Thank you so much!

2023年3月20日 10:36

機関車のEF65がひとつまたひとつと引退していっています。雨の日も風の日もギラギラと日が照りつける日も、ずっとずっといろいろなものを引っ張ってがんばってきたEF65、お疲れ様でした泣！

ちなみにこれは私が先日見に行った、機関区を後にするEF65。
新鶴見の諸先輩方々から教えてもらったのですが、よく見ると機関車のすみっこにそっと『お疲れ様でした』などとメッセージが書かれていたそうです。我々外から見ている人がこれだけ名残惜しく思っているくらいですからね、中の人からしてみたらもうもうめちゃめちゃに寂しいよね。先日別の廃車回送の時には『Don't forget me』と書かれていたみたい。泣いちゃうね。

話は変わって私のエレピのお話です。長らく使っていたKORGのエレピがあります。とりわけて高級なものとかではないのですが、とても気に入っていてほんとに長く使っていました。私の中のヒット作もこのエレピから誕生しているよ！重さにしたら20キロ弱あるにもかかわらず強引に持ち運んであらゆるところで共にライブしてきました。遠くは沖縄、そして伊豆大島には東海汽船に乗って何度も行ったものです。

故障知らずのエレピでしたが、辻堂のスタジオで行ったアルバム『斉藤よし恵』のレコーディングの時に突如ラの鍵盤が元に戻らなくなり修理しようとしたところ、もうパーツがないとのことで修理不可。もはやここまでと思ったものの、強引に鍵盤を開けて中の掃除をしてみたら見事復活！

それでもやはり寿命だったのか、徐々に音が弱くなり、しまいには蚊のごとくボリュームマックスにしても聞き耳を立てなければ聴こえなくなりお役目御免。

それでもなんとなく処分できずに部屋のすみっこに置いていました。とはいえ放置状態で埃かぶってましたが！

そんなこんなで使えもしないのにずっと持っていたエレピですが、今朝ついに私の手元から離れました。壊れ物と共に回収です。エレピ単品ではその気持ちになれなかったけれど、何かの時に〜の何かが来たわけです。今朝一番の回収でしたので昨夜えっちらおっちら置き場に持っていきました。

処分するとはいえ出す前に一度キレイに拭き拭き。そして外の置き場まで持って行って眺めてると近所のおじさんが『それ、捨てちゃうの？』と目をキラキラにして寄って来ました。おじさん瞬時にステキなピアノライフを期待したのでしょうか、残念ながらもう壊れて直せないんですよと伝えると『あぁ〜』と残念そうに帰っていきました。