リズムに乗って体を動かすだけ。それが一番気持ちいい!
どんな音楽が好きか?と聞かれたら、いつも答えに困ってしまいます。
音楽に関しては好き嫌いがほとんどなく、クラッシックからポップミュージックまでなんでも聞き、ジャンルに関係なく、メロディーとリズムがはっきりしているものが好きです。
その昔、田舎から東京にやってきた頃は、刺激的なものがたくさんで、毎日ワクワクしていました。
親元から解放され、時間に縛られないのも魅力的でした。
だから、夜に繰り出すのが楽しくてたまりません。
日本では1991年から1993年頃にバブルが崩壊した、と言われていますが、1995年ごろまで、残り香が色濃く残っていました。
ちょうど私が遊び盛りの頃でした。
バブル、っていうとジュリアナ東京の映像が流れますが、実はジュリアナ東京がオープンしていたのは1991年〜1994年なのです。つまりもうバブルが終わりかけていた時なのです。
ディスコに通ったりもしていることもありましたが、私はみんなが同じ踊りをすることになんだか馴染めず(幼い頃、学校であったマスゲームに少々トラウマがあり・・・)、クラブに行っておりました。
東京に出てきて、私が行きたい!と一番に思った場所は、GOLDでした。
みなさん、ご存知ですか?芝浦ゴールドとも呼ばれていたあの場所。
全盛期には、マドンナやミックジャガーも一番上のフロアーのYOSHIWARAに入り浸っていた、という噂もあるほど。
クラブって小さくて暗くて、というイメージがあったのですが、1階から7階まである倉庫を改造して作られていたので、結構大きかった上に、フロアーによって音楽も雰囲気も違うので、飽きたら、というかDJが変わったりして自分が好きな曲でなくなったら、別のフロアーに行って踊る、ということを繰り返しできるのが当時の私にとっては新鮮でした。今では普通でしょうけれど。
そんな私の中でも大好きだったのが、日本の代表的なテクノ・アーティストのケン・イシイ。
このビデオクリップを初めて見た時、鳥肌が立ったのを覚えています。
そんな私にとってはヒーロー的な存在のケン・イシイで、本当は今日、彼がDJをするので見に行くのを楽しみにしていたのに、リュウマチがひどくなり、歩くのもままならないので急遽キャンセルに!
もう悔しくてたまらない!!
先日招待していただき、あるイベントに行かせていただいたのですが、最近みなさん踊らないんですね。
っていうか、石原さんのせいで、東京からクラブというものがなくなってしまったのですが、オリンピックを招致するのに東京に来た外国人が夜に遊びに行くところないよね、ってまたクラブを復活させようとしたのですが、規制をしている間に若い人たちがクラブに行かなかったので、リズムに合わせて思い思いに踊ることの楽しさを知らずにいてしまったせいなのでしょうか?
しかもコロナでこの3年間はみんなで集まることもできなかったので、大勢で音楽を聞くこともなかったことでしょう。
音楽が大音量で流れる中、リズムに合わせて思い思いに踊るのって楽しいです。
もしやったことのない人は、是非やってもらいたい。
原始的なことが、実は人間にとって一番気持ちいいものだったりするのですから。