「好き」が仕事になる365日③
~3日目~
③スルースルーで聞き流そう(つづき)
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全身の「痛覚」が異常になってしまった私
病名
【線維筋痛症】
【心身症の一種】
私は、ノイローゼにかかったのか。
と、自分の身体を、さすりながら、
これからどうしよう・・・と、
毎日、ボーっと過ごしていました。
ベッドの上で、
「痛い」「痛い」と言い続ける私は、
通常の痛み止め(ロキソニン・ボルダレン)が
効かない。
痛み止めは、「炎症」があるところに作用して、
炎症を抑える作用があるけれど、
私の場合、「炎症」なんてしてない。
脳が、ひたすら、痛み信号を送り続けているのだから、
止めようがない。
出されるお薬は、「精神病患者のソレと同じ」
中には、「幻覚や幻視が出る」副作用があるものも。
そんな薬、飲んでられるか!
と、私は、飲んだフリをしていました。
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でも、ちゃんと治さないと・・・
社会に復帰できない・・・
正常な心ではなかったけれど、
治さないと!という思いは強かった。
ある日、娘が、ばぁばと一緒に
お見舞いに来た。
「ママ!ママ!ママ~!」
と、走ってくる娘。
可愛い、
と、思った瞬間!!
娘が走ってくる、その空気の流れ、
ささいな風圧で、
身体が反応してしまい、
「痛い!!!!!!」
「こっちに来ないで!!!」
と、娘を
殴り倒してしまいました。
まだ、、、3歳なのに。。。
それを見た、ばぁばは、
「はるちゃん、今は、ママ、しんどいから、
帰ろうね」
と。
「いやだー!いやだー!
ママ!ママ!ママがいい!」
「ママぁぁぁぁぁぁぁ~!!!」
と、
遠ざかっていく娘の悲痛な叫びに、
顔をゆがめながら、
私は、
号泣していました。
もうヤダ・・・
助けてよ。
最低のお母さんだ。
最低のママだ。
私は、なんて最低なんだ。
大好きな娘、さえも、まともに
育てることが出来ない。
でも。。。。
私は、このまま死んでいいの?
このまま、腐っていいの?
その時、決心しました。
絶対、治して見せる。
私は、もう、二度と、
心を病まない!!!
二度と、倒れない!!!!
ドクターの言う「薬」もちゃんと飲んで、
ちゃんと治療を始めました。
ソーシャルスキルトレーニングを習い、
対人関係の中で、自分がしんどくならないような
コミュニケーションの取り方を、学びました。
精神科のカンファレンスルームで、
ドクターと一緒に、何十時間も話し合いました。
あの時の、ドクターは、今は海外の病院で
心のドクターとして活躍しています。
私を助けて下さったドクター。
そのドクターとの、二人三脚の時間。
何十時間も話し合った時間。
私一人では治せなかった。
人間は、一人では生きられない。
そう実感した瞬間でした。
そんな私は、治療の甲斐もあり、
だんだん病気が治ってきました。
ですが、線維筋痛症という病は、決して
完治することはありません。
いまだに、
身体が痛みだすときがあります。
そんな時は、あ、やばいやばい
何か、ストレス抱えてるな。
何がストレスだった?
どうした?と、自分と対話することで、
痛みを和らげ、ストレスを解消しています。
そして、
ストレスが体の痛みとして分かるようになったからこそ、
出来るようになったことがあります。
「人の意見にふりまわされない」
「人のことを気にし過ぎない」
「自分のことを優先する」
この3つでした。
私たちは一人では生きていけません。だからこそ、他人が必要で、
他人の評価ほど、私たちの生き方に左右するものは無いと感じています。
人にありがとうと言われれば嬉しいですし、
人に気持ち悪いと言われれば落ち込みます。
どんなに自分が自分に「かわいいね」と思っていても、
毎日他人から「ブス。ブス」と言われていると、
落ち込みます。
どんなに自分が自分に「よくがんばったね」と思っていても、
毎日他人から「もっと働けよ!」と言われていると、
悲しくなります。
他人の言動は、とても重みがあります。
だから、つい、
他人の言っていることの方が、正しいような
錯覚にも陥ります。
大ベストセラーとなった「嫌われる勇気」の
著者、アドラーは、他人に嫌われる勇気を持てと、説きます。
さらに、他人が、人に言う言葉は全て、「課題の分離」が出来ていないからだと、
他人は、「自分の問題」を、人に投げかけることで、
まるで「自分の問題」を解決した気になるのです。
たとえば、授業中にずっと席を立っている子がいるとして、
教師は、子どもに、「立ってはいけません!」
と注意をします。
もちろん、ルールとしての「しつけ」であり、規則への遵守を重んじての事。
そして、教師は、その子どもの保護者に「お子さんが、授業中よく立つんです」と、伝えるでしょう。
そのとき、保護者はどうゆう態度をとるでしょうか?
A「なにやってるの!立ったらダメでしょ!」と子どもを叱る
B「なんで立つの?」と子どもに聞く
C「そうなんですね、すみません」と教師に謝る
どの答えも、正解であり、どの対応も間違いではありません。
でも、アドラー流に言わせると、
「席を立つとどうなるか!?」は、その子どもの課題であり、
教師の課題でも、
親の課題でもない。
ということ。
必要以上に、子どもを叱る必要もないし、教師に謝る必要もない。
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今、私は、娘の問題を
学校の先生から聞いたときは、
「へぇ、そんなことがあったんですね」と、返事をし、
「娘にも聞いてみますね」と、伝えます。
娘には、「学校で、こんなことがあったらしいけど、
なんで、そんなことになったの?」と聞きます。
娘なりの意見が聞けたときに、
「そっか、そうなんだ!分かったよ」と、
先生に、娘の意見を伝えて、終わりです。
私が、なにか介入することもありませんし、
なにかを娘に「助言」することもありません。
自分が、何かを助言しなくていいと考えると、
楽に生きられるようになりました。
別に、いいことを言う必要もないです。
たとえ、娘であっても、人のことを気にし過ぎない。
それが、私の優先事項になりました。
そうゆう生き方をすると、とっても楽なんです。
「今、ここで、何か言った方がいいかな!?」
「あの人は、何を考えているんだろう」
「私のやりかた、間違っていたかな?」
そう思ってい悩んでいる時間が、どれほどあるか、ご存じですか?
私の大好きな本の1つに
「エッセンシャル思考」があります。
この本の中に、悩まなくなるだけで、どれだけ時間に余裕が出てくるか、
どれだけ心にゆとりが出てくるかという論説があります。
以前の私は、【仕事が断れない自分】でした。
それでも、さすがに、これは無理だなぁ、断らなきゃなぁということもあって、
どうやって断ろうかなぁって悩んでは、何時間、いや、何日も費やしていました。
今、悩むことがなくなったので、時間が余っています。
今日は、好きなことして過ごそう!
そんな日も増えました。
ぜひ、
「人の意見にふりまわされない」
「人のことを気にし過ぎない」
「自分のことを優先する」
この3つを心がけて、日々過ごしてみて下さいね。
自分のために時間を使って、有意義な日を過ごしましょう!!
次回は、「No!」を言おう
No!を言うためのコツをお伝えします!
こんにちは!
野邑浩子
ノムラヒロコです!
(HPはこちら)
私は、障害者施設の理事長
兼
起業コーチを行っています。
2023年
2社経営グループ年商1億
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