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東福生へ

なんと我が楽曲のカバーバンドが爆誕したということで、ライブ会場である東福生UZUに昨夜は出かけてきました。南武線に長く乗るので駅前の本屋で厚めの文庫本を一冊ゲット。読書しながら行こうとしたところ、本を開いて気がつくとそこはもう終点立川。おぉ!

さて、福生方面にいくためには立川から青梅線です。1番線の青梅線に移動しながら行先表示にチラッと目をやると『次の青梅線は5番線です』と5が赤く点灯していました。おっと!5番線ということは中央線直通の青梅線だな。と、ちょっとニヤニヤしながら5番ホームに降りると、向かいのホームになんと国鉄色の電車が入ってきました。なんだあれは?

なんだあれは??


すかさず電車の先頭が見えそうなところまで移動しましたが、出発しまーすとのアナウンスとともに国鉄色電車はふんわりと行ってしまいました。日立行きと書いてあったぞ?なんだろーな、などと思っていると今度はホーム反対側にあずさがやって来たので、なぜだかわかりませんが条件反射的にスマホを向けて撮影。私はいったい何をやっているのでしょうか。

そんなこんなしているうちに我が5番線にお待ちかねの中央線直通青梅線がイン。来ました来ました!ちなみになぜ私が5番線発の青梅線でニヤニヤしていたのかと言いますと、こちら発は一駅間を通常の青梅線とは違う青梅短絡線ルートを通るのですヨね。単線でワクワクなんですよ。ということで、やってきた電車がめちゃ空きにも関わらずドア横に立って窓の外をガン見するスタイルで臨みましたが、すでに外は暗く、視界に映り込んでくるのは単線の世界ではなくやや疲れた自分の顔。果たして短絡線を通ったのかどうかもよくわかりませんでした泣!

さて、会場である東福生UZUは八高線の東福生駅からすぐのところにありますが、拝島駅で青梅線から八高線に乗り換えをすると待ち時間が長いので、福生駅から歩いて行こうと思っていました。しかし友が牛浜駅にてピックアップしてくれることになりましてめちゃくちゃありがとう!

ということで牛浜駅に到着し、電車の開閉扉のボタンを押して電車を降り、友の車に乗り込むと、おもむろにクリームシチューが差し出されました。なんと!いきなりクリームシチュー!?なぜここで?これは夢?と、一瞬何が起こったのかよくわからなくなりました。結論から言えば、つまりこれは私の夜ご飯なんですね。嬉しい!美味しい!めっちゃステキ!ということなんですけれど、車に乗っていきなりクリームシチューが出てくるんですよ?しかもホッカホカなんですよ。みなさんは車に乗っていきなりクリームシチューが出てきたことってありますか?ないですよね?私もそこそこ長く生きて来ていますがこれが初めてでした。生きているといろんなことがありますが、車に乗っていきなりクリームシチューが出てきたのは初めてです。え?なに?シチュー?早く食べろって?え?わかった!ん?なにこれうっまー!めっちゃうまー!!の流れです。これは状況を把握するのにしばし時間がかかりましたねー。
ちょっと諸星大次郎の世界?と言いますか、パンも食べよと差し出され、もはやこれから塾にてハードな受験勉強に挑む小学生の移動中っぽくもあるような、少し緊張感も入り混じった夜ご飯イン・ザ・カーなのでありました。
で、この緊張感というのは、つまりは私の曲が演奏されるわけですからね。果たしてどの曲がピックアップされるのか、それは一曲なのかニ曲なのか、そしてライブのどの辺でどんな雰囲気で披露されるのか、いやそもそも私の楽曲がカバーソングとして耐えうるものなのかどうか等々、考えれば考えるほど背筋がピンと伸びる思い、というか車中でシチューをすする受験前の小学生の心境なのでありました。

そんな美味しさと緊迫感が入り混じったまま、車は東福生の駅前に到着しました。友は手慣れた様子で先払いの駐車場に車を止め、私がたいらげたシチューの容器を回収し、すぐそこの会場UZUへと小学生の心境の私を引き連れて、東福生の夜道を2人で歩いて向かったのでした。

ドキドキドキ!

《続く》

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