奇跡の話を探すようになりました。人間は柔ではない

父が入院してから、病状は安定しているにもかかわらず、心配性の私はあまり夜眠れないようになってしまった。
父に入院生活で呆けないようにと読書を進めても、今はそれどころではない、ネットで動画を見ているから大丈夫とのことで、読書をする気力がないという回答であった。最初個室にいるので、夜に何か読み聞かせをしようかと提案したところ、いらないとのことであったが、しばらくして承諾するようになった。
それから大部屋に移るまで、約2週間ほど夜30分ほど読み聞かせを行なっていた。
読み聞かせをすると、自分の声が威圧的に聞こえるのではないか、もっと柔らかくすると印象が変わるのではないかと、自分の発声法が気になり、なるべく柔かく聞こえるようにするなど毎回工夫するようにした。
その時に、叶姉妹の声質はとても柔らかく、読み聞かせや病人にとっては聞きよいのではないかと思った。
読み聞かせの話を探すとともに、夜眠れなくなった自分を安心させるためにも他の闘病者のブログを探して読ませてもらうようになりました。
入院、病院ということに全く縁がなかったのですが、いろんな方がいる割に、割と皆さん早く退院されていたり、自分で院内を動けているものが多いような印象を受け、逆に不安になったりしました。
これまでで1番勇気をもらったのは、南米の方が昔流行ったスペイン風邪を生き延び、今回のコロナも102歳という年齢で3週間の闘病を経て回復したというものと、沖縄の戦争体験のおはなしでした。
https://abuchiragama.com/survivor/606/

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