火山旅~孤立を旅する~
別に火山を旅しているのではない。
山の上で火を焚いて野宿するのが火山旅(かざんりょ)である。
秋の行楽シーズン山への旅は愉快そうに思えるが、この火山旅というのは修学旅行でも家族旅行でもハイキングでもなく、一人の孤独な旅を表しているという。
寝床も定まらず、衣食もままならず、限りなく不安な夜を一人で過ごす。
それが「火山旅」の意味するところなのだ。
なぜ急にそんな話をし始めたかというと、人生において占いがどうしても必要な時が自分にはあるからだ。
これはちらいむさんから教わった占いのサイトなのだが、それがなかなか当たっているというか引いた時の自分の心境に合致しているので、毎回頼りにしている。
頼りにしているというのは例えば気軽にできるタロット占いなんかは一日の指針程度に考えているが、この占いの場合、使いどころは人生の一大事であるとか、どうしても気持ちが塞がっている時にしか使わず、それこそ困った時の神頼み的存在なのだ。
そのサイトで出てきたのがこの「火山旅」である。
その意味は不安や孤独に苛まれる時期であり、何事もうまくいかない不安定な時期でもある。そして変化を受容しなければいけない時で、状況を見極め、物事に冷静に対処し、地道な努力をし続けないと願いは叶わないというまるで極寒期の受験生のような運勢なのである。
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