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2024年&2025年「月相再置」の検証

皆さま、こんにちは。
宮古島の占星術師/齊藤寛子です。


すず先生のブログで「月相再置」について書かれていたのが興味深く、私も2024年の月相再置を振り返って検証した後、これからやってくる2025年の月相再置も先読みしておこうと思います。




1.2024年の月相再置

月相再置は出生図の太陽と月の角度(月相)がトランジットで再現されることを言います。
私の場合なら、太陽が獅子座1度台、月が水瓶座23度台なので、トランジットで太陽と月が201度の角度を取った時が該当しますが、有難いことにAstroSeekで1年分が一覧で出せるようになっています。

「月相再置は妊娠しやすいタイミング」というのは聞いたことがあったのですが、それ以外にも活用できることは初めて知りました。
まずは月相再置のことを全く意識していなかった2024年に何があったのかをいくつか振り返って検証してみたいと思います。

(1)2024/4/26

出生図のIC-MC軸と月相再置のIC-MC軸が逆転してアングル交換していました。また、月相再置の月はドラゴンヘッドと合(0度)、月相再置のDSCが出生図の海王星と合でした。
この日の夜にすず先生の「世代別アスペクト講座」を受講し、獅子座で土星&冥王星合を持つ父親のチャートをサンプルリーディングして頂きました。
IC-MC軸と言えば両親に関係しますし、父親とはノード軸が重なっている(私のヘッドが蠍座で、父親のヘッドが牡牛座)ので、この日にこの講座を受講したのも必然だったのかなと思ってしまいます。

この時はまだ気付きませんでしたが、親が私の潜在的な可能性を引き出しただけではなく、自分も親の潜在的な可能性を引き出したんじゃないかと思うようになりました。親はきっと私に適齢期に結婚して子供を産んで…と普通の人生を望んでいたと思いますが、私が会計士を目指したばかりに、私が努力しなければいけなかったのはもちろんですが、親もそれを支えるために相当苦労はしたはずなので、親の限界を引き上げる役を私が担ってもいたんだなと思うようになりました。

二重円(内側:出生図、外側:2024年7月月相再置)

(2)2024/7/23

2024年の太陽回帰(ソラリタ)の前日に月相再置になっており、T太陽もT月もN太陽とN月と1度違いの合でした。
(N:出生図、T:トランジット)
また、月相再置時のASCが出生図のチャートルーラーの天秤座冥王星とこれまた1度違いのコンジャンクション。
何だか、冥王星の人生の裏目的をやるために人生を再出発するような感じに見えます。この1週間前に宮古島の物件が見つかり、この1週間後に物件の内見&契約に至ったのですが、ギリギリまで物件が見つからず焦りが募る中でも、「7月中には決まるはず」と信じることができたのも、私の魂はこの配置を知っていたんじゃないかと思わずにいられません。

二重円(内側:出生図、外側:2024年4月月相再置)

※太陽回帰と月回帰が重なるタイミング(約19年毎に起こる)のことは、すず先生も記事にされていました。14年前の記事ですが、その日付(7/24)が私の今年の太陽回帰の日と同じなのも、偶然とは言え、驚きます。


(3)2024/8/21

月相再置のASC-DSC軸がN獅子座太陽-T水瓶座冥王星のオポジション(180度)と重なっていました。また、月相再置の月はN魚座リリスに合、月相再置のドラゴンテイル&リリスがN天秤座冥王星に合、月相再置の天王星がN牡牛座ドラゴンテイルに合、さらには月相再置のMCが私のEpと合でした。
この日は約1年ぶりに実家に日帰り帰省したタイミングで、この2週間後には宮古島に移住するので、次はいつ会えるかもわからない状況。
この日はお墓参りにも出掛けていますが、自分の太陽(自我)が西の空に沈み、東からは冥王星(ご先祖様)が昇ってきて、何か大事な役割を託されたようにも感じます。Epポイントについて書かれたすず先生のブログ記事を下記に引用させて頂いていますが、岐路に立っていたんですね。

人生に上り坂や下り道があるのなら、EpやWpは分かれ道、分水嶺です。
何かをするかしないか、行くか行かないか岐路に立つ心境になるときです。

https://hapihapiastrology2.blog.ss-blog.jp/2011-07-07
二重円(内側:出生図、外側:2024年8月月相再置)

(4)2024/10/19

月相配置の太陽がN天秤座天王星と合、月相配置の月がN牡牛座火星と合、月相配置の火星が水星&土星に合でした。
この日に特別何かあったという記憶はないのですが、蟹座火星が山羊座冥王星のオポジションに近づいていることもあってか、かなり闇落ちし、ホームシックにかかっていた頃でしたが、火星や天王星がかなり刺激されていたこともあったようです。

二重円(内側:出生図、外側:2024年10月月相再置)

(5)2024/12/17

月相配置の太陽がN射手座アンチヴァーテックスに合、月相配置のヴァーテックスがN乙女座金星に合、月相配置のIC-MC軸が出生図のノード軸と合になり、宿命的なポイントが複数個所で刺激されていました。
この日の朝はまだ西の空に満月2日後の丸いお月様がいて、「私が生まれた日の朝も西の空に丸いお月様が輝いていたんだ」(私が満月2日後生まれのため)と嬉しくなったのでした。
そして、この日の昼間は宮古島にしては珍しく12月なのに晴れ間が見えて、月相再置の30分後くらいに、「星が見たい‼」と思って、急遽、夜の星空のフォトツアーをお願いしていました。
満月2日後だったので、月明りに負けてしまいそうでしたが、何とか期間限定の火星-木星-シリウスの特大三角と一緒に写真に収めてもらうことができました。写真だと分からないのですが、火星がすごく赤く光って見えて(地球に接近中らしい)、エネルギーをチャージしてもらえたのか、その後、占星術のテーマで色々気になることが出てきて、時間が足りなくて困っています。

二重円(内側:出生図、外側:2024年7月月相再置)


月の左下に火星、上の雲の右横に木星、私の左上にシリウス


2024年は月相配置のことは知らずに過ごしていたので、思い当たることをつらつらと振り返っただけでしたが、2025年は活用できるように先読みしておこうと思います。


2.2025年の月相再置

2025年の月相配置の一覧はこちらですが、いくつか気になった配置を一つ一つ見ていきたいと思います。

(1)2025/1/16

月相再置の月がN獅子座MCに合、月相再置のICがN水瓶座月に合、月相再置の火星とヴァーテックスがN蟹座水星&土星に合になっています。
自分の基盤や社会的看板を意識したり、書いたり話したりに力を入れることになりそうです。

二重円(内側:出生図、外側:2025年1月月相再置)

(2)2025/2/14

月相再置の太陽がN水瓶座月と合になり、個人新月の状態にあり、月相再置のIC-MC軸が出生図のヴァーテックス軸と重なっています。
太陽は1年で1周するので、毎年N月と重なる個人新月はやってくるわけですが、そのタイミングで月相再置も起こっているので、本来の自分に調律を合わせて生まれ変わり、何か新しいことがスタートしていく予感がします。
ちなみにこの翌日の2/15が金星最大光度の日(マイナス4.9等級)なのですが、私が生まれた日も金星最大光度の日だったので、宵の明星の輝きを取り戻すような日になったらいいなと思います。

二重円(内側:出生図、外側:2025年2月月相再置)

(3)2025/4/15

月相再置の太陽がN牡羊座木星に合、月相再置のICがN乙女座金星に合、月相再置のASCがN双子座ヴァーテックスに合、月相再置のヴァーテックスがN蠍座ASCに合になっています。
この2日前に金星逆行が終了していますが、潜在意識とつながって、自分の本当の喜びに気付いたりできるのかもしれません。また、ASC×ヴァーテックスの組み合わせが2つ出来上がっているので、自分の木星が持って生まれた恵まれた部分や金星の喜びを知ったことで新しい役割も生まれてきそうな気がします。

二重円(内側:出生図、外側:2025年4月月相再置)

(4)2025/7/13

月相再置の太陽&ICがN蟹座水星&土星と合、月相再置のリリスがN蠍座ASCと合、月相再置のドラゴンヘッドがN魚座リリスと合になっています。
1月にも蟹座水星&土星がフォーカスされていましたが、半年後に満月のように再びフォーカスされており、1月から取り組んできたことで何か進展していくことがあるのかもしれません。
また、リリスが強調されており、自分の隠れた魅力が表に現れてくることもあるのかなと推測しています。

二重円(内側:出生図、外側:2025年7月月相再置)

(5)2025/8/11

月相再置の太陽がN獅子座MCに合、月相再置の金星&木星&MCが出生図のASC-DSC軸に調停の配置にあります。
自分の社会的役割を自覚するような出来事が起こりそうですし、私が外に見せている顔も良い形で受け取られるようなことになるのではないかと期待しています。

二重円(内側:出生図、外側:2025年8月月相再置)

(6)2025/9/9

月相再置の金星がN獅子座MCに合、月相再置のDSCがN乙女座金星に合になっており、金星とアングルの組み合わせが2つ出来上がっています。
前日は皆既月食もありますが、自分の魅力がうまく伝わるときに出来ればと思います。

二重円(内側:出生図、外側:2025年9月月相再置)

(7)2025/11/7

月相再置の太陽がN蠍座ASCと合、月相再置の月&天王星がN双子座PoF(Part of Fortune/幸せのありか)と合、月相再置の木星が蟹座水星&土星と合、月相再置のPoFがN獅子座太陽と合、月相再置のヴァーテックスがN獅子座MCと合になっています。
太陽がASCを越えるタイミングで、ソラリタと並んで1年のスタートのようなタイミングですが、PoFが2か所出てきていて、自分の思いがけない才能に気付くことがありそうですし、蟹座水星&土星が刺激されているのは3度目ですが、今回は木星が合なので、何かしらの豊かさを受け取れると良いなと思います。
ちなみに、どの天体も蟹座にあるときが高位にくるので、蟹座の木星もエグザルテーションになったという説をぐらさんの講座で聞きましたが、2025/11/1はその蟹座木星が最大高位に来るとのことで、この頃にはそんな天頂に輝く木星を崇めながら過ごしていることと思います。

二重円(内側:出生図、外側:2025年11月月相再置)

(8)2025/12/6

月相再置のASC-DSC軸がN獅子座太陽-T水瓶座冥王星のオポジションに、月相再置のIC-MC軸がN天秤座天王星-N牡羊座木星&キロンのオポジションに、月相再置のリリス&天王星が出生軸のノード軸に乗っており、さらに月相再置の金星がN射手座海王星に重なっています。
ASC-DSC軸は逆転していますが、N太陽-T冥王星のオポジションと重なるのは2024/8/21の月相再置と同じなので、あの時分岐点に立っていたことの結果が何かしら現れるのかもしれません。また、随分オポジションが強調されているので、対人関係でも何か動きが起こりそうです。

二重円(内側:出生図、外側:2025年12月月相再置)


2025年の新たな検証テーマとして、うまく活用しながら追いかけてみたいと思います。


最後までお読みいただき、ありがとうございました♡

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