作業通話なぜ捗る

最近無性に絵が描きたくなって、やっているのが作業通話である。

昔はmocri(もくり)というボイスチャットアプリがあってツイッターのリンクから飛べば作業できたけど、惜しまれつつサービス終了したのが今年の3月。

それで今はDiscord(ディスコード)なる通話サービスが代わりに使われている。元々はゲーマー向けのボイスチャットアプリだったのだが、その使い勝手の良さ故に幅広いユーザーに使われるようになった。よく耳にする「ディスコに集合!」などはこのツールを指しているので間違ってもダンスホールに行ってはいけない。

もくりやディスコに馴染みのない人でも今や死語となった作業イプ(さぎょいぷ、作業Skype)くらいは聞いたことあるかもしれない。とにかく昔から作業通話というものは行われていたらしい。

ではなぜこの作業通話というものは実際作業が捗るのか?別に根拠のある話をしようだとか検証しようとする気はないので感じたことを書いていく。

理由1作業開始までのラグの解消、機会の獲得
作業をしたいといってもなかなか手をつけ始めないのが人間であり、これをしたらやろうとご飯を食べ始めたり、部屋を片付け始めてしまう。そうやって時間をズルズル引き延ばして気づいたら夕方・夜…やる気を出すためには手を動かさなくてはいけないのと同じで作業を始めるにもすでに行動を開始している必要がある。作業が苦手な人は気持ちの切り替えがうまくいっていないので「これから作業するぞ!」という意気込む場所や逃げられない場所を作る必要があり、それがディスコ―ドの通話参加ボタンになるのだ。

理由2 集中力の強化、無駄な時間の短縮効果
一人でいると作業のキリのいいところでついスマホを開いてしまう。公式垢の情報チェックやトレンドになっているワードの検索など意味はなくはないが作業にとって必要のないwebブラウジングをしてしまう。作業通話はしゃべり続けるので逆に非効率に思われるかもしれないが、一人で黙々と作業していると雑念が湧いてくるタイプには会話はいい吐き出し口になる。また会話は脳の活性化に繋がるのでいい刺激にもなって眠気も飛んだりアイディアが湧いてくることもある。作業全体で見ればとにかく手を動かすのが大事なので手をスマホから遠ざけるのに有効なのである。

理由3 相互監視効果
誰かがいるということはそれだけで心強い。競争心のある人は負けじと作業するだろうし、一人では寂しいと思う人にとっては一緒に作業する仲間ができる。また絵描きであれば作業を配信して(ディスコ―ドには画面共有機能がある)アドバイスをもらったり、人の描く様子を見て勉強できたりもする。同士がいることでより仲間内で高め合うことも慰め合うこともできて人知れず挫折するということもなくなるのだ。

それに一番大きいのはお互いを監視できることでサボりが発生しない環境を作ることができる。誰かが作業しているのに自分がしていないと人間焦るもので受験シーズンの教室のような雰囲気になってくる。他にも他人の頑張りが可視化されるので、ツイ廃が実は影の努力家だったなんて判明することもある。

ということで三連休中に作業通話していたらいつものように時間を無駄にすることが減った。skebの依頼もようやくラフが完成したところでこれから作業していけば締め切りまで間に合いそうである。

しかし作業通話のいいとこばっかり書いても興味本位ではじめてみた人がガッカリしないように悪いとこも書いていこうと思う。

>荒らしがやってくることもある<
招待リンクをツイッターで貼ったら荒らし共栄圏に凸られる
@everyoneみたいにサーバー内全員にリプ送ったりするので迷惑

>会話はコミュニケーションなので合わない人は合わない<
嫌われる人の特徴をまとめてみたhttps://cremu.jp/topics/24315参照
・自分の話ばかりする
・マウントしてくる
・場の空気が読めない
・人を選ぶ話をする(カプや下ネタ等)
・暗い話や重い話をする
・愚痴や悪口を言う
・知らん人の話(身内ネタ)をする
・プライベートを詮索する
・作業しないのに入って来る
・生活音やタイピング音がうるさい

だいたい普段の会話でも嫌われるやつだから普通に接していれば良さそう
会話苦手な人はミュート設定で入ればOK

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