【心を柔らかくして、ふかふかになった土で大事に芽を育てる】牡羊座上弦の月_20250107
皆さま、こんにちは。
宮古島の占星術師/齊藤寛子です。
1/7の8:56に牡羊座上弦の月を迎えます。
テーマは「心を柔らかくして、ふかふかになった土で大事に芽を育てる」です。
1.月のサイクルの振返り
山羊座シーズンもあっという間に半分を過ぎ、12/31の山羊座新月から始まった月のサイクルも4分の1を経過して上弦の月を迎え、三日月の頃に進めた準備や計画に従って、実際にプロジェクトや行動を起こすときです。
（1）山羊座新月：2024/12/31 7:27
山羊座9度台で迎えた新月はルーラーの魚座土星とはセクスタイル（60度）で、目標に向かって着実に進んでいったり、無駄なものを減らして生活をシンプルなものに整えることで、生活面が安定していく星配置にありました。
逆行中の獅子座火星が水瓶座冥王星とのオポジションに近づいており、一触即発の緊張感の高い状況に合ったり、双子座木星-魚座土星-射手座水星の柔軟宮のTスクエアがあり、状況が二転三転して足元が定まらない不安定な時期ではありますが、試練と制限の星「土星」をルーラーに持つ山羊座での新月でもあり、多くの人の気持ちを汲み取りながら、全体を見渡して、何が最善なのかを冷静に判断しつつ、忍耐強く一歩一歩ゴールに進んでいくことを促してくれています。
今すぐ答えや結論を求めてしまうのが人情ですが、苦しい状況を乗り越えてこそ、素晴らしい景色を見ることができるのだと、山羊座新月はそのための辛抱強さを教えてくれているような気がします。
2.2025年牡羊座上弦の月（2025/1/7 8:56）
上弦の月図
そして、山羊座新月の1週間後に迎える、今回の牡羊座上弦の月。
牡羊座キロンとコンジャンクション（0度）の牡羊座月が山羊座太陽とスクエア（90度）で、意識（太陽）と無意識（月）の間に葛藤が起こるので何かしらの障害に遭う可能性が高いときです。
牡羊座キロンは山羊座新月の前日に逆行を終えたばかりですが、キロンの逆行期間中（2024/7/26～12/30）は私たちの古い傷や私たちの力や個性を完全に受け入れることを妨げる領域に対する深い内省を促される中で、自己不信や不十分な感情のパターンを見直してきました。
キロンが順行に戻ったことで、情熱と勇気が呼び起され、過去の失敗や恐れに関係なく、これまでの限界を超えて進化し、私たちの精神を目覚めさせるものに勇敢に踏み込むことができます。
そんなキロンの想いを背負った牡羊座月ですから、やってみたいと思ったことにはリスクや失敗のことなど考えずに、鉄砲玉のように飛び込んでいきたい気持ちにあふれています。
一方の山羊座太陽は、忍耐力や努力によって粘り強くやり続けることは得意ですが、スピーディーに結果を出したり、新しいことをどんどん取り入れることは苦手で、牡羊座月のやり方を真っ向から否定してしまい、牡羊座の月がせっかく飛び出そうとした勇気にブレーキをかけてしまう恐れがあります。
さらに牡羊座月には拡大発展の星の双子座木星がセクスタイルにあり、山羊座太陽には試練と制限の星の魚座土星がセクスタイルで応援に入っていることで、余計に両方向に引っ張り合うエネルギーが増大し、自分の中で反発しあうエネルギーをコントロールすることを難しくし、心の中で起こる葛藤も激しくなることが予想されます。
もちろん現実や過去の成功パターンは一定の安心感をもたらしてくれるでしょうが、これから外惑星が次々とサインを移動する時代の過渡期にあって、今までのやり方を踏襲しているだけでは、いずれ行き詰ってしまう可能性も高いですし、魂レベルでつかんだ牡羊座の直感を無視してしまってはせっかくの進化のチャンスの芽を摘み取ってしまうリスクもあります。
仮に前例にないことや現実的に難しいと思うようなことでも、なぜだか気になることがあるのなら、いまこそ、「どうにかできないか？」と考えてみる価値はあるのだろうと思います。
もちろん、始めたはいいが、やりっぱなしになってしまっては具体的な成果に結びつけることは難しいですから、そこは山羊座の土星力を使って、着手したことを粘り強く続けていく覚悟は大事にしたいところです。
そして、牡羊座のルーラーである火星は前日に蟹座に戻ったばかりですが、魚座海王星＆牡牛座天王星の2つのトランスサタニアンとで小三角形を形成しており、一歩勇気を出して踏み出すことがこれまでの常識では考えられない展開を呼び起こしてくれる時でもあるのだと思います。
サビアンシンボル
さて、今回の牡羊座上弦の月のサビアンシンボルを見てみると・・・
💎山羊座太陽は山羊座17度「密かに裸で入浴する少女」
❤自分の心の声を無視せずに聞き入れる
❤自分の内面や本質を理解して、心の自由を手に入れる
❤自由に空想したり物思いにふけることで心のバランスを保つ
💎牡羊座月は牡羊座17度「２人のしかめつらした独身女性」
❤人との境界線をしっかり理解する
❤人の心理の裏表を敏感に読み取る
❤自分に足りないものを補う
太陽も月もちょうどサインの半分を過ぎた所で、反対側のサインの影響が強く入り込んでくる所ですが、自分とは真反対の性質を取り込むことで、山羊座は心が柔らかくなり、新しい要素を受け入れる心の余裕ができるでしょうし、牡羊座は他者との違いを認識することで、様々な価値観がある中で相手の価値観にも配慮する必要があることを知るのだと思います。
心を柔らかくして、ふかふかになった土で、大事に芽を育てていきたいですね🌸
それでは、素敵な上弦の月をお迎えください♡