プロフェッショナル クワランティニスト
こうしてパソコンの前に座って文章を考えるのは約1ヶ月ぶりだろうか。
あまりに久しぶりのnoteなので、改めて私の状況を説明してみようと思う。
私は今ストリートダンスのリアリティ番組「Street Dance Of China」に出演するため中国に滞在している。今で約2ヶ月ほどが経っただろうか。コロナウィルス対策により、現在中国への渡航はかなりハードルが高く、高額のPCR検査を3回とホテルでの3週間の隔離生活の末、ようやく中国で活動することができる。
この番組に出演するに至った経緯や隔離生活での様子を細々綴ったnoteは、想像していたよりずっと多くの方に読んでいただくことができ、沢山の応援のメッセージをいただいた。
渡航後の3週間の隔離が終わってから、それはそれは沢山の出来事が起こったのだが、番組のリアリティーショーという性質上、SNSへの投稿など気を遣わなければならないので、ネット上に軽々しく日記など載せることはできない。また、隔離生活中のnoteの登場人物は、ほとんどがもう二度と会うことがないであろう空港スタッフやホテルスタッフなどだったので好き勝手に書くことができたが、現在何かを書くとなると固有名詞のオンパレードになってしまうので、それはどうも気が引ける。
と言うわけでnoteを全然更新していなかったのだが、今日更新したのには理由がある。
今私は、再び隔離されているからだ。
なぜ隔離されているのかは、まぁ色々あって…としか言いようがない。まぁ色々あるのだ。ある日突然今から隔離です!と言われ例の防護服を着せられホテルにぶち込まれる貴重な経験をさせて頂きある意味感謝である。
隔離期間は10日間で、今日は最終日。
皆さんは隔離はさぞかしキツイだろうとお思いだろうが、私は結構隔離生活を楽しめるタイプの人間である。前回の隔離もそうだったが、今回も非常に有意義な時間を過ごすことができた。プロフェッショナルダンサーの肩書きの横に「プロフェッショナル クワランティニスト(隔離ニスト)」と添えても遜色ない。
私はプロフェッショナル クワランティニストなので、最初に海老アレルギーであることを伝えているにもかかわらず、食事にガッツリ「でかいエビを茹でただけのやつ」が出てきても動じない。(しかも2回。)
動じないどころか、アレルギーで食べれられないやないか!!と言って本来は禁止されているデリバリーを頼むことを許可させるという荒技まで披露するプロフェッショナルぶりである。
前回の隔離でエビが登場した時はただただそっと弁当箱を捨てることしかできなかったので、中国生活2ヶ月目の成長を感じる。
1人で過ごすのは結構好きだし(この世には暇潰しのコンテンツは無限にあるし)、連絡をとってくれる友人もいるおかげで、10日間はあっという間だった。あと3日ぐらい延長してもいけるぐらいじゃね?と思っていた途端トイレが詰まり、急に帰りたくなった。何事も調子に乗るもんじゃないと肝に銘じたのであった。