靴紐のこと
靴といえば私の場合コンバースです。一年のうち360日はコンバースを履いています。残りの5日はどうかというと雨で長靴一択、ゆえに靴≒にコンバースです。
履くものが決まっているというのはある意味とても楽で、靴がヘタってきてもあれこれ悩まずさっと同じものを買うだけで済むと。実にオートマチックシューズです。以前私はとても気に入っているトレーナーがあって、それを一生毎日着て過ごしたい欲が止まらなくなり、現品からパターンをおこしてもらってたくさんストックしたいと友達に相談したことがありました。よい友なのですぐ知り合いのそのスジのプロに聞いてくれたのですが、さすがに業者のロットにゃ太刀打ちできんじゃろということで願い叶わずでした。まーそりゃそうか。
話を戻しましょう。実は昨年の秋頃に革靴を買ったんですよ。これは私の中で号外が配られるほどの珍しいことでした。
買ったのはメンズっぽい紐の革靴です。レースアップシューズというそうです。コンバースでない靴はとってもとっても新鮮でした。違う靴をはくってこんなに楽しいことだったんだ!今まで何やってたんだ私!と、その日からほぼ毎日この革靴をはいています。革靴っていいですねぇ。
と、エブリデイ革靴をレッツエンジョイな今冬、とても寒い冬なので厚手のウールのズボン(ズボン!)と合わせるのが今の私のトレンドです。この組み合わせがすっかり気に入ってほぼ毎日これなのですが、ひとつ問題がありました。ズボン(ズボン!)の裾がちょうど靴紐の結び目にかすって紐がすぐにほどけてしまうのです。少なくとも1日に10回以上は結び直す勢いです。これはなんとかせねばと考え、
解決策① めちゃハイウエストではいて、ズボンと結び目が触れないようにしてみましたが、ズボンはずり落ちるのでこれはイマイチでした。
解決策② ズボンの裾を折り返してみましたが、どうもこのズボンは折り返すとかっちょよくない。
ならば結び目の方をなんとかしようとネットで検索したところ、解けない靴紐の結び方というのがありました。よっしゃこれだ!
図解に倣って結びました。まずは普通に一度結び、次に左右の紐にそれぞれ輪っかを作ってその輪っかにお互いを通して引っ張る→完成でしたが、何度やっても振り出しに戻ってしまう。なんでじゃ?このサイトの書き方がわかりにくいのかなと思って別のサイトのを見てやってみてもやっぱり振り出しに戻っちゃう。なぜなのだ。そもそも輪っかを輪っかにお互い通し合うが意味がわからない。イアンノットというそうですがイアンがわからん私でした。
イアンがわからんで3日ほど経ち、もうこうなったら固結びしちゃうよ!となりかかりましたが、固結びをしたところでちょうちょ部分はほどけてしまうわけですから意味なしでこれも却下です。残るはミッドノットか。ミッドノットとは我が音楽の先輩の編み出した絶対解けない結び目。ついに私もそんなミッドノットに手を出す時が来たかと気合が入りましたが、よく考えたらミッドノットは海釣りの結び方でした。わぉ!ちなみにミッドノットは世界的に有名なので気になる方は是非ググってみてね。
と、靴紐に関して半ば諦めかけていたのですが、ある朝もうっ!とやぶれかぶれで靴紐を固く結んでいたら勢いあまって、蝶々結びのあとに一方の輪ともう一方の端でもう一度蝶結びみたいにして結んでしまったのです。『あら、わけわかんないことやっちゃったなー』と解いて直そうと思ったのですが見た目はいたって普通の結び目だったのでもしや?と思いもう片方もどうやったか思い出しながら同じにしてそのまま出かけたのです。そしたら
一日一回も解けなかった!
しかもそのまま3日たっても1週間たっても一度も解けていません。なんということでしょう!
もしかして結び方、作っちゃった?
これはヒロコフォンノット完成なのだろうか???