミングで会う日が決まっていたようです。私の今後のビジョンについても応援してくれて、牡牛座シーズンらしく美味しいものを堪能しながら、楽しい時間を過ごしました。


⑫2024/5/13:SR牡牛座♉/天王星(11ハウス)
現在請け負っている決算サポート業務を8月中旬で終了する予定で話を進めていて、繁忙期に引継ぎが重ならないように予めお願いしていたのですが、私の後任を採る予算がないという話が浮上して、私の計画(未来)に暗雲が立ち込める事態に陥りました。


⑬2024/7/7:SR蟹座♋/ASC(1ハウス)
⑫の件はこの前の週にようやく話が進み、繁忙期に引継ぎをしなければならない最悪の事態にはなりましたが、何とか予定通りに契約終了する運びとなり、新たなサイクルに突入したのかなと思います。


日付がうろ覚えの所も多々ありましたが、概ねT太陽がSR天体&アングルに接触するときは何かしら動きがあったことが確認できました。



(2)T太陽が重要なアスペクトを取った日

次は、T太陽が1年間でホロスコープを1周する中で、重要なアスペクトを取ったタイミングに起こった出来事を検証していきたいと思います。

以下の各二重円は、内側が2023年SR図、外側がアスペクトができたタイミングのトランジット図になっています。

①2023/8/7:T獅子座♌/太陽(2ハウス)×SR/T牡牛座♉/木星(11ハウス)90度

①2023/8/7:T獅子座♌/太陽(2ハウス)×SR/T牡牛座♉/木星(11ハウス)90度

この日の前日に「日本占星術カンファレンス」を聴講させて頂いたのですが、各先生の講義が大変興味深く、また何といってもオオトリの鏡先生が全先生方の講義をまとめ上げていかれた所は鳥肌が立つぐらいのシーンで、自分の占星術に対する視点を一段も二段も高くして頂いたような充実した1日を過ごすことができました。

SR/T牡牛座♉/木星はチャートルーラーのN牡牛座♉/火星と合でしたし、T獅子座♌/太陽もN獅子座♌/MCに合でしたから、自分のアイデンティティにとっても、自分の今後のキャリアにとっても大きな影響があったと思います。


②2023/9/8:T乙女座♍/太陽(3ハウス)×SR/T牡牛座♉/木星(11ハウス)120度

②2023/9/8:T乙女座♍/太陽(3ハウス)×SR/T牡牛座♉/木星(11ハウス)120度

この翌日に、初めて好きな人を夕飯に誘い、一緒に夕飯を食べに出掛けて、楽しい時間を過ごすことができました。

T乙女座♍/太陽はP乙女座♍/太陽に合、SR/T牡牛座♉/木星はN牡牛座♉/火星に合のほか、好きな人の龍頭図の太陽があり、2人のコンポジットの太陽もそこにあるので、ご縁が深まりやすい1日だったのかなと思います。
(P:セカンダリープログレッション)


③2023/9/19:T乙女座♍/太陽&SR乙女座♍/IC(4ハウス)-SR/T魚座♓/海王星&SR魚座♓/MC(10ハウス)-SR/T山羊座♑/冥王星(7ハウス)の調停の三角形

③2023/9/19:T乙女座♍/太陽&SR乙女座♍/IC(4ハウス)-SR/T魚座♓/海王星&SR魚座♓/MC(10ハウス)-SR/T山羊座♑/冥王星(7ハウス)の調停の三角形

9/19にT乙女座♍/太陽がT魚座♓/海王星にぴったりオポジション(180度)となり、その2日後の9/21にT山羊座♑/冥王星とぴったりトライン(120度)になりました。

海王星とオポジションになった日に、自分が20年後にたどり着きたい場所のビジョンがありありと思い浮かび、それに向けてとりあえず、翌日から毎朝英語を1時間聞きながらウォーキングすることに決めて、そろそろ10ヶ月が経とうとしています。

ちょうどこの日、T乙女座♍/水星がSR乙女座♍/火星(3ハウス)と合になっており、この場所にはN乙女座♍/金星(10ハウス)もあるのですが、そんなタイミングで自分のキャリアに関わるメッセージが届いたのも興味深いところです。


④2023/11/14:SR/T牡牛座♉/天王星(11ハウス)-SR獅子座♌/水星&金星(2ハウス)-T蠍座♏/太陽&火星&月(5ハウス)の不動宮のTスクエア

④2023/11/14:SR/T牡牛座♉/天王星(11ハウス)-SR獅子座♌/水星&金星(2ハウス)-T蠍座♏/太陽&火星&月(5ハウス)の不動宮のTスクエア

この前日が蠍座新月でしたが、SA蠍座♏/冥王星とも合でした。
また、N獅子座♌/MC(10ハウス)とN水瓶座♒/月&IC(4ハウス)も含めて、かなり多くの天体が絡んだ不動宮のグランドクロスが出来上がっています。
(SA:ソーラーアーク)

この1週間くらい前だったか、はっきりと日付は覚えていませんが、人生において大きな決断をしました。1ヶ月くらいずっと悩んでいて、実際にはもう3年くらいずっと自分の中でくすぶっていた想いに目を背けずに向き合おうと決めたのでした。
獅子座は自分で決めたことがすべてなので、誰かの言葉によって翻ることはないのですが、自分だけでは見落としていることがあるといけないので、この週末にはすず先生の鑑定を受けさせて頂いて、「私の決断に間違いはない」と確信が持てました。


⑤2024/1/20:T山羊座♑/太陽(7ハウス)×SR/T山羊座♑/冥王星(7ハウス)0度

2024/1/20:T山羊座♑/太陽(7ハウス)×SR/T山羊座♑/冥王星(7ハウス)0度

この日は年間計画講座を受講した日だったのですが、それがきっかけでさらに毎日のルーチンが充実していきました。
山羊座の天体の真向かいにはP蟹座♋/土星もいて、土星×冥王星の組み合わせは超絶ストイックな要素が出てきますから、「23時前に就寝する」という目標以外は半年継続できています。


⑥2024/2/29:T魚座♓/太陽&水星&SR/T魚座♓/土星(9ハウス)-SR/T牡牛座♉/木星(11ハウス)-SR乙女座♍/火星(3ハウス)の調停の三角形

⑥2024/2/29:T魚座♓/太陽&水星&SR/T魚座♓/土星(9ハウス)-SR/T牡牛座♉/木星(11ハウス)-SR乙女座♍/火星(3ハウス)の調停の三角形

2/29がT魚座♓/太陽がT魚座♓/土星と重なった日で、そのタイミングで、上記のような調停の三角形が出来上がっていました。

この1週間ほど前に、決算サポート業務の担当部署を変えてもらえないかと打診があったのですが、クライアントの内部でもちゃんと話し合いがついておらず大混乱の時期でしたが、この後3月に入って無事決着がつきました。

この魚座天体はN乙女座♍/金星(10ハウス)-N射手座♐/海王星&P射手座♐/月(2ハウス)とで、柔軟宮のTスクエアも形成していたので、対人関係で振り回される星配置でした。


⑦2024/4/12:T牡羊座♈/太陽&水星(10ハウス)×SR獅子座♌/水星(2ハウス)120度

⑦2024/4/12:T牡牛座♉/太陽&水星(10ハウス)×SR獅子座♌/水星(2ハウス)120度

この日にT牡羊座♈/太陽がT牡羊座♈/水星と重なっています(カジミ)が、N牡羊座♈/木星(6ハウス)とも合、N蟹座♋/水星&土星(9ハウス)とN天秤座♎/天王星(12ハウス)との出生図のTスクエアを刺激するような日でした。また、N水瓶座♒/月(4ハウス)を入れると、調停の三角形も出来上がっていました。

この日は5回目の宮古島滞在2日目で、片道4キロほどの伊良部大橋を往復しました。そして片道を渡ってランチ休憩の時に、年初から温めていた計画を宮古島のカメラマンさんにお話ししたらOKをもらえて、その後どんどん話が進んでいきました。

大分厳選しましたが、T太陽が作るアスペクトも複合アスペクト、さらにN天体が絡んでくると、より大きなインパクトを与える出来事が起こっていました。



3.逆ソラリタ図(逆SR図/逆太陽回帰図)

年齢分だけさかのぼった年のSR図が逆ソラリタ図となり、これ単独というよりはソラリタ図や出生図との比較で、重なる象意があれば重要なテーマとして認識することができます。

(1)MCサイン:山羊座

2023年逆SR図のMCは地の活動宮の山羊座でした。
MCサインは10年ごとに3区分が切り替わりますが、私の場合は2017年の逆SR図から柔軟宮→活動宮に切り替わり、活動宮の7年目。積極的に行動する10年も終盤に近付いています。通常のSR図なら、柔軟宮→不動宮→活動宮と回転していくところ、逆SR図では活動宮→不動宮→柔軟宮と逆転していきます。そして、2017年と言えば、私が西洋占星術に出会った年で、そこから私の人生が思いがけない方向へ導かれていったことも、逆SR図のMCの推移に現れていました。

地のエレメントなので、現実性・安定性がテーマでしたが、昨年5月に宮古島で初めて天の川を見てから、東京に戻ってきてからも夜空を見上げるようになり、「アプリでチャートを見るだけでなく、ちゃんと星を見ながら占星術をやっていこう」と決意したのですが、裏側の自分からのメッセージだったのかなと思うと興味深いです。


(2)半球の強調:北&西に天体が集中

天体配置を見ると、北(下)に7天体、西(右)に6天体あったので、裏側の自分は「内面的分野で成功したい」&「他人のニーズに従いたい」傾向が強まる1年でした。

北に天体が多いのはSR図と同じなので、表の自分も裏の自分も内省的でしたが、表向きは自らの動機で動きたいと思いつつも、裏では他者のニーズに応えようとしていて、葛藤があったのかなと思います。
T木星がDSCを超えて7ハウス入りしたこともあるのですが、決算サポート業務においては、自分のやりたいことだけを主張する訳にはいかず、相手の要望をかなり受け入れた所がありました。


(3)3区分の偏り:なし

3区分の偏りを見ると、いずれも2天体以上ありましたので、不動宮が少な目とは言え、どこかが極端に欠けているという状況ではありませんでした。これはSR図でも同様の傾向でした。

✓活動宮(4):水星、木星、天王星、冥王星
✓不動宮(2):太陽、海王星
✓柔軟宮(4):月、金星、火星、土星


(4)4区分の偏り:風のエレメントが1つ

4区分の偏りを見ていくと、SR図同様、風のエレメントが1つなので、人生を深刻に考えすぎたり、経験不足が注意すべきテーマとなった1年でした。

✓火(5):太陽、木星、土星、天王星、海王星
✓地(2):金星、火星
✓風(1):月
✓水(2):水星、冥王星

SR図/逆SR図ともに風のエレメントの天体は月なので、心・身体・私生活と言ったところで、影響が出やすかったと言えますが、確かに家で籠っていることが多かったので、客観的な視点は持ちにくかっただろうとと思います。


(5)ASC:牡牛座1度台

①ASCサイン:牡牛座

ASCサインが牡牛座なので、ざっくりと1年の傾向として、以下のような傾向が想定されました。

✓現実的な考えに傾きやすい
✓損得、快適さをよく考えて行動するようになる
✓流行に流されず、ゆっくりマイペースを守れば順調な1年となる
✓金運が強まる
✓臨時収入も期待できるが、物質欲が高まるので出費が多くなる

上述のように牡牛座木星期のラストにYoutubeの料理番組にはまって、料理に時間をかけるようになりました。
昨年5月に宮古島に行ったことをきっかけに、「本当の豊かさは何なのかな?」と考えるようになり、自然に触れる時間を増やしながら、人間らしい生活を取り戻すような1年だったと思います。

SR図ASCの蟹座と逆SR図の牡牛座はセクスタイル(60度)の調和角にありますから、表の自分も裏の自分もあまり矛盾なく快適な生活を求める方向に意識が向かったように思います。


②出生図上のハウス:6ハウス

2024年逆SR図のASCポイントは、出生図では6ハウス(仕事スタイル・健康状態・従事・実務能力)に位置していたため、裏側の私の意識として、6ハウスのテーマに関心があり、そこにエネルギーが注がれていく1年でしたが、朝のウォーキングやら料理やら生活習慣がガラリと変わったのも裏の自分の意識がそこに向いていたこともあるようです。


③ASCルーラーのアスペクト

ASCが牡牛座なので、ルーラーは金星で、アスペクトとしては1つのみでした。

✓乙女座♍/金星(5ハウス)×蟹座♋/冥王星(3ハウス)60度

金星×冥王星なので、徹底的に好きなものを追い求めるか、まったく発動しないかのどちらかですが、宮古島にとことんはまってしまったのも裏側の自分がこんなにも激しい星の影響を受けていたことが影響していそうです。


(6)太陽のハウス:4ハウス(アンギュラーハウス)

若干の例外はあるものの、逆SR図の太陽のハウス区分(アンギュラー・サクシーデント・カデントハウス)は10年ごとに切り替わりますが、私の場合は2021年からアンギュラーハウス(1・4・7・10ハウス)にあり、2023年はアンギュラーハウスの3年目で、新しい活動を始める期間にありました。

逆SR図では逆回転するので、裏の自分はその前の10年間で定着させてきたことをベースに新たな活動に着手している一方で、表の自分はその前の10年間で新たに活動してきたことを定着させようとしていて、中島みゆきの「糸」ではないですが、縦糸(表の自分)と横糸(裏の自分)で一枚の布(自分の人生)を頑丈に織っているような感じがします。


(7)N月の逆SR図でのハウス:11ハウス

出生図の月(N月)が入る逆SR図のハウスがその年の課題になりますが、私の場合は、N月が水瓶座23度台にあるので、2023年逆SR図では11ハウス(ビジョン・改革・友人との集まり・集団)に位置していました。

11ハウスと言えば、水瓶座のナチュラルハウスで一番自分の想いを素直に表現できるときだったと言えます。2023年の逆ソラリタ期間中には実現できていませんが、自分がずっと理想としていた生活に切り替えるべく動き出した所なので、裏側の自分が勇気を与えてくれたのだと思います。



最後までお読み下さいまして、ありがとうございます。
表の自分と裏の自分が縦糸と横糸を編んで1枚の布を織りあげていくように、自分の人生を紡いでいるのが見て取れて、良い振返りができました。
2024年のソラリタ/逆ソラリタからの1年間も
魂の願いのままに人生を紡いでいきたいと思います。



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