三茶の河童
中華の新華楼、長崎ちゃんぽん、お茶屋で一等賞ゲットとなぜだか三軒茶屋フィーバー中です。そして昨日もひょんなことで三茶が私に扉を開いてくれました。三茶が私を呼んでいる?というか三茶が私を励ます会でも結成したのか?そんな感じでありますよ。
ということで、またしても三茶話です。
三軒茶屋の駅を出てすぐのところの自販機でお水を買おうとしました。小銭を入れるとお水のボタンだけ<売切>の表示が。なんだよぅと思いながら返却レバーをペコっとやって110円を取り戻し、ほかに自販機かコンビニがないかとすぐそこの角を曲がり裏路地に入ってみたのです。すると、
おやぁ〜?
ちょっとちょっと〜なんですかーこれは(喜!)。自販機でお水を買いたいだけなんだけどなぁ〜。私はただお水を…
『はいお水ですよ〜っ』て!そーじゃないでしょ!
てゆーかなんだろかここ(ニヤニヤ!)。と、看板の隅っこをよくみてみると、
あららー。ランチやってるってさー。
全貌を見渡してみると
うぉぉ!なんじゃここー!かっこえぇ〜
ということで、お水ならお冷やがあるもんねと迷わず引き戸をガラガラガラ〜ッ!と開けてしまう私でありました。ひゃ〜。こんなお店がいきなり現れるなんて!
・・・ ・・・ ・・・
いらっしゃいませぇ〜
と、女将の声。引き戸を閉めた瞬間に外が吹雪になりました。そして『燗酒……』と言いながらコートについた雪を払ってしまいそうになりました。そんな高倉健な店内です。
いやぁとってもいいなぁ!カウンターだけのこじんまりした店内で、女将ともう一人の女性の2人で切り盛りしています。席に座るとカウンターの壁にガス栓がありました。きっとここに繋いで湯豆腐とかやれるんだ。演歌聴きながら湯豆腐なんてサイコーだなと思うとさらにテンションが上がり、またしても表が吹雪になりました。
ところが意外にもBGMはジャズなんですねー。まぁ三茶ですしね。もしもジャズでなくラジオから演歌だったらちょっと高倉健すぎちゃうかもですしねぇ。
さて、北国を妄想してぶっ飛んでばかりもあれですのでさっさとランチをお願いすることにしました。『おかあさんカレー』なるかわいい名があったのでカレーを頼んでみましたが、どうやらおかあさんカレーは日替わりでしかも今日ではないと。魚定食でどうかとのことだったので迷わず鮭をチョイス。鮭大好き!
再び脳内で北国の高倉健を描きながらぼんやりしていると、パチパチッと鮭の焼ける音がしてきました。カウンターの奥をそっと覗いてみると焼き網の上に切り身が乗っています。いいにおい!あ゛ー!ビール飲みたい!
お待たせしました〜!
『こーゆーのがいいんだよ〜』な鮭定食です。
昆布の小鉢と、漬物はにんじんと瓜。こういうのがいい。と言うか、『こういうの』こそ贅沢。今そこで焼き網で焼いてもらってすぐ出てくるってものすごい贅沢よね。しかもこの鮭がすんごいおいしいときた!ヤバい!鮭バンザーイ!鮭定食サイコー!
毎日食べたいほっとする実家のご飯みたいな感じです。(ご飯は半分より少なくしてもらったので普通に頼んだらもっとありますよ!おかわりもできます。)
そしてご飯の最後の一口は、焼き加減サイコーな鮭皮でくるっと包んでパクり。う、うまい……。鮭皮サイコー!
ごちそうさまでした……
会計を済ませると、女将さんがカレーは週の初めが多いよと教えてくれました。鮭が美味しかったことを告げると、女将さんもこの鮭が好きだと言っていたのできっと仕入れ先がベリーナイスなのでしょう。私は、必ずまた食べに来ますと告げコートの襟を立て引き戸を開け、再び吹雪の中へ帰っていくのでした…
ってコート着てないし外は快晴だけどね!
それよりも、次回はランチでなく夜の部に参加したいと思っとります。
きっと高倉健だらけだろうな〜
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