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【「時間管理のマトリクス」を活用しながら、幸せに生きるヒントを探す】乙女座下弦の月_20241123

皆さま、こんにちは。
宮古島の占星術師/齊藤寛子です。


11/2310:28乙女座下弦の月を迎えます。

テーマは「「時間管理のマトリクス」を活用しながら、幸せに生きるヒントを探す」です。




1.月のサイクルの振返り

射手座シーズンは始まったばかりですが、11/1の蠍座新月から始まった月のサイクルは4分の3を経過して下弦の月を迎え、11/16の牡牛座満月で一度形になったことを見直し、不要なものを手放しするタイミングです。

(1)蠍座新月:2024/11/1 21:46

蠍座新月:2024/11/1 21:46

3週間前、蠍座9度台で起こった蠍座新月で新しい月のサイクルがスタートし、出生図の蠍座領域に新たな種まきをしました。

蠍座新月が、時間を司る土星とトライン(120度)の調和角にあったことから、蠍座新月の頃にスタートしたことは長きに渡って安定継続していくことができるような有難い星配置でした。

一方、蠍座シーズンの終盤で水瓶座入りを果たす、支配星の冥王星は副支配星の火星とオポジション(180度)の激しい配置にあり、非常にパワフルで大きなことを成し遂げる可能性がある一方で、限界を超えて潰れるリスクもあるときでした。幸い、トランスサタニアンの魚座♓/海王星や牡牛座♉/天王星が調停の配置に入り、クレイドルを形成していましたから、良い意味で降参して、自分で何とかしようとするよりは、宇宙の大いなる力に身を委ねてしまうことで、思いがけない助けを得られるときでもあったと思います。


(2)水瓶座上弦の月:2024/11/9 14:55

水瓶座上弦の月:2024/11/9 14:55

その1週間後には、水瓶座17度台で上弦の月を迎え、決断を下し行動に移す時期を迎えました。

三日月(11/5)頃に始めた準備や計画に沿って、プロジェクトを立ち上げ、実際に行動に移す中で、障害に直面しやすいときでした。

蠍座の一つのことに徹底的にこだわって、深く深く掘り下げるパワーはとても素晴らしいものですが、時代や状況が刻一刻と変化する中で、これまでこだわっていたやり方が上手くいかなくなってきているのだとしたら、これまでの常識に縛られない自由な発想により、いつもとは違ったやり方を選ぶことで風穴を開けることができました。

ずっとにらめっこを続けていた、蠍座のルーラーの冥王星と火星も、火星が一足早く次のサインの獅子座に足を踏み入れることで、緊張感も幾分緩みましたから、その点でも新しい風を取り入れて、蠍座新月に立てた目標の達成に邁進できたのではないかと思います。


(3)牡牛座満月:2024/11/16 6:29

牡牛座満月:2024/11/16 6:29

そこから、さらに1週間後、牡牛座24度台で満月を迎え、短いスパンでは11/1の蠍座新月からの2週間、長いスパンでは5/8の牡牛座新月からの半年間で取り組んできたことの結果が得られるときでした。

牡牛座♉/月には牡牛座♉/天王星がコンジャンクション(0度)で、予想外の変化に見舞われた方もいるかもしれませんが、牡牛座-蠍座ラインに対して、山羊座♑/冥王星&魚座♓/海王星が調停の配置を取り、クレイドルも出来上がっていましたから、11/1の蠍座新月同様、ジタバタして自分でどうにかするよりは、全てを受け入れ、流れに身を任せてしまうことでより良い方向へ導かれることができたのではないかと思います。

牡牛座天王星期も残り1年程となりましたが、2019年からの約7年間をかけて、変革してきた牡牛座領域で得られた豊かさに気付くときでもありました。一人でできることには限りがありますが、みんながお金や自分の才能を出し合えば、より素晴らしいものが出来上がりますし、みんなで豊かさを分け合って、社会全体が豊かになっていきます。私たち一人一人がその社会の中の一員として貢献していること、また社会の豊かさをありがたく享受できていることに感謝の気持ちが自然と湧き上がったことでしょう。


2.乙女座下弦の月(2024/11/23 10:28)

そして、牡牛座満月の1週間後に迎える、今回の乙女座下弦の月。

乙女座下弦の月(2024/11/23 10:28)

太陽は前日に射手座入りしたばかりで、乙女座♍/月とスクエア(90度)の角度を取ることから、意識(太陽)と無意識(月)の間に葛藤が起こり、これまで継続してきたことに疑問を持ちやすいときです。

射手座は秋の3サインのうち、秋の終わりを担当し、柔軟に冬の気を招き入れて秋を終わらせていきます。

秋の3つのサインは1年で一番日が短くなる「冬至」に向かっていく領域。どんどん日照時間が短くなる中で、忍び寄る闇の勢力に屈しない強さを磨くために、生き抜く強さを手に入れようとします。

天秤座シーズンでは平和に生きていくための知恵を手にし、蠍座シーズンでは強い精神力を磨きました。そして、秋を締めくくる射手座シーズンでは闇が与える不安や恐怖に屈することなく、前向きに前進するための叡智の灯火を手に入れようとします。

寒い地方や山の頂上では雪がちらつく「小雪」から始まる射手座シーズンの前半は、北風が紅葉した葉を大地に落とし、木の葉で覆われていた森は葉がなくなったことで、見晴らしがよくなり、葉で覆われていた時には見えなかった遠くの場所まで見通すことができるようになります。
同様に、射手座シーズンを過ごす私たちも、見晴らしの良くなった目の前を遠くまで見渡しながら、今よりもっと高い場所を目指し自分を成長させながら、幸せに生きるための叡智を探すときを迎えています。

蠍座シーズンは焦点を一つに絞っていった一方で、射手座シーズンは視点をどこまでも高くすることで、物事を広く大きく捉えてまずは自分の懐に受け入れていきます。

玉石混淆で良いものばかりが目に入ってくるわけではないでしょうが、蠍座新月~牡牛座満月の間で、本物を見極める目を養った私たちなら、これまで全く触れたことのないものと出会っても、何が私たちに幸せをもたらしてくれるのかが分かるはずです。

それでも、どうしても判断に迷う時のヒントが今回の下弦の月のサビアンシンボルに隠れているように思います。

今回の下弦の月の月のサビアンシンボルは
乙女座2度「掲げられた大きな白い十字架」~物事を正確に測ることが出来る「測り」を手に入れる

私たちは物事を整理するときに、縦軸と横軸が交差した十字のマトリクスをよく使います。占星術では、温度と湿度の2つの軸で、Hot&ColdとDry&Moistの組み合わせで12サインや天体の性質を分類しますし、世界的な名著「7つの習慣」の中に出てくる、重要度と緊急度の2つの軸で優先順位を決める「時間管理のマトリクス」は有名です。

それぞれの領域に何を入れるかは人それぞれ価値観によってさまざまかと思いますが、第二の領域を拡大させていくことが、より幸せや人生の充実度を感じられることは間違いないと思います。

今回、射手座♐/太陽は水瓶座♒/冥王星-獅子座♌/火星のオポジション(180度)に対して調停の配置にあり、「もっと自分を成長させたい」という意欲が極限まで高まるのは良いことですが、残念ながら私たちに与えられた時間やリソースは限られています。
だからこそ、その限られた中で、自分が本当に幸せと感じられる人生を過ごすために何を選びとり、何を手放すかを決めるのに、「時間管理のマトリクス」で頭を整理してみるのは価値があると思います。


「時間管理のマトリクス」を活用しながら、幸せに生きるヒントを探す冒険を楽しんでいきましょう🌈


それでは、素敵な下弦の月をお迎えください♡





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