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沖縄一人旅#1 石垣島
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南ぬ島石垣空港に到着。
ヒートテック+ニットで降り立った石垣島の気温は24℃。
晴天だけれど、じめっと、もわっとした空気。
ここは東京ではない、沖縄だ、沖縄に降り立ったんだ。
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バスでホテルの近くまで行き、バスを降りて、そこから最初の目的地まで歩く。
お昼過ぎ、日差しが温かく、春の匂いを乗せた風が吹く中、じんわりと汗をかきながら歩くこの感じ。
小学生の頃、3月の修了式で早く帰れた日、太ったランドセルと重たい荷物を両手に、友達と下校していたあのときと同じ匂いがした。
正確にはそこに匂いはないのかもしれないけれど、確かにそう感じた。
あ、こうやって春の温かさに浮かれている暇はない。ラストオーダーの時間が刻一刻と迫っている。急がなきゃ。
けれど、暑さと空腹のダブルパンチに、早くもリタイアしてしまいそうだ。
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早歩きしたおかげでなんとか間に合った。
服をパタパタさせながら注文する。
しばらくすると、熱々の牛そばが運ばれてきた。
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豚肉文化の沖縄だが、石垣島を中心とした八重山地域では、
老いて農耕用としての役割を終えた牛に対し、
魂まで感謝する意を込めて「牛汁」を食べる文化があったのだそう。
だからなのか、石垣島では、豚肉よりも「石垣牛」の旗を掲げた飲食店が多い気がした。
ほろっほろの牛肉、丸くて細いストレート麺はコシがありもちっとしていて、そこにプラスされるニラの香りとフーチバー(よもぎ)の苦さ。
あ〜とにかく美味しい!!
空腹も相まって勢いよく食べ進め、5口目くらいでようやく店内を見渡せるくらいには平静を取り戻した。
横にあったヒバーチというスパイスをかけてみた。八角に辛さと甘さの両方を足したような不思議な味がして、一軒目にして"沖縄ふしぎ発見"を体験することとなった。
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ホテルチェックイン後、ゆらてぃく市場へ。
美味しそうなフルーツや珍しい野菜などがたくさんあり、そこはまるで農産物の博物館。
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追熟前のものだと50〜100円くらいで、かなり安い〜!!
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ここでは家族の分も買い、ちんすこうやサーターアンダギーなどの定番土産と一緒に、石垣島の美味しいフルーツや野菜を郵送。
自分用に買ったものは、今日の夜のお楽しみだ。
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次に訪れた知念商店は、夕方頃だったからか、お客さんは地元のおじいちゃんやおばあちゃんがほとんど。
お財布片手に、サンダルとTシャツ短パンでお店にやってくる人も。
その光景はあまりにも日常的すぎて、私のような部外者がここを観光地として楽しんで写真を撮るのは、もしかしたらこの人たちの日常を邪魔してしまっているのかもしれない、
と思うと、写真を撮ってしまった後でどこか申し訳ない気持ちになった。
そして、大人しくブリの刺身とオリオンビールを買ってホテルまで歩いた。
刺身とビールを持って歩いて帰る間、
よくスーパーでうるめいわしと焼酎を買っていた祖父を思い出して、そんな祖父と散歩している気分になった。
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それはさておき、さあさあ、今夜は、
シャワーも早く済ませて、ホテルの部屋で宴だ〜!
ブリの刺身、オリオンビール、バナナ、パッションフルーツ、サーターアンダギー!
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プリプリ肉厚なブリの刺身は17切れも!
これで300円は安すぎない?
オリオンビールは、普段ビールを飲まない私でも、すっきりしていてさらっと飲めちゃう!
でも、やっぱりだんだん苦さが受け入れられなくなって、全部は飲みきれなかった、、ごめんなさい、、。
そしてこの小さくてかわいい島バナナ!
もっっちもちで、噛んだ瞬間、目玉が3周くらい回った。
普段、熟れすぎたバナナは、食べていると時々微妙な匂いや味を感じることがあって、正直それが苦手だった。けれど、この熟した島バナナは、それが全くない!
もっちりあま〜い島バナナ、今まで食べたバナナの中で1番好きかもしれない。
それくらい私は島バナナの虜になってしまった。
パッションフルーツは、包丁がないのでなんとか頑張ってこじ開け、本来スプーンですくって食べるものを箸で食べた。
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プチプチ!とろん!とした食感と、疲れた体も覚めるようなさっぱりとした酸味と甘味!
本当に美味しすぎる、、。なみだでる、、。
沖縄の人たちはこんなものを日常的に食べているのかと思うと、本当に羨ましくて、急遽この旅をフルーツツアーにしようかなとさえ思った。
そして、本当は「さよこの店」というサーターアンダギー屋さんに行きたかったけれど、閉まっていて買えなかったサーターアンダギー。
いつ食べられるか分からないので買っておいた。やっぱり安定的においしい〜
温め直して食べたいからとっておこう〜と思っていたら、なんやかんやしながらつまんでいる間に全部食べてしまった。
あれれ?
はあ、小さめに作られたこのサイズ感がずるいんだよ。
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さて、北海道旅行の時も記録していた歩数。
私は車や自転車で巡るよりも、歩いて旅をする方が合っているみたいだ。
ということで、沖縄1日目は11.6km(1万9202歩)歩いた。ん〜まずまず。
明日はもっと歩くぞ〜!
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