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読書からの学び

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50代の自分がキャリアを考える上で、読書からの気付き、学びを抽象化しながらメモしています。
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#役職定年

責任感を手放すと、気持ちがすーっと楽になった

「責任感なんて、もういらないないのよ」。 とある会合での懇親会での会話です。 働いていると、任されることがどんどんと大きくなり、マネジャーに昇進してからは、いつの間にか、「責任感」を背負ってしまっていました。 「私がやらなければならない!」 「私しかやれない!」 とつい、思い込んでしまうものです。 役職定年になっても、自分が無意識に負っている「責任感」から解放されることはなく、 「責任感なんて、もういらないないのよ」。 と聞いて、自分でも囚われていたんだな、と気付きまし

定年前と定年後の働き方。定年は人生の通過点と捉える

皆さんは、定年前と定年後での働き方は変わると思っていますか。 もしくは、定年後は働かない、と決めていますか。 「定年前と定年後の働き方 サードエイジを生きる思考」(石山恒貴さん著、光文社新書)を読みました。定年だけを意識しなくてもよいのかな、と思えた1冊でした。 ■役職定年や定年は通過点に過ぎない企業で働く50代は、多かれ少なかれ役職定年、定年を意識するようになります。 定年は会社の卒業を意味し、役職定年は役職の卒業と、無意識に捉えてしまうものです。だから、定年、もしくは

競争はしなくていい。豊かさを感じて働きたい

定年後、皆さんはどんな働き方をしているんだろう? そもそも働いているんだろうか? 定年後の世界を知りたくて、坂本貴志さん著「ほんとうの定年後『小さな仕事』が日本社会を救う」を読みました。 くらかけやさんが『ほんとうの定年後』読後メモで、統計データを基に定年後の実態を明らかにし、日本の社会のために定年後の人たちが担うべき仕事について説いた本と書かれていました。 ■競争に打ち勝つ働き方を諦められるのか組織で働いていると、他者と比較しないように思っていても、知らず知らずのうち

55歳からの幸せな独立戦略(働くから元気になる!)

2月5日に開催された、「第2回東京シニアビジネスグランプリ ファイナル」の一部を観覧しました。 皆さん、覚悟と自信を持って発表され、大変刺激を受けました。  同会では、前川孝雄さんの「55歳からの幸せな独立戦略」と題した講演があり、オンラインセミナーに参加しました。  ミドル世代アップデートコミュニティを考える際のヒントがあったので、整理してみます。  ■元気だから働くのではなく、働くから元気になる 「えーっ?65歳?全然見えなーい、若ーい!」 と、驚いたことはありませ