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すず先生鑑定の振り返り④~出生図+ハーモニクス8~

皆さま、こんにちは。

自分を知り、宇宙からの応援を受けて、自分の人生の波に乗って、夢をかなえていく、占星コンサルタントの齊藤寛子です。


先日の下記記事に引き続き、リマーナすず先生の鑑定の振り返り第4弾(最終回)です。

今回は鑑定の中でお話頂いた内容の内、「出生図」「ハーモニクス8」に関係する部分を中心に整理してまとめていきたいと思います。


1.出生図

出生図

(1)9ハウス

9ハウスには太陽・水星・土星の3天体あり、N獅子座♌/太陽は獅子座♌/MCの支配星になっています。
(N:ネイタル)

このコンディションは教師や作家を意味し、キャリアを意味するMCの支配星が9ハウスに入っているので、9ハウスのことで世間から認知されやすいと言えます。

獅子座♌/太陽ではあるものの、9ハウスなので木星の支配下にもあります。

木星と縁が出てくることから、法律・司法・外国に関係すること、高等教育に関わること、占星術(昔は天文学と合わせて大学で教えられていた)に関わる可能性があります。

会計に関しても、自分ができるよりも、人が出来るようにすることの方が大事だと思っているので、私の中では教育的な意味合いが強いと思っていますし、占星術もまさに9ハウス。
過去には外資系の会社で勤務したり、海外にもご縁がありました。


(2)冥王星とのアスペクト

もともと上記のテーマをやりやすいところに、現在、T水瓶座♒/冥王星がオポジション(180度)のアスペクトを取ってきているので、本格的に濃くやっていく時期が来ています。
(T:トランジット)

もともと、N獅子座♌/太陽とN天秤座♎/冥王星はセクスタイル(60度)のアスペクトを持っていて、蠍座♏/ASCのチャートルーラーでもあるので、これからはより自分の資質のあったモノしかさせてもらえないような時期になりそうです。


(3)ミューチャルレセプション

私の場合、9ハウス蟹座の支配星の月が4ハウス水瓶座に、4ハウス水瓶座の支配星の土星が9ハウス蟹座にあるので、ミューチャルレセプション(支配星の交換)の状態にあります。

学問や教育、遠方の9ハウスの星が拠点を表す4ハウスに入っているので、ホームステイの子供を預かったり、家で書道教室をしたり、塾をしている人の配置によくあるそうです。

月は母親も意味しますが、私が子供の頃、母親が家でそろばん塾をやっていたのもこの影響だったのかもしれません。

自分の家と教育・遠方・宗教が関わってくるので、自宅で知的活動をやることになるようです。

自分の家に人を呼ぶのは抵抗があるのですが、どこか落ち着いたカフェで時間を気にせず、勉強会とかをいつかやれたらいいな、と思っています。


(4)乙女座♍/金星

人間関係も表す、乙女座♍/金星が、境界線のない射手座♐/海王星とタイトにスクエア(90度)ということもあり、対人関係において境界線を引きづらい所があります。

面白いな、と思ったのは、私のチャートルーラーでもある、天秤座♎/冥王星(11ハウス)のサビアンシンボルは天秤座7度「ひよこに餌をやり、鷹から守る女」で、理想的な環境を壊すものに気を配って排除する能力といった意味があります。

境界線が曖昧だからこそ、自分の安全な場所を守るために、目を光らせるよう自分を磨き上げてきたところもあるのかもしれません。


そして、乙女座♍/金星は7ハウス牡牛座と12ハウス天秤座の支配星ですが、7ハウスの支配星が10ハウスに入っている場合、キャリア運にとってはプラスで、仕事での人気運につながる、有難い配置です。

ただし、ASCは蠍座なので、自分から「わたし」「わたし」と出ていくよりは、どっしりと重たい感じ、圧がある感じになります。

確かに、自分から出ていくことは少ないものの、会計士になって以降、22年以上仕事を続けてこれたのは、10ハウス金星の恩恵は大きいように思います。


2.ハーモニクス8

(1)ハードアスペクトが多め

出生図のアスペクト表を見ると、ハードアスペクト(赤字)が多めになっています。

出生図アスペクト表

ハードアスペクトが多いので、内的葛藤が強く、エネルギーがスムーズに流れにくい所があります。

仕事とプライベートのバランスがとりづらくなったり、いつも「これでいいのかな?」と緊張感を持った生き方になりやすいと言えます。

一方、普段しんどい所で頑張っているので、非常時に強く、外から何か起こったときにも対処能力が高いメリットがあります。

「苦難こそ人生」と思っているM体質で、苦労もなく手に入れるものに価値を感じづらい部分もあると思います。


(2)ハーモニクス8

45度や135度はメジャーアスペクトではないので、今まであまり気にしてこなかったのですが、今年1月にトールハンマー(神の拳)の複合アスペクトの話を聞いて、自分のを見てみたら、「ダブルトールハンマーを持っていた」という驚愕の事実に気付きました。

トールハンマーは90度と135度のアスペクトで出来上がる、二等辺三角形なので、ハーモニクス8(ハーモ8)を出すと、それらの天体が団子のように並んでいるのが分かります(黄色で囲った部分)。

ハーモニクス8


そして、その塊は出生図と重ねてみると、11ハウスの天秤座♎/冥王星の上に固まっており、特に水星はぴったりコンジャンクションです。

二重円(内側:出生図、外側:ハーモ8)

ハーモ8にはパワーゲーム、人の深層心理がわかる、相手の裏を読む、といった意味合いがあり、それが出生図の11ハウス/天秤座に結晶化して降りてきています。

つまり、天秤座&11ハウスのテーマに関して強いこだわりを持っていることが分かります。

天秤座は対人関係のテーマを扱い、11ハウスはネットワークやコミュニティ、グループを司っていますが、これらに関して強いモチベーションが生まれ、すごい力を発揮することができます。

10ハウスが組織だとすると、11ハウスは社会的な立場から離れた活動、横繋がりのネットワークを作るような活動に関連し、そういった仲間がいるような所に強いエネルギーを注ぐことになります。


天体の塊(水星・土星・木星・金星・海王星)の中で、社会天体が木星と土星です。

木星×土星のコンビは、何かフォーマットを作ってその先ずっとそれでやっていくような意味合いがあり、回り道はするものの、回り道もいとわず、それらもすべて自分の肥やしにしていく強さがあります。

また、「8」という数字には貯めて貯めて貯めたものを放出したり、人と濃くつながるエネルギーがあります。

海王星的にお人好し的な部分でサービスしすぎている所があるものの、自分が学んだものを誰かに託していくような、「同じ釜の飯を食う」的な特別な絆が出来そうです。

そして、それが出生図の冥王星と繋がっているので、ストイックですごく濃い活動になっていきそうです。


2020年12月にスタートしたオンラインサロンの活動は決して楽しいことだけではないものの、2年半ほど継続できているのも、裏にはこれだけ強力なエネルギーが注ぎ込まれていたおかげなのだと思います。


(3)ダブルトールハンマー

こちらは、先日受講した、下記の複合アスペクトの講座での内容も合わせて、まとめさせて頂きました。

下図は、私の出生図でダブルトールハンマーを分かりやすく先生が書き込んでくれたものです(講座資料より引用)。

出生図(ダブルトールハンマー)

牡羊座♈/木星を頂点とした、乙女座♍/金星&射手座♐/海王星のトールハンマーと射手座♐/海王星を頂点とした、牡羊座♈/木星&蟹座♋/水星&土星のトールハンマーの2つで台形が出来上がっています。
(上図では水星が表示されていませんが、蟹座♋/水星は蟹座♋/土星とぴったりコンジャンクションなので、蟹座♋/水星も含まれます)


ルディアはこのダブルトールハンマーのことを「世界の指」と名付けていますが、それは実務家としてもスピリチュアルな教祖としても成功した強いカリスマ性を持つラム・ダスダブルトールハンマーを持っていたことによるそうです。

出生図の複合アスペクトをスモールアスペクトラージアスペクトに分類した場合、ダブルトールハンマーは出生図のたくさんの領域をカバーしているので、ラージアスペクトに該当し、ホロスコープのあらゆる領域において影響があると言われています。


ダブルトールハンマーの特徴としては、以下のものが挙げられます。

  • 幼稚な相手に悩まされたり、不可解な挑戦を受けることにより、忍耐力・客観性を身に付ける必要がある。

スクエアのアスペクトにより、いきなりトラブルを持ち込まれることが出てきます。

135度のアスペクトだけでは、やり過ぎ感が出て来るものの、トールハンマーの場合には自分が大人しくしていても、目立ってしまい、白羽の矢が立ったり、避雷針の役割を担わされます。

しかし、トールハンマー(三角形:柔軟宮的機能を持つ)が柔軟性を持った上で、さらにダブルトールハンマー(四角形:不動宮的機能を持つ)の、何とかバランスさせようとさせる力が働くことで、上手く対処することができるようになります。

確かに、これは思い当たる節があり、いきなり感情的に攻撃される経験があるのですが、内心爆発しそうな感情を押し殺して、淡々と冷静に物事を処理できるようになったと思います。


ちなみに、金星が木星や海王星とハードアスペクトを持っていると、お人好しに見られて、下心のある人が近づいてくる傾向があります。

90度や135度だけだと、「自分が我慢すればいいや」になりがちですが、トールハンマーになると、相手の真意が透けて見えてしまうので、図星を突いたり、正論で切り返すことができます。
それで煙たがられるところはあるものの、自分の中にしっかりとした理念があるので、適当に話は合わせても心まで奪われることはありません。

トールハンマーは日本語だと、「神の拳」と名付けられていますが、神の拳を振るう分、それが正当なものでないといけないので、私も、自分の信念がぐらつかないように、毎朝神社に行き、頭を下げ続けているのだと思います。


  • 表現に矛盾があり、表向きは合意しているように見えるが、内面では反目している。

心理ゲーム・パワーゲームを得意とし、裏腹な所があります。

蠍座♏/ASCの影響もあり、警戒心が強いというか、簡単には自分の気持ちを表に出さない所はあると思います。


  • 批判するのではなく、敢えて賞賛することで相手の対抗意欲を損ねる。

敢えて賞賛するとかは意識しないですが、変にライバル視されても面倒なので、自分の方ができることでも黙っている所はあります。


  • 相手を特別扱いしたり、甘やかすことで相手が付け上がって失敗したり、過度のプレッシャーに負けるのを待つと言った、心理戦を仕掛けたり、仕掛けられたりする。

スクエア(ハーモ4)やオポジション(ハーモ2)だと、急にぶつかるなど荒々しい感じになるものの、トールハンマーの場合はハーモ8で調波が上がっている分、複雑な心理戦を上手く繰り広げられる力が付いてきます。

そこまで心理戦を繰り広げているつもりはありませんが、やはり蠍座♏/ASCもあって、黙って様子見をして、機会を伺うような所は持ち合わせていると思います。


  • 知らぬ間に地雷を踏んで、どんでん返しや予期せぬ事態が発生しないよう、神経を張り巡らす。

色々失敗して今があるので、「足元をすくわれたくない」というのは常に頭にありますし、色々な角度から物事を見て考える癖はあると思います。


  • 衝突(スクエア)に対して、慌てず騒がず粛々と対応する。
    (トールハンマー1個の方が感情を揺さぶられやすく、バランスを崩しがち)

7ハウスに火星もあり、それが4ハウスの月とスクエアでもあるので、感情が揺さぶられないわけはなく、相当腹を立てていると思いますが、早く面倒なことから手を引くことだけに集中しようとするところはあると思います。


  • 自分の意志をコントロールし、摩擦のエネルギーを使用することでより効果的に感情を表現する。

トールハンマーと関係ない部分もありますが、私の場合、オーブを無視すると、獅子座♌/太陽-蠍座♏/ASC-水瓶座♒/月-牡牛座♉/火星(チャートルーラー)の、パーソナリティの柱となる部分で不動宮のグランドクロスが出来上がるため、火地風水の4つの価値観から見て、落としどころを見つけるために、内面的に相当プレッシャーがかかっています。

また、活動宮は牡羊座♈/木星-蟹座♋/水星&土星-天秤座♎/天王星でTスクエア、柔軟宮は乙女座♍/金星-射手座♐/海王星でスクエアが出来ており、3区分のいずれの時間感覚(活動宮:いまここ、不動宮:過去から未来まで、柔軟宮:同時並行)においても、葛藤を抱えています。

自分では効果的に感情を表現できているかわかりませんが、摩擦のエネルギーが大きく、それを乗り越えて行動している部分はあるかと思います。


なかなか周囲に自分が理解されないと思い悩む部分がありながらも、どうにかそんな自分に折り合いをつけてやっていけるアスペクトを持ち合わせていることを知って、すごく勇気づけられました。


最後までお読みくださいましてありがとうございました。

出生図やハーモニクスを読むヒントにして頂ければ幸いです。



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