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読書からの学び

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50代の自分がキャリアを考える上で、読書からの気付き、学びを抽象化しながらメモしています。
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#ミドル世代

長く現役でいたい

「老いては「好き」にしたがえ!」(片岡鶴太郎著)を読んで、年を重ねながら人生を楽しむことがとても素敵だな、と感じました。 ■新しいことを学ぶのは楽しいキャリアコンサルタントの試験が終わってから、2つの新しいことを始めました。 1つは、ヨガ。 ここ最近の運動は軽いジョギングだけでしたが、体の柔軟性やしなやかな動きに憧れて、数年ぶりに復活しました。 まだ数回通っただけですが、ジョギングと同様に、頭を真っ白にすることができ、とてもスッキリとします。1年後には、“あの”ポーズ!が

94歳フォトグラファーの挑戦にエール!

「とても素敵な写真展に行ってきたんです!」 知人に紹介されたのが、特別企画展「西本 喜美子『もっと遊ぼかね!』」。 パンフレットを見せてもらい興味を持ったものの、会期は残り数日で終了…。 残念に思っていたところ、西本 喜美子さん著「94歳、自撮りおばあちゃん やりたい放題のひとり暮らし」が出版されていました。 西本 喜美子さんの好奇心と楽観さは、ミドル世代のキャリアを考えるヒントがありそうだと思いシェアです。 ■趣味は世代を超えた仲間をつくる当時74歳でパソコンを始め

50代こそ「私の人生、まだまだこれからかも!」と信じ続ける

ミドル世代になっても、誕生日が嬉しい! と言い切れるのは羨ましいです。 歳や経験を重ねて重ねることで、 心が豊かになる と思えたら幸せだと思いませんか。 「人生後半、上手くくだる」(一田憲子著、小学館)を読んで、一田さんに共感することが多く、一度お会いしてみたいなーと感じました。 ■すべてを肯定するこの考え方は、とても素敵だと思いました。 ネガティブに考えても何も始まりません。 歳を重ねることを受け入れて、前向きに進んでいこうという気持ちが大事なんだと思うのです。 す

そうか!脳の疲れはマルチタスクだったのか

これまでマルチタスクが得意だと思っていました。 エクセルのタスク表や手帳へのちょっとしたメモを使って、あれもこれもバランスよく捌いてきた実感があります。 しかし、最近 脳が疲れる と思っていたんです。 「究極の疲れない脳 ~5人の名医が脳神経を徹底的に研究してわかった~」(内野勝行、櫻澤奏多、田中奏多、田中伸明、來村昌紀共著)を読んで、私にとってはマルチタスクが原因だと気付きました。 50代のミドル世代だからしょうがないのかなと思いつつ、脳の使い方、もしくは休め方がある

「絶対悲観主義」で自分らしさを大切にする

昨年から話題になっていた楠木健さん著「絶対悲観主義」(講談社α新書)を読みました。 実に爽快なテンポ! 後半になればなるほど、ぐっと加速して読み切りました。 年代が近いこともあって、ミドル世代での気付きをメモします。 ■自己認識に近道なし(回り道もなし)昨年、ミドル世代アップデートコミュニティでは、「自己認識」のためのワークショップをやってきました。 これまでの各人の経験やスキルを生かし、今後現業や現業以外のところで自分の力をどのように発揮していくのかを考える上で、まずは

「世界一」でなくていい。「最高の自分」と思える充足感を追い求めたい

ミドル世代において、「キャリアの成功」とは何でしょうか? ずーっとモヤモヤしていました。 法政大学キャリアデザイン学部教授 田中研之輔さん著「今すぐ転職を考えていない人のためのキャリア戦略」を読んだときは、 キャリアのゴールを先に伸ばしてみる。捉え方次第で、キャリア戦略は変わる! と考えたりしていました。 そんな中、SNSの知人の投稿をきっかけに、「Dark Horse ~好きなことだけで生きる人が成功する時代 (Todd Rose & Ogi Ogas著)」を読みま

自分の人生は、「自分で経営する」

「会社では中期計画や来年度の活動方針を立てるのに、自分のキャリアも同じように計画を立てて進めていますか?」 大学院入学前のセミナーに、ある講師に問い掛けられた一言です。その後、大学院に進み、自分のキャリアについて未だにずっと考え続けています。考え続けるというとずっと同じところに留まっているように思うかもしれませんが、私の頭の中ではらせん状の階段を上がっていっているイメージです。 ソニー元CEO出井信之さん著「人生の経営」を読みました。特に、「はじめに」で書かれていた「定年

メンターンとは、メンター&インターンである(モダンエルダーより)

昨日4月1日、各社で入社式が行われていましたね。 社会人デビューしたフレッシュな新入社員からの刺激を受け、ミドル世代の働き方について、「モダンエルダー ~40代以上が「職場の賢者」を目指すこれからの働き方~」からの気付きです。 メンター+インターン=メンターンというのが、モダンエルダーの考え方です。 ・モダンエルダーとは同本では、モダンエルダーを「新しい年長者」と訳されています。 著書のチップ・コンリーによると、モダンエルダーのほとんどは50歳を超えていて、 ・優れた

55歳からの幸せな独立戦略(働くから元気になる!)

2月5日に開催された、「第2回東京シニアビジネスグランプリ ファイナル」の一部を観覧しました。 皆さん、覚悟と自信を持って発表され、大変刺激を受けました。  同会では、前川孝雄さんの「55歳からの幸せな独立戦略」と題した講演があり、オンラインセミナーに参加しました。  ミドル世代アップデートコミュニティを考える際のヒントがあったので、整理してみます。  ■元気だから働くのではなく、働くから元気になる 「えーっ?65歳?全然見えなーい、若ーい!」 と、驚いたことはありませ

ミドル世代が抱えるモヤモヤ感の正体とは

「働くみんなの必修講義 転職学 人生が豊かになる科学的キャリア行動とは」(中原淳さん(立教大学経済学部教授)、小林祐児さん、パーソル総合研究所共著)を読みました。 転職を考えているわけではありませんが、 「転職時に何を考え、悩み、転職先を決めているのだろう?」 「ライフキャリアをデザインするのにヒントがあるでは?」 と手にとってみました。 ヒントがあったのは、ミドルの転職のパート。転職について書かれている部分ですが、現在の自分の立場に置き換えながら理解を整理してみます。