第四回 Perfect!
「えいご三感王」とは?
みなさんも、もうお気づきだと思うのですが、大谷選手のまわりには、
感謝!感動!感嘆!の言葉たちで溢れています。
世界中に英語を話す方達は大勢いますが、日本語を話す人は圧倒的に少数、マイノリティ。なので日本語を話すことができるってすごいこと! 貴重なことだなあ!と、つくづく感じます。それになんと言っても、日本語は、大谷選手とも共通する言語です!同じ日本語で理解して共有できるって嬉しいことです。
日本語もできて、そのうえで、英語で、感謝!感動!感嘆!を伝えられたら、気持ちいいです。一緒にそんな気持ちを、大勢の人々と共有できると、楽しいです。
みなさんもご存知の言葉、大谷選手の感動的な名言もふりかえっていきたいと思います。また取材しながら見聞きした言葉などエピソードを交えながら連載していきたいと思います。
自分が伝えたい気持ちにピッタリの言葉が見つかって、すぐに使えると爽快です。感謝!感動!感嘆!
名付けて、えいご 三”感”王!おー!
Perfect!
主に英語を話すアメリカの人々にとって、スペイン語やフランス語、イタリア語などは、どこかに手がかりやヒントがあって想像できるそうなのですが、日本語に関しては、全くそれがなく、別物だと感じるそうです。
そんな中で、日本語にはかなり興味を持たれていて、記者さん同士でも、
「元気?」
「スーパー元気!」
と、日本語で挨拶を交わしているところに遭遇します。
6月のある日の午後、クラブハウスでは、選手の皆さんが、練習の準備をしているところでした。
大谷選手も、クラブハウスに到着して、準備をしているところ、ジ・アスレチックのサム・ブラム記者が、大谷選手の真正面に立って、必死に何かを絞り出そうとしていました。何か言おうとして「お」「お」「お」と。
私はサム・ブラム記者の後ろにいたのですが、何かを、大谷選手に言おうとしている様子を伺い知ることができました。
大谷選手も、サム・ブラム記者のその様子を察したのか、真っ直ぐに凝視していました。
次の瞬間、サム・ブラム記者は、思い切ってようやく発しました。
「お疲れ様でした!」
と、綺麗な日本語。
大谷選手は、間髪入れずに
"Perfect"
と、サム・ブラム記者の日本語を絶賛したのでした。
周りで聞いていた、広報の方や、他の記者の皆さんも、
「Shoheiにパーフェクトって言われた!」
「すごい!サムさん!」
「わあ、すごいすごい!」
と声をかけ周囲が笑いに包まれました。
サム・ブラム記者は、その日、ヒーローでした。
Perfect! パーフェクト! と言われると、真っ先に「完璧!」という意味が飛んできますよね。こんなこと言われたら、日本語を知っている日本人は、特に嬉しいです。
Perfect よくやった、申し分ない、これ以上いうことはない。
この他に、よく受け答えで、OKの意味で使われています。
Perfectは、三感王の感嘆!
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